改定版～犬猫、ごはんの食べ過ぎは病気の元?!

2012.05.26

きのうは、つい先日オープンした都内某ホテルでの会食会でした。
和食に慣れている私の体、
ホテルの食事のようなコッテリ＆しっかりごはんをいただくと
次の日、体が重くて仕方ありません。

いいことだな。体はまだまだ「自然」の能力を
発揮してくれている、ということですものね。

さて、きょうは過去記事のおさらいで
犬猫ちゃんの「食べ過ぎ」についてお話をさせていただきます。

以下、犬君としていますが「犬猫ちゃん」としてお読みになってください。

犬君のママさんからよく聞くお話に以下のようなものがあります。

●ドッグフードしかあげてはいけない
●手作り食は栄養バランスが崩れる
●トッピングは鶏のささみだけ
●キャベツだけずっとあげている

特に「単一のフードや食べ物」を
ずっとあげ続けるママさんは少なくないようですね。
実際には単一のフードや食材のトッピングだけを長期間続けるのはNG！
栄養バランスが崩れやすくなり、
時にはフードアレルギーという症状が出たりします。

(フードアレルギーは、単なるアレルギーとは異なります)

また、これも本当に多いのですが、
トッピングごはんや手作りごはんは
栄養バランスが崩れるから手を出せないと感じている方。

ご心配はいりません、犬君は食べ物を体内に取り入れた場合、
あるものについて自分に必要な栄養素に変換できる場合があるので
厳密な栄養バランス計算、カロリー計算などは本来あまり必要ないんです。

お気軽にトッピングごはんにトライなさってみてくださいね。

よし、いけるぞ　!　と思ったら手作りごはんに移行されてもいいですし、
わが家のように超手抜き、限りなくトッピングごはんをずっと続けられても
健康にはほとんど問題はでないことが少なくありません。

私の新刊の中では「トッピングごはん実践ママさん」が
その「効果」「威力」のほどを証明してくれています。

トッピングごはんは、手作りごはんと
ほぼ同じような効果・作用が期待できることが
今回立証されたというわけです。

そんな中で、犬君が食べてくれるのが嬉しくて
ついついごはんをあげすぎてしまっているママさんも少なくありません。
そんなママさんにぜひ知って欲しいのが

◎食べ過ぎの犬君のお腹には老廃物がいっぱい
◎老廃物は血液ドロドロの元、病気の元

というお話。
以下は
私の『わんこの幸せ寿命をのばすトッピングごはん基礎BOOK』より『プチ断食』記事から。

↓　ここから抜粋

お腹いっぱいにごはんを食べたわんこ。
実はお腹の中に毒素がたまっていることいっぱいです。

もともと肉食のわんこはお肉・お魚などのたんぱく質をたくさん必要とします。
体内にとり入れられたたんぱく質は、胃の中でアミノ酸に分解されます。
そのアミノ酸は腸管内でさらに分解され、
その時にアンモニアが発生するようになっています。

このアンモニアは体にとっての不要物として、尿となって排泄されます。
たんぱく質をたくさんとると、アンモニアがたくさん発生し、
それを排泄するための腎臓機能により多くの負担がかかってしまうのです。

腎臓は肝臓と共に解毒を司る臓器。腎臓に負担がかかれば、
わんこの解毒力そのものが低下してしまいます。
解毒力が低下すると、腸内にも有害ガスがたまりやすくなり、新陳代謝も鈍ります。

極端な話、体内にゴミを抱えながら、
食べ物を次から次に押し込んでいる状態になってしまうのです。
すると、栄養の吸収率がさがり、ますます体内がゴミであふれかえることに。

↑　ここまで抜粋

ですから、犬猫ちゃんのごはん管理＆健康管理において、
肝臓と腎臓の働きを応援する「解毒力応援＝デトックス応援」
は、「必須」なのです。

ちなみに肥満の犬猫ちゃん、
肝臓そのものに脂肪がついて、解毒能力が低下し、
体内に有害物質が蓄積やすくなり、同時に血液ドロドロになりやすくなります。

ということは。

病気の元である活性酸素も発生しやすくなってしまうということ。

これはシニア犬猫さんでも同じです。

太めの犬猫ちゃん、見た目がかわいいし、
また、あの食欲をみてるとこちらも幸せ。

という気持ちはわからなくはありませんが
食べ過ぎ＝肥満は万病のもとです。

心を鬼にして、しっかりとごはん管理をしてあげましょう。

◎おまけ

市販のペットフード
たいていは一日の給餌量、
必要な量より多めに書かれていることの方が多いんだとか。

「たくさん食べる方が体に良い」

と思っているのは、人間側の論理のようですね。
何事もほどほど、が一番だということです。

さらに。

飼い主さんが肥満傾向だと
犬猫ちゃんも肥満傾向になる、というデータがあるそうですよ。

私たちの責任は、とても大きいということなのです。

私も気をつけなければ。

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Last updated 2012.05.26 16:49:09

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