愛犬の旅立ち～病気の愛犬と深まった絆

2012.09.25

きょうは、私の最新刊
『あなたのわんこの幸せ寿命がのびる ! トッピングごはん実践BOOK』
の読者さまからのお便りをご紹介させていただきます。

私は２週間前に、大切な大切な家族だった１匹のチワワを亡くしました。

私が小さな頃から犬を飼いたくて飼いたくて、でも団地住まいで飼えず、
自らペットショップの店員として働き出した時に出会った、
真っ黒なタヌキの赤ちゃんみたいな子でした。
念願だった私の特別なワンコです！

その子はチワワですが、
６．４キロの大きな子で(元々骨格が大きく、太っていたわけではありません)
存在感も抜群の我が家の太陽でした。

名前はLというのですが、約３年前に突然アジソン病という病にかかり、
それ以来月に一度のステロイドの注射、
毎日の薬を飲まなければいけない状態が続いていました。

思い返すと、小さい頃から免疫力が弱かったのか、
ほっぺたが急に腫れたり(先生いわくアレルギー体質の為)、
チェリーアイになり手術をしたり、
右耳だけ汚れやすく、かゆさでかきむしってしまったり…
とにかく赤ちゃんの頃から手がかかる、
それでも大好きな大好きな私の宝でした。

闘病生活が始まって、２年位たった頃、
心臓に雑音があると先生から言われました。

その後も追い討ちをかけるように尿路結石ができ、
今年の６月に肺炎にかかり、
なんとか命は助かったのですが、結局最期は肺水腫になってしまい、
私はLを助けてあげることが出来ませんでした。

結石はアジソン病で使っているステロイドの為に、
手術をするのが難しいと言われ
(全身麻酔で心臓病が悪化する可能性が大きくなるのも難点でした)、
食事療法に切替え、石がなくなることを心から祈っていました。

病院に行く度にブルブル震えている姿を見ては心がとても痛みました。

私たちにいつも元気をくれ、
支えてくれているLに何かしてあげられないかと模索している中で、
トッピングご飯・実践ＢＯＯＫに出会ったのです。

そこにはLと同じ結石に悩む子、心臓病と闘っている子、
皮膚病の子、
そして何より
大切な我が子の為に頑張っている飼い主さん達の声も載っており、
これしかないと思い購入させて頂きました。

調子の悪い時にはカリカリご飯は全く食べず、
かかせない薬を飲ませるのも一苦労でした。

ですが、本を参考にしながらご飯を作り出した所、
最初は恐る恐る口をつけていたレオでしたが、
いつの間にかそれを楽しみにしてくれるようになり、
朝と晩、
私が台所に立つだけで
口の周りをベロベロしながら私の動きを見張り出すように！(笑)

苦手だったお薬もトッピングご飯でならまったく気づかずペロリと完食。

毎日ご飯を楽しみにしてくれているLの為に、
苦手だったみじん切りも大分うまくなりました。

初めて飼うワンコで、病気の事、しつけの事、一からLと一緒に学び、
時にはケンカもし(何とも頼りない飼い主だったと思います)、
頭の中はLでいっぱいの日々でした。

長文になってしまい、申し訳ないのですが、
今回感想を書かせて頂いたのは、この本に出会えて、
そして実践出来て本当に良かったと心から思っているからです。

たった３カ月位しかトッピングご飯をあげられなかったのですが
(もっと早くにこの本と出会いたかった)、
それでもご飯を楽しみに、
そして毎日美味しい！と言って食べてくれるレオとの間に、
今まで以上の絆がうまれたのは確かなんです。

同じ悩みを抱えながら、前向きに頑張る飼い主さん、
先生の言葉にも大分励まされました。

もっともっとご飯を作ってあげたかった！

まだまだLがいなくなった心は痛みますし、
楽しみだったメニューを考える事も出来なくなってしまいましたが、
思い出すのはLの笑顔ばかりです。

この実践ＢＯＯＫは大切にし、
いつかまた違う、新しい命に出会えた時、
全力で愛を注げたらなと思っています。

本当に本当にどうもありがとうございました。

これからも、メルマガ楽しみに読ませていただきます。
大切な命を助けてあげられるように、
サポート出来るように、勉強したいと思いますo(^-^)o

↑↑↑　　ここまでお便り

Sさま、どうもありがとうございます。

Lちゃん、たくさんの病気と折り愛をつけながらの
一生でしたね。

いつもお話しているように
Lちゃんにとっては、それがとても大切なことだったのかもしれません。

私は「闘病」という言葉は使いません。

どんなにつらいことでも犬猫ちゃんの病気には
愛のメッセージがいっぱいつまっているからです。
つまり「病気」でさえも、彼らの愛のなせるわざ。

そこに込められたメッセージがなんなのか、
時間をかけてゆっくりじっくりひも解かれると、
あらためて愛犬、愛猫ちゃんからの
大きな愛に気づかされることもあるのではないでしょうか。

このお便りをいただいてから少し時間も経ちました。
Sさま、お気持ちは少しは落ち着かれましたか。

大切なご家族を喪われたのですから
哀しくて哀しくて仕方ないと思いますが、
ご自分のお気持ちに向き合い、
そしてLちゃんのお気持ちに寄り添い、
そんなお時間を大切になさってくださいませ。

Lちゃん、たくさんの愛と想い出をありがとう。
天国からずっとずっとママさん一家を見守り続けてね。

LちゃんとSさまご家族、本当に素晴らしい出愛ですね。

拙著がお役に立ててとても幸せです。
どうもありがとうございます。

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Last updated 2012.09.25 08:52:12

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