天使猫からのラブレター　♪

2015.07.04

こんにちは　! 　宇宙（そら）・人・ペット調和塾～作家阿部佐智子です。

またまたご無沙汰となりました、ごめんなさい。
きょうはわが家の初代天使、愛猫ラグドールぴぴ麿のお話をさせていただきます。

ぴぴ麿は、11年前のきょう、わが家にやってきました。
三カ月の仔猫ちゃん。
私は小さい時から動物君に囲まれて育ったんですけど
家猫ちゃんははじめての体験。
それまでは家犬　? と通い猫さんが私の友達でした。

ぴぴ麿は真っ白でフワフワで本当にぬいぐるみのようなコでした。
ところがどっこい、すごいやんちゃ君でエアコンの上に登ったり
カーテンレールの上を走り回ったり、
観葉植物の土をホリホリしたり、
新米お世話人の私はハラハラさせられっぱなし。

強烈な天使ちゃんとの生活が始まりました、
もっとも多分仔猫ちゃんってみんなそうなんですよね。

そんな楽しい生活に突然暗雲が立ち込めたのは
病院でワクチンを受けてからです。

この時、なぜか虫もいないのにワクチンの後二週続けて駆虫の注射もされました。
新米お世話人、お恥ずかしいことに何も知りませんでした、獣医さんの言葉のまま。

ところがその直後、ぴぴ麿の身体に大異変が起きます。
ごはんを食べられない、お水もほとんど飲めない。

当初は何が何だかわからなくて、ブリーダーさんに聞いても獣医さんに診てもらってもわからない。
そんなこんなで一か月経った頃、ようやく病名がわかりました。
猫伝染性腹膜炎＝FIP という病気でした。

はじめて聞くその名前。ネットを調べまくり愕然とします。
仔猫の場合、たいていのコは死にいたると。

それから一か月。
ぴぴ麿は月齢5か月になったその日に入院していた病院でたった一人で息を引き取りました。

私は毎日病院に行っていたのですが
その日はぴぴ麿の大好きだったブリーダーさんと待ち合わせをして
ぴぴ麿に逢いに行く途中でした。

病院からの突然の電話。
ぴぴ麿が光の世界に還ったことを告げられました。

その時、取り乱したのは私ではなくブリーダーさんの方でした。

ごはんもお水も自力でとりいれられないぴぴ麿。
最後まで点滴の針を腕にさされていました。

当時は家でお世話をするとか看取るとか、そういう知識がまったくなかったので
獣医さんにお任せするしか方法はありませんでした。

ぴぴ麿の旅立ちの後、私は「何もしてあげられなかった」と自分を責めまくり、
強いペットロス症候群に陥ります。

けれどあの時ぴぴ麿は、犬猫ちゃんには過剰な化学物質は必要ない
ということを私に教えてくれたと奮起。

ちなみに確定要因ではありませんけど
ぴぴ麿の病気発症要因の一つはワクチンとそれに続く駆虫の注射だと考えられます。

そこで私はできるだけお薬に頼らない「ホリスティック・ケア」にたどり着きました、
それがぴぴ麿の命の証だと。

そして10年。私は新しく迎えた愛猫・海と犬の華実と共に
人間の家族の生活もすべて「ホリスティック」にとらえ、
そのお世話方法やケア方法、そして自分なりのライフスタイルを試行錯誤の中で創り上げてきました。

きのう突然ぴぴ麿の真意がわかったのです。

それは

「動物君や人間さんの病気は、誰かのせいでどうにかなるものではない。
　誰かのせいで、何かのせいで起こるものではない。

　起こるべくして起きたもの、こと。
　私たちにはなかなか理解しづらいかもしれないけれど

　病気になるには理由がある。すべて。
　もちろん、旅立ちも。

　すべては天の采配。天の計画のひとつ。誰のせいでもない」

というものでした。

今、ご病気のご家族やペット君と暮らしている方には到底受け入れられない考え方かもしれません。

私は、今年の三月に実の兄を突然死で喪いました。
この時、上記のことがとても自然に私の中に流れてきていました。
ただ、まだ言葉にすることはできないままでした。

ぴぴ麿が旅立った時、「私がいけなかった」とか「あの病院がひどかった」とか
いろいろと考えました。

もしかしたら私の中には自分を責めたり、他者を責めたりする感情が
ずっと残っていたのかもしれません。

「何言ってるニャ。もう気付いてもいい頃ニャ。もう自分自身を許して楽になるニャ～=^_^=」

天使猫さま、光の世界から愛のシャワーをふりかけてくれたみたいです。
11年前の、あの感情がウソのように軽やかな光に変わってくれました。

今、おつらいあなたにも天使犬君＆猫さんたちの愛のシャワーはきっとふり注いでくれるはず。
ご自分を責め続けるそのお気持ち、そろそろさよならの時が来ているのかもしれませんね。
あなたの大切なペット君からそんな声が聞こえて来るような気がします。

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