調和塾～おたがいさま。

2012.12.04

「たがい」に「お」と「さま」がついて「おたがいさま」

お互い、とても大事なお愛手ですよ、と言っている気がして
個人的に大好きな言葉のひとつです。

きょうはベランダに鳥君がきていて、
私の植えたコンテナガーデンの花をついばんでいました。

以前なら、
「やめてよ～」
という気持ちがまさっていたのですが、きょうは

「ありがとう、また来てね」

という気持ちになりました。
鳥君も花君もその時、ほほ笑んでくれたような気がしたんです。

こんばんは。
宇宙（そら）・人・ペット調和塾～作家阿部佐智子です。

宇宙(そら)・人・ペット調和塾というのは
森羅万象すべてにおける調和を目指す仲間たちが集うところ、
という意味です。
まだこの名前に変えて日が浅いため当サイト内を整理できていないのですが、
興味をもってくださった方は、よろしければこちらの記事もご覧ください。
http://plaza.rakuten.co.jp/happynaturalcare/diary/201211290000/

ベランダの花をついばむ鳥君を見て、
ふと、「あ、これも調和だ」と感じました。
そして浮かんできたのが「おたがいさま」という言葉です。

花君に対しても鳥君に対しても、
私の所有しているものは何もない、という気持ちを再認識したからなのかもしれません。

例えば花君。
確かに私はお金を出して苗を買ってきて
土やプランターも買ってきて、ひとつひとつ大切に植えていきました。

けれど花君は、たまたまわが家にやってきてくれただけで、
ほんのちょっとのすれ違いがあれば、
他のお宅に行くことになっていたかもしれません。

たまたま、なんです。
わが家にきてくれたのは。

もちろんこれを必然ということもできるんですが。

そして、花君は私の所有物ではありません。
地球が創りだしたものなんですね。

つまり花君の大元は、大いなる創造主である地球です。
あえて言うのなら、所有者は地球。
花君は何か意味があって、一時的に私の上を通り過ぎただけ。

土もそうですね、プランターもそう。

花君は私たちの吐いた二酸化炭素を吸収してくれます。
けれど、その二酸化炭素は私のもの、わが家のものとは
限定できません。

さらに彼らが吐いてくれる酸素。
それは地球に戻っていくけれど、それだって花君のものではありません。
まして私のものでもありません。

鳥君たちも境界線があって生きているわけではありません。
この地球に必要とされて、たまたまきょうはわが家のベランダに
やってきて、たまたまそこに咲いていた花をついばんで。

それだって、私の花だと思っているわけではないでしょう。

地球からの贈りものがたまたまそこにあったと。
食べさしてもらうよ、と。
また花君にとっても鳥君に食べられることは
そんなに悪い気持ちはしないのではないでしょうか。

それが自然の摂理かな、と。

花君の命を少しいただくことによってその鳥君は元気に生きることができて、
またどこかに行って誰かの役に立つことをしている。
時に誰かのために命を捧げることもあるかもしれません。

でもその対象は、ある特定の誰か、ではなくて
地球の構成員の誰かのため。

つまりは、地球の、ため。

そう考えると、私たちは地球に必要とされている
人間、花、鳥である以外なにものでもないという気がしてきます。

私たちは地球のために、共に活かされ、生きている仲間たちです。
それぞれが異なる役割をもっています。

だから、「おたがいさま」。
花を植えた私にとって花君とは「おたがいさま」の関係。
花君と鳥君も「おたがいさま」の関係。
鳥君と私も「おたがいさま」の関係。

お互いがお互いを大切に思っているお愛手なんですね。
地球という環境をお互いがシェアさせてもらうことで
互いの命を支えあって、
そして地球に元気のエネルギーを送りこんでいる仲間なのです。

そう。
私たちは地球からエネルギーをいただき、
同時に地球に癒しのエネルギーを贈っています。

しいて言うのなら、
地球と私たち地球の構成員の関係もおたがいさまなのかもしれません。
どちらかが欠けても、バランスが崩れます。

以前の私は、「せっかく植えた花君を食べないで」
と思っていました。
傲慢です、花君を私の所有物だと思いこんでいました。

今の私は、

「どうぞどうぞ、良かったら召し上がれ。
　また遊びに来てね。

　花君も鳥君も優しい気持ちにさせくれてどうもありがとう。
　大切なことに気づかせてもらったよ。
　ありがとう。また、よろしくね」

という気持ちです。
私なりに少しだけ変容することができたのかもしれません。

私たちはエゴで生きていると、
楽しいことも楽しくなくなってしまいます。

「それは私のもの」

欲を抱くと、欲がどんどん膨らみます。

けれど「それはみんなのもの」と思えると、
「ああ、今こうして時を共にして生きている仲間がいるんだな」
と嬉しくなります。

生命の営みがそこかしこで健全に行われている地球に
改めて感謝の気持ちがわいてくるのです。

動物君、ペット君も同じです。

彼らは私たちの所有物ではありません。
共に地球に活かされ、生きる仲間たち。

「おたがいさま」とお互いに相手を大切に思う仲間です。
地球の、大いなる恩恵に包まれながら。

良かった、巡りあえて。
良かった、時を同じくして過ごせて。
良かった、お互いの心のぬくもりを共有できて。

良かった、共に、幸せを感じられて。

ペット君と奏でる心のハーモニーは調和の調べ。

だから気持ちいいんですよね。

良かった。
いま、この瞬間(とき)、ここで、魂の仲間と出逢えて。

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宇宙（そら）・人・ペット調和塾～作家阿部佐智子

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Last updated 2012.12.04 18:30:48

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