犬の認知症予防

2012.10.29

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よろしくお願いいたします。

■きょうのお題■　　犬の認知症予防

哀しいお話を聞きました。
知人のわんちゃん、シーズーちゃんなのですが、
11歳で認知症になってしまったというのです。

症状としては徘徊、昼夜が逆転した生活になる、トイレを失敗する、などのようです。

飼い主さんのつらいお気持ち、察するに余りありますが
そのシーズーちゃんは私たちに何を伝えてくれているのでしょうか。

私たちはそのシーズーちゃんから何を学ぶべきなのでしょうか。

決して飼い主さんを責める、ということではなく、
どんなことが原因でそういうことになったのか、
そこから予防原則として何が考えられるか、そんな視点でお話をさせていただきます。

そのワンちゃんはほとんどお散歩をしないコだったそうです。

ワンちゃんはお外に出ることで外気に触れ、
またお友達に逢うことで脳の活性化がはかられます。

例えば気温や湿度で季節の移り変わりもいち早く感じ取ることなどができるでしょう。

事情はそれぞれ、飼い主さんによってはお仕事が忙しくて
頻繁にはお散歩できないということもあるかと思います。

が、やはりどんな事情の中でも
「できる範囲」でのお散歩はさせてあげた方がいいと思います。

運動をしなければ血液もドロドロになるでしょうし、
また肥満なども起こりやすくなるかもしれません。
それに伴い関節のトラブルや時に骨なども弱くなるかもしれませんね。

何より地球のエネルギーはお散歩によって
大地と接点をもつことによってのみ受け取ることができるもの。

また骨を強くするためには日光浴によるビタミンDの活性化など、
お外＆お散歩ならではのものがたくさんあるということです。

足が悪いなど、特別な事情があったとしても
ほんの少しでもお外に出ると出ないとでは
状況は変わります。

犬君はもともと、外の世界で生きていた生きものです。
外の空気に触れることが
ワンチャンにとってはより　自然だと言えるでしょう。

さらに食べ物です。
認知症の治療には人間と同じように
お魚脂であるＥＰＡやＤＨＡなどを含んだ食べ物やサプリメントが有効とされています。

このことからもちろん予防にもお魚脂が有効と考えられます。

認知症になりやすいのは、柴犬、その他日本犬という説もあります。
さらに、それらが認知症になりやすいのは
以前はお魚を食べていたのに、現在はお肉からできたドッグフードという
食生活が一因では、ともされています。

そう考えると、認知症は人間とまったく同じように考えられる、ということのようです。
パランスの良い食事、
どちらかと言えばお魚を中心とした和食チックな食事、
そして適度な運動。

これが現在考えられる、もっとも現実的な予防方法なのかもしれません。

犬の認知症。まだまだ、だと思っていましたが、
調べてみたら早いコだと7～8歳で始まるコもいるそうです。
一般的には11歳以降、ということですが、
予防、という観点で考えるのなら何歳でも早すぎるということはありません。

血液をサラサラにするためのお魚脂の活用、
同時にデトックス＝解毒力応援もしっかりしたいところ。
デトックスには積極的酵素の補給も必要です。
さらに抗酸化力やミネラルもしっかり補給したいものです。

また、シニア犬ならずとも絶対に肥満は避けたいところ。

肥満を予防して、血液をサラサラにして、血管も強くして、
というように「健康的なアンチエイジング作戦」を目指し、
実践し続けることが、最大の予防法につながる、と言えそうです。

犬君には肉、という考え方の方は少なくありませんが、
ガン予防の観点でもお魚は適度に、適切な量与えた方がいいと思います。

お肉からできたドッグフードオンリー、という食生活は
さまざまな病気の原因になりやすいともされているのですが、
認知症に関しても同じことが言えそうです。

どうしてもお魚を食べてくれないコには、
サプリメントタイプのお魚脂の補給なども有効だと思います。

シーズーちゃん、大切なことに気づかせてくれてありがとう。
パパさん、ママさんに大事にケアされていること
心から願っているからね。

そしてパパさん、ママさん、シーズーちゃん共々
少しでも穏やかな気持ちで毎日が過ごせるように
蔭ながら祈り続けたいと思います。

貴重なメッセージを私たちに教えてくれた、大切な、この命に。

　　　　　

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Last updated 2012.10.29 23:35:04

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