腎機能不全の猫ちゃん　「元気です　!　」

2012.08.22

猫さんの宿命ともいうべき「慢性腎不全」。
現在は、正式には腎疾患、という言い方をするそうですが、
一般的には慢性腎不全という言い方の方が伝わりやすいので
当記事では「慢性腎不全」と表現させていただきます。

以下、過去記事に加筆してお届けさせていただきます。

腎不全、急性と慢性があるのですが、
猫さんの場合、圧倒的に慢性の方が目立っている感じがします。

慢性腎不全にになったら腎臓に負担をかけないように
低タンパク食をあげなさい、というのが
一般の考え方です。

もともとヒトより多くのタンパク質を必要とする猫さん、
(実際には必要摂取量というより、摂取率ととらえるべきかもしれません)

「処方食、おいしくないのか
なかなか食べてくれなくて困ってしまいます」

とのママさんからのご相談少なくありません。

一般の獣医さんとは異なる見解になりますが、
ホリスティックケア流に考えると
低タンパク食ではなく、
良質なタンパク源を適量、という考え方をします。

お魚、お肉など、できるだけ新鮮なものを
適量食べていただく。

腎不全の猫さんの食事療法というと
手作りごはんを想い浮かべる方も多いかと思います。

実際には手作りごはんは無理だったけど
トッピングごはんなどできちんとタンパク質を補給して
腎臓病を改善できているケースがたくさんあります。

私の電子書籍『愛猫の幸せ寿命を3年延ばすhappy♪猫まんま』
読者さまのKさまは、がんばって手作りごはんにトライしてくださいました。

私たち人間も、毎日の食事適当ですね。
あべさんのおっしゃる通りだと思いました。
毎日、必要な栄養素をまんべんなく採っていたら、
内臓疲れてしまいますもん。

最初に読んだナチュラル・ケアのアメリカ人の方の本だったためか、
私の中の意識が、
カロリー・メイト的になったのかもしれません。

お肉は鶏肉のモモ肉を中心に、レバー、ハツ、
白身魚・イワシのお刺身や鰹節などをトッピングしています。
それと、キャベツ・ご飯・はと麦を柔らかく刻んで、
お粥状態で与えています。

まだ肉も魚も野菜も穀類も多くは試していません。
徐々に、種類を増やしていくつもりです。
Fは青魚が大好きで、よく食べてくれます。

家のコは腎臓がひとつしかなく、
腎臓病との診断を受けています。

今言えることは、
本当に手作りご飯に切り替えて良かったと思っています

Kさま、ありがとうございます。
Kさまは先代猫ちゃんも腎不全で亡くなってしまったそうです。

Fちゃんを迎え、
いろいろ勉強して、手作りごはんにしよう、と思ったとのこと。

が、もともとキッチリした性格のKさん、

「こうでなければいけない」
「こうすべき」

と自分で自分のココロを縛ってしまったのです。

私の電子書籍をお求め下さり、
数回私とメールでのやりとりをさせていただいているうちに、

「なぁんだ、適当でいいんだ　!　」

と気付いてくださいました。

その気付きによって、Fちゃんの状態も劇的によくなってくれたのです。

ママさんの一生懸命さからくる【きっちり意識】が
ごはんに注入されすぎてしまっていたんですね。

もともと腎臓はストレスとも大きく関係する臓器。
ママさんの「こうしなければ」という意識は
猫さんにも影響を与えてしまい、大きなストレスとなる場合が少なくありません。

一生懸命なのはもちろん悪いことではないのですが、
やはりほどほど、がママさんにとっても愛猫ちゃんにとっても良い、と
いうことのようです。

Fちゃんは、まったくのトラブルフリーで
今も元気に毎日飛び回っているそうです。

西洋医学の診断では「腎臓」ひとつの「腎機能不全」なのに。

「ママさんの愛情に勝るお薬はありませんね^^;」

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Last updated 2012.08.22 20:06:28

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