犬猫ちゃんが病気で苦しんでいる時の対処法

2011.04.23

カテゴリ：雑記

余震続きなどで
犬猫ちゃんの具合がよくない、というご相談が日に日に増えています。

さまざまな状況の中でどんなケアができるかは変わってきてしまいますが、
ひとつの参考例をお知らせしますね。
避難所生活などでおつらい環境にある方には
申し訳ありません、一般論としてお話させていただきます。

過去に独自配信のメールマガジンでご紹介した記事で
おさらいをさせていただきます。

　愛猫・ラグドール海の心臓病発症時の経験を
　振り返ってのお話です、
　心臓病以外の場合もアレンジしていただければ
　少しはお役に立てるかもしれません。

　

■まず、病気の診断を受けたらすぐなさった方がいいと思うこと

◎いざという時に相談できる獣医さん、
　もしくはそれにかわる専門家の方と
　信頼関係を築いておくようにしましょう。

　獣医さんなどには、時間外、緊急時の連絡先を聞いておきましょう。

　病気になって苦しんだ時の対処法を
　あらかじめ獣医さんに確認しておきましょう。

　針のついていない注射器を獣医さんからわけていただいておくと、
　お水やお薬などを飲ませる時に便利です。

■犬猫ちゃんが目の前で苦しんでいる時

　とにかく落ち着きましょう。

　無理なのは百も承知ですがまずは、これが最重要課題だと思います。

　深呼吸をしましょう。
　息は吐いてから吸う。

　できれば鼻呼吸で深い呼吸をくりかえします。

　すると気持ちが少しだけ落ち着いてきます。

　↓

　次に、「大丈夫」と自分自身に言い聞かせます。

　「絶対、大丈夫」

　そして犬猫ちゃんの生命力を信じます。

　「平気、絶対大丈夫」

　↓

　少し気持ちが落ち着いたら犬猫ちゃんに話かけます。

　「平気だよ、ありがとう、がんばってくれて。
　　平気だからね。

　　すぐ落ち着くよ。ママはあなたを信じてる。
　　あなたはとっても強い子だもの」

　犬猫ちゃんがいやがらなければやさしくなでながら
　声をかけてあげましょう。

　最初にお顔を近づけて、目を見て

　「大丈夫」と言ってあげるのもいいでしょう。

　↓

　獣医さんに連絡をとります。
　あるいはお薬などを飲ませます。

　例えば、心臓の場合、
　とんぷく薬的にお薬が処方されていると思いますので
　それを飲ませてあげるか
　獣医さんに具体的な指示を仰ぎましょう。

　場合によっては酸素室などをレンタルしておくのもいいかもしれません。

■注意点

　

　一番やってしまいがち、だけど気をつけた方がいいのは

　●ごめんね、ごめんね、くるしいよね。
　　かわってあげられるものならかわってあげたいわ

　　と言ったり、泣き続けたりするのはがまんしましょう。
　　あなたの中で不安のエネルギーが増幅して、
　　それを受け、犬猫ちゃんも不安になってしまいます。

　犬猫ちゃんはママさんを苦しめている原因が自分にあると思って
　よけい哀しくなり
　ストレスを感じて
　さらに、苦しくなってしまう場合があります。

　むずかしいと思いますが、とにかく気持ちを落ち着かせて
　「どんと来い」
　的なエネルギーを犬猫ちゃんに伝えてあげましょう。

　「何があっても平気よ。
　　ママはあなたのことが大好きだから。

　　安心して。

　　ありがとう、ママと一緒にいてくれてとっても嬉しいよ」

　ウソでも、そういう言葉を使うようにしましょう。

　号泣するのもがまんしましょう。
　どうしても涙が出てしまう時は
　見えないところで　ひっそりとなきましょう。

　犬猫ちゃんはママさんの気持ちの変化を
　体温の変化や脳内に出ているホルモンの変化などで
　きっちり察知してしまいます。

　不安なお気持ちはよくわかりますが
　ポジティブな言葉を使っていると
　脳がそれに反応し、気持ちが好転してくれます。

　そのプラスのエネルギーこそが
　犬猫ちゃんの最大のお薬になります。

　「生きたい……」

　という感情が犬猫ちゃんの中にわき起こってくるはずです。
　その気持ちにどうしたら応えられるのか、
　その可能性をひとつひとつ探っていきましょう。

　不安を解消したいとの気持ちでの
　ネットサーフインは最小限に抑えましょう。

　「不安です」

　と誰彼かまわずメッセージを送りたくなるところですが、
　かえって不安な気持ちが大きくことも。

　やはり信頼できる先生、専門家、お友達などと
　心の通うやりとりができるのが
　あなたにとっての一番のお薬になると思います。

　何より、目の前で苦しんでいる
　犬猫ちゃんの様子をしっかり見守ることが大切です。

　見守ってくれる人がいる。

　それが犬猫ちゃんの安心感と信頼感と自信につながります。

　上記のことに気をつけ、

　「絶対大丈夫なんだ」

　と心の底から信じましょう。

　犬猫ちゃんの目を見て

　「平気だよ、絶対平気」

　と伝えてあげましょう。

　哀しいけれど、つらいけれど
　気持ちを少しだけでも前向きに明るくなさってくださいね。

　最優先課題は
　目の前で苦しんでいる犬猫ちゃんを
　現実に楽にしてあげることは何かを
　即座に判断することだと思います。

　不安要素を膨らませることにエネルギーは使わず、
　そのことだけに意識を向けましょう。

　あなたが小さい頃、
　病気になって苦しかった時、
　おかあさまにどうしていただけると
　一番安心できたか、

　普段からそんなことを気にかけておくのもいいかもしれません。

　愛犬、愛猫ちゃんとあなたの信頼関係こそが、
　犬猫ちゃんの生命力を引きだすスイッチになってくれるばずです。

　「私ならできる !　」

　あなた自身のことも心の底から信じてくださいね。

　犬猫ちゃんの体さん、「絶対強くなる　!　」

ママさん、
つらい時期ですがご一緒にがんばりましょう。

「日本に一日も早く
　笑顔が戻りますように。

　平穏・平安が戻りますように」

　┏━━━━┓
　┃編集後記　☆┃　
　┗━━━━┛
　
十分な愛で
克服できない困難はない。

十分な愛で
癒せない病気はない。

十分な愛で
開かないドアはない。

十分な愛で
橋渡しできない隔たりはない。

十分な愛で
打ち壊せない壁はない。

十分な愛で
救えない罪はない。

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Last updated 2011.04.23 18:11:44