無知な飼い主

2014.02.06

こんにちは。宇宙（そら）・人・ペット調和塾～作家阿部佐智子です。

寒いですね。
でも動物君といるとあったかいですね。

このコたちの体温は、私たち人間より少し高めなんですけれど
その温かさは
彼らのハートの温かさなのかな、なんて
とても幸せな気持ちにさせられます。

さて。

今からおよそ10年前。
私は愛猫を猫伝染性腹膜炎という伝染病で喪いました。
天国からお迎えが来たのは
愛猫が月齢5か月になったその日です。

当時はホリスティックケアのことも
ごはんのことも何も知らなくて
獣医さんに言われるまま

「混合ワクチン」を接種し、
そしてその後二週続けて
虫もいないのに「駆虫」の注射をし、

その直後に突然の伝染病の発症でした。

もっとも当時は、獣医さんさえその病気がわからず
猫伝染性腹膜炎とわかったのは発症から二週間も経った日のことです。

ご存じない方のためにお話すると猫伝染性腹膜炎という病気は
とても残酷な病気で
他の伝染病は、たとえキャリアであってもある程度体力、免疫力があると
改善の余地もあるものが多いのですが

猫伝染性腹膜炎は、特に子猫の場合は
不治の病とされ、飼い主は衰弱するわが愛猫をただ見守るしかない
というのが現実です。

もちろん中には改善しているコもいますので絶対ではありませんが
獣医さんの中には
安楽死をすすめる先生もあるくらいです。

愛猫は短い猫生の二か月近くを
その病との闘いの中で過ごしました。

現在は病との闘いというとらえ方はせず、
彼なりに病気との折り合いをつけていたのだと思えるようになりましたが

一般的には、まさしく病との闘いの日々でした。

愛猫はごはんも食べられず、
水も飲めず、
遊ぶこともできず、

最後は病院で点滴の針をさしたまま、
たったひとりで天国へ旅立っていきました。

そんな残酷な病気で苦しむ愛猫のために何もできなかった私は
自分を責め続け、苦しさと痛みに潰されそうになっていました。

そんなときにある獣医さんから

「あなたの猫は無知な飼い主に飼われて
　早死にする運命にあったのよ」

と言われたのです。その言葉を耳にした時、
これほどひどい言葉を投げかけられているという現実を受け容れるのは
とても困難でした。

「なんてひどいことを言うんだろう」

正直、その思いしかありませんでした。

あれからもう間もなく10年が経とうとしています。

私は、ペットlifeクリエイターを経て、現在作家として

犬猫ちゃんの幸生活＆ごはん本を

○　単行本　二冊
○　写真主体のムック　三冊
○　電子書籍　三冊

を創らせていただきました。

もう無知な飼い主なんて言わせない。

それが正直な私の気持ちです。

そして、あなたにもそんな言葉を言われるような人には
なってほしくありません。

愛犬、愛猫の命は、
愛犬、愛猫とのパートナーシップで
私たち自身が守っていくべきもの。

いえ、本来、彼らの生命力を信じていれば
きっと愛犬、愛猫ちゃんは

私たちに大きな喜びと幸せと真の豊かさを与えてくれのです。

彼らと共に
かけがえのないHAPPY♪ペットlifeを共同創造していきましょう。

そのための情報は微力ながら私がお伝えします。
私のお伝えする情報は100％ではないかもしれませんけれど、

愛犬、愛猫が教えてくれた「真」のメッセージです。

10年前に、ある獣医さんに言われた言葉は私のこころを
深く傷つけると同時に、

けれど神様からの愛のスイッチだったのかもしれないと
やっと今そう思えるようになりました。

長旅でしたがどうにかここに辿りつけたのも、
愛猫・ラグドールぴぴ麿と海のサポートで
愛の新作をこの世に送り出すことができたためです。

ありがとう、ぴぴ麿、海。

あなたたちの愛に支えられ、母は少しだけ
自分を取り戻せましたよ。

彼らの愛の合作。
全世界のにゃんこサマネットワークのサポートを受けて
完成させることのできた、魂の一作です。

「愛、を見分けて感じて、ください……ニャ」