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2010.12.03
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 猫ごはん、と聞いてあなたは何を思い浮かべますか?
 キャットフード ?
 トッピングごはん ?
手作りごはん ?

 以前私は猫さんにはキャットフードしかあげてはいけないと思っていました。
 それが猫さんのベストのごはんだと信じていました。

 けれど愛猫・ラグドールの海が突然肥大型心筋症という病気になって、
 はじめて気づきました。


 「猫さんにとってのべストのごはんはキャットフードではなかったのかも」
 
 
 海が病気にならなかったら、
 私も「猫さんにはキャットフードが一番」とずっと信じていたと思います。


 海くん、ありがとう。
 あなたは神様に身を捧げ、自ら心臓病になって
 私に気づかせてくれたのね。


 前置きが長くなりました。
 きょうは猫ごはん、特に腎臓のための猫ごはんについて
 お話させていただきます。

 愛猫海に教わり、
 5年半かかって得た私にとっての学びです。
 

       (当記事はあくまでも私見によるものです。ご了承ください)


         ※ホームからとんで来てくださっている方
          すべてが太文字になって見えるようです
          きょうの日記タイトルをもう一回 クリックしてみてください
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          当記事は、私のメールマガジンの記事に加筆してお届けしています
          記事が配信されなかった方 ご迷惑をおかけして申し訳ありません         


 朝晩、かなり冷え込んできましたね。
 あなたの愛猫ちゃんはお元気でしょうか。

 冬は腎臓トラブルが多発しやすくなります。
 「冷え」と「腎臓」の間に深い関係があるためです。


 私の読者さまには慢性腎不全で苦しむ猫さんのママさんが
 たくさんいらっしゃるので、
 きょうは、「猫さんの腎臓病は治るの ? 」
 というお話をさせていただきます。


 腎不全と言った場合、
 機能障害がかなり深刻になってしまったことを意味するため、
 本文では腎臓病・腎疾患といういい方をします。


 犬君の場合も同じ考え方ができますので、
 もしもあなたが犬君のママさんなら、 
 猫さんとあるところを
 「犬君」とおきかえてお読みになってみてください。



 

 腎臓病は一般には不治の病と言われていますが、
 腎臓の正常な機能が3分の1以上あれば 
 猫さんは生きていけるとされています。

 よく腎臓がひとつしかない、という猫さんのお話を聞きますが、
 ひとつでも十分元気に暮らしていらっしゃいます。

 それは、残された腎臓組織が健康であるという証拠なのですね。

 
 
 ということは、
たとえ腎臓病になって壊れてしまった組織があるとしても
 正常な部分の細胞の「元気」を保ち続けることができれば
 完治はむずかしいかもしれませんが、
 症状の進行を抑えたり、
 あるいは、
 機能の回復を望むことができるということではないでしょうか。



 この場合、細胞を、
 より元気にしてあげることがポイントになります。

 
 細胞を作っているのは毎日のごはんです。
 猫さんの体も私たちと同じように
 食べたものでできています。


 腎臓の正常な働きをしてくれる細胞を守るためには、
 良質なたんぱく質が適量必要になります。 

 この良質なたんぱく質。
 一般に言われる処方食の「低たんぱく」のペットフードで
 十分に補えるものでしょうか。
 
 処方食は栄養制限されたフードなんですが、
 原材料は果たしてどんなグレードのものなんでしょうか。

 愛猫ちゃんの体にあったものでしょうか。


 もしかしたらそんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。

 ご参考のため、私の猫ごはん本に掲載させていただいた
 読者さまのお話をお伝えさせていただきます。


 腎機能不全のCちゃんのママさんのお話です。




 『缶詰も良質のものになるとタンパク質の含有量がかなり高くなり、
 腎機能不全のCに大丈夫なのだろうかと、
 Cを看てくれている専門家に相談したところ、


 腎臓疾患とタンパク質の関係は、
 その量ではなくて、その質によるとアドバイスされました。
 
 腎臓は最終的な不純物の濾過を行うところだと
 私は理解しているのですが、
 濾過するものが少なければ、
 つまり不純物が少なくて大部分が体に吸収されてしまえば、

 腎臓への負担が少ないのではないかと、ずっと考えていました。


 その個体に合った食事内容と、
 化学物質等を含まないものなら、
 腎臓は健康でいられるんじゃないか、ということです。

 これまで色々とネットで調べてきましたが、
 どうも納得できなかったことが、
 この専門家のアドバイスで、目の前の霧が晴れた感じです。


 Cはあれほど食べなかった手作り食を、
 現在では缶詰のみのトッピングで食べるようになりました。

 1年ほど前には缶詰さえも食べなかった子がです。


元気もあり、排泄も順調、
被毛は愛猫5匹の中で最も美しいため、
 一緒に暮らしている私でさえ、
 病気があることを忘れてしまうほどです』


 Sさんは、
 治療にホメオパシーというものを取り入れていらっしゃいます。


  ( 腎臓病にはホメオパシー、ホモトキシコロジーといった
   自然の成分からできた薬剤=レメディが
   効果的に作用するケースの多いことが
   ホリスティックケアの臨床現場で認められています)


 それと、手づくりごはん。
 良質なタンパク質適量と
 バランスの良い水分たっぷりごはんです。


 実はCちゃんは腎臓病だけでなく心臓病とも診断されたのですが、
 共に落ち着いていらっしゃいます。


 Cちゃんの体にはママさんの作る「愛情ごはん」が
 しっくりきたごようすです。





 東洋医学的に考えると、腎臓は冬の寒さの影響、
 ストレスからくる冷えの影響などをもろに受ける臓器とされています。

 この冬は例年にも増して寒さが厳しくなると
 言われています。


 腎臓の弱い猫さん、
 過去に膀胱炎、尿石症などを経験した猫さん、
 また シニア猫さんと暮らしていらっしゃる方、
 しっかりと予防をされたい方は
 お時間のある時にでも「腎臓応援食材&レシピ」などの
 確認をそれるといいかもしれません。



  

 さらに東洋医学には、『肝腎同源(かんじんどうげん)』
 という言葉があります。
 肝と腎は相互滋養の関係にあるということです。


 ということは腎を強化するためには
   肝も強化すべきだということになります。 

   
    (厳密にいうと、腎も肝も
     腎臓・肝臓だけではないのですが、
     お話が複雑になってしまうため、
     ここでは、腎臓・肝臓に限定してお話します)



 肝臓応援食材&レシピのおさらいも同時にすれば
 より効果的です !




 また、冷え対策としては、
 電磁波の心配のない湯たんぽなどが便利です。

 ごはんは冷たいカリカリより、
 できるだけ体の中から温まる体ポカポカごはんを
 食べさせてあげるような工夫をしてあげましょう。

 冷たいごはんは腎臓に負担をかけてしまう場合があります。

 水分をしっかり摂取できるような、
 人肌程度のあたたかさのスープかけトッピングごはんなどを
 用意してあげてみるのも一つの方法です。




  ポイントは「適温」 !


 腎臓はストレスにも弱いので
 ストレス対策なども同時に考えてあげてみると
 にゃんこサマも喜んでくださるかもしれませんね^^;




 

    ◇◆◇◆きょうのポイント ! ◆◇◆◇
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


  ◎腎臓病は治癒はむずかしいが
   残された腎臓の組織の機能の回復は可能 !

  ◎寒いと腎臓に、より負担がかかりやすい !

  ◎腎臓に負担のかかりにくい良質なタンパク質を適量 !

  ◎腎臓だけでなく肝臓もしっかり応援して解毒力をアップ !

  ◎ごはんはあたたかめがベター !





 
 慢性腎不全と診断され、ホームドクターにも見放され、
 途方に暮れてしまった、というママさんのお話をよく耳にします。



 まだまだ、できることがあるかもしれません。



 ごはんを見直しなどによって、
 腎臓病・腎疾患などがよくなったという猫さんの体験談を
 たくさんいただいています。
 よろしかったらご参考になさってみてくださいね。
↓↓↓
 http://plaza.rakuten.co.jp/happynaturalcare/017002
 

ママさん、あきらめないで ! !

   
      ※当記事はカリカリを全面的に否定するものではありません


四つ葉お薬だけに頼らない猫さんの超実践しあわせ健康法は
こちらをご参考になさってください。
ホリスティックケア獣医さんととりまとめたものです。
レシピは臨床の現場で結果の出ているものだけをご紹介しています。



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Last updated  2010.12.05 15:51:48
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