手作りごはんで愛猫が腎不全になった　!?

2012.11.20

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■本日のお題■　　手作りごはんで愛猫が腎不全になった　!?

読者さまからご連絡をいただきました。

「手作りごはんにしているのですが、
　猫が腎不全になってしまいました。
　獣医さんからは手作りごはんのたんぱく質が原因では
　と言われ、　すっかり自信をなくしてしまいました。

　心が揺らいでいます」

とのことでした。
Sさま、愛猫ちゃんにはトッピングごはんや手作りごはんを
食べさせてあげています。

もともと、この猫さんは重篤な皮膚病でステロイド治療をしていました。

しかし、Sさまは一念発起をして、トッピングごはん＆自然療法のお薬で
見事に皮膚病を改善させていたのです。

症状はまったく落ち着き、体調の良いまま3年ほどが経ちましたが
突然、腎臓の数値が悪くなってしまい、ご連絡をくださいました。

私の考えとしては

◎手作りごはんにしたから腎臓病になったのではなく
　他の要因が考えられるのでは

と思いました。

100％言いきることはできませんが手作りごはんにしていて、
腎不全になるということは滅多にないと考えられます。
逆に手作りごはんにしていなかったら、もっと早くに腎不全になっていたかも
しれません。

加工食品のたんぱく質の方が、お肉やお魚より
質が良い、ということはほとんどあり得ません。

特にキャットフード・カリカリには植物性のたんぱく質も含まれています。
肉食の猫さんは穀類などは上手に消化・吸収できず、
カリカリオンリーの食生活は身体に負担を与えかねません。

東洋医学的に見ると腎臓は冷えと共鳴しやすい臓器です。
精神的ストレスも身体を冷やします。
あるいは、もともと腎臓があまり強くなく、
ステロイド治療をした時の影響が残ってしまっていた。

皮膚病になったこともあることから、
精神的にストレスを感じやすい性格なのかもしれません。

ちなみに皮膚トラブルは腸の働きと大きく関係していますが、
精神的にデリケートな子などは
やはり皮膚トラブルを発症しやすくなります。

すべてを精神的ストレスのせいにするのは危険ですが
可能性のひとつとしてそんなことも考えられるかもしれません。

Sさまのホームドクターは処方食での治療をすすめたそうですが、
腎臓病になって低タンパクのごはんにすることが
猫さんにとって、ベストの選択だとは言いきれません。

猫さんは肉食です。
ということは動物性のたんぱく質をきちんと摂取すべきだということです。
またカリカリオンリーの食事は、
身体を冷やし、腎臓にさらに負担を書ける場合が出てきます。

つまり腎臓病の猫さんの場合、
低タンパク食がベストというより、
良質なたんぱく質を適量摂取することの方が
身体にあっている、と考えられるのです。

その方法として【トッピングごはんや手作りごはん】が考えられます。

一般的な獣医さんの考え方とは異なるものですが、
実際、その考え方・方法で腎臓病を改善することができている猫さんはたくさんいます。

Sさまは、このままトッピングごはんか手作りごはんを続けられるように、
今、ホームドクターとは異なるごはんに関する専門家の先生(獣医さん)とご相談しながら
愛猫ちゃんのケアの見直しをしています。

猫さんの腎不全には「低タンパク食を」と言われていますが

◎良質なタンパク質を適量　という考え方で
　腎不全を改善できている猫さんがたくさんいる

ということが、がきょうのお話のポイントです。
また、身体を温めるごはんがポイントになります。

ご参考になれば幸いです。

Sさま、愛猫ちゃんの腎不全の改善、お祈りしております。

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ペットlifeクリエイター☆あべさちこ

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Last updated 2012.11.21 07:54:15

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