自分の中の「依存」という心理と向き合うコツ　♪

2016.12.10

ありがとうございます　! 　宇宙（そら）・人・ペット調和塾～作家阿部佐智子です。
有料カウンセリングを承ります。詳細はこちらからご確認いただけます。
⇒　「至福のハーモニー　愛　∞　」
愛のひかりのエネルギー、必要な方に届きますように。

きょうは「依存」、あるいは「依存症」に関するお話です。
依存症というと、アルコール依存、薬物依存が一般的ですけど、
実はその他にも買い物依存や食依存、人やペット君との関係における共依存、
はたまた最近はSNS依存などもあって、
本当はとても身近なものであることがおわかりになるかもしれません。

そもそも「依存」の感情は、ほとんどの人が自然に感じているものです。
ただし、たいていの場合はそれを「依存」と気づかないのが一般的。
何か特定のものに「依存」していても自覚がないので
もっともっとそれを欲しがるようになり、
つまり依存対象との関係の中での心地良さを「渇望」してしまうため、
例えばドラッグ中毒などは、初めはほんの少し、そして次第に量が増え、
いよいよ「依存症」という中毒症状へと変わり、
日常生活に支障をきたすようになっていくというプロセスが一般的です。

この「もっともっと」が曲者。

例えば私たちが大好きなスイーツ。
白砂糖には中毒物質が含まれていて、少し食べると「もっともっと」と
脳が欲しがるようになり、その指令が体におりて、
場合によっては抑制が効かなくなるというメカニズムがあると言われています。
かなりバクッとした説明ですけど。

経験ありませんか。
私はありますよ、甘いもの大好きなので、最初は小さな甘いパン一つだったのが
最近は二個食べなければ満足できなくなったりしています。
ただし、「いけない」と思いすぎると余計抑えが聞かなくなるのが人の常なので、
「ま、いいか、きょうは食べたいんだもんね」と
自分で自分に話しかけ、いただくときにも心から感謝の気持ちをもって
いただくようにしています。

私の場合は、それで結構良いところに収まってくれているみたい。
自分の性格、性分とこの「もっともっと」のメカニズムを頭で理解しているので
スイーツバイキングなどには行きません。
コントロールできなくなるような状況は事前に自分で避けようと
理性が働いてくれているみたいです。

このコントロールが効かなくなると例えば「過食症」のような「依存症」へと
進んでしまいます。
するとなかなかそこから抜け出せなくなってしまうのが「依存症」の大きな特徴です。

そもそも依存とは、本当に欲しいものが手に入らないので
その代わりになるもので手っ取りばやく満足を得ようとするために起こる感情です。
代用品なので本当の満足が得られず、
そのために「もっともっと」がエスカレートしていき、自分ではどうにもコントロール
できなくなる状態に陥ります。

と考えるとおわかりになるかもしれませんけど
実は「依存」は特別なことではなく、ほとんどすべての人に起こり得る感情です。
その、本当に欲しいものとは、たいていの場合
両親の愛、あるいは両親の役割をしてくれていた大人からの愛、が大部分を占めると考えられています。

その、両親の愛とはほとんどの人が幼少期に自分が求めるような愛を
両親から感じられなかった、という感情に関係しています。
つまり、私たちが生まれてからずっと両親に対して
「本当はあの時あんな風に接してほしかった」
「本当はあの時あんなものを買ってほしかった」
「本当はあの時自分の話をきちんと聞いてほしかった」
などなど、「本当は◎◎してほしかった」自分と
「◎◎してくれなかった」両親に対する感情とのギャップが愛の飢餓感となって
私たちの心の奥底にたまりにたまっていて、
それらを払しょくするために何か代用品を求めているのが「依存」もしくは「依存症」
のエネルギーに繋がっています。

まずこの部分をしっかりと受け止めること。
このことが「依存」に向き合う第一歩に繋がります。

「あなたは依存傾向が強いわね」

と言われたらたいていの方は「そんなことないわ、失礼しちゃう」と思うのでは
ないでしょうか。
あるいは「そうなの、私は依存傾向が強いの。でもしょうがないのよ、意志が弱いから
依存からは抜けられないの」
という場合も多いかもしれません。

「依存」は決して悪いものではありません。
またほぼ100％の人に起こりうる、日常的な感情です。
けれどそれがエスカレートすると「依存症」という、
自分ではコントロール不能な状態に陥ってしまうのも本当です。

また「依存」のエネルギーはそれに気が付かないと
どんどん膨らむ傾向にあるのが大きな特徴です。

まず、自分も「依存症になりうる」という現実をしっかりと受け止め、
そこからその「依存」と上手に向き合う方法論を模索していくのがより効果的です。

自分は両親から愛されていた。
愛の欠乏はない。

と言い切れる方がいるとしたらそれはとても素晴らしいことです。
が、もしそう感じることで自分の心の痛みをなかったものにしているとしたら、
いつかそのエネルギーは爆発して、
例えばそれが「病気」という形で発現化してしまうことが往々にしてあります。
自分の「病気」だけでなく、家族やペット君の病気として現れたら
その因果関係に気づくことさえできないかもしれません。

病気に対して、食事療法や薬物療法、
あるいはその他の自然治療を施しても、病気がなかなか治癒しない場合、
その大元にあなたの「依存」のエネルギーがしっかりと息づいていることは
珍しいことではありません。
「病は気から」という言葉があるように心と体は完全にリンクしていますから。

まず「依存」を正しく理解し、認識し、
自分の中の一部としてきちんと受け容れ、向き合う、その勇気を持つことが
「依存」と上手に付き合う秘訣に繋がります。

私もたくさんの「依存」のエネルギーをもちあわせています。
例えば「買い物依存」「スイーツ依存」
以前は「サプリメント依存」「スキンケア用品依存」「健康＆ヒーリンググッズ依存」などなどなかなかのもの（笑）

現在は「サプリメント依存」「スキンケア用品依存」「健康＆ヒーリンググッズ依存」は卒業させてもらいました。

今だに買い物をするとスッキリするし、スイーツを食べるとつい2個目に手が届きそうになることも。
でもそれが今の自分の欲するものならそれはそれでヨシ　!　が私の考え方です。

これは絶対ダメ　! と禁止すると、またまた他のところで
依存ちゃんが頑張ってしまいます。
「まぁまぁ」「よしよし」と依存ちゃんをなだめながら上手に付き合うのが一つのポイント。

また、最近、両親との関係性、両親はすでに他界していますけど
私はたくさんの思いを握りしめていたようでそのことに気づき、
少しずつ「セルフヒーリング」と「瞑想」などで両親の想いと私の想いの両方を
癒すことに成功させてもらっているみたいです。

最初に「両親にとても愛されていた」という私自身の思い込みが
自分を守るための自分で作り上げた「ウソ」だったことに気づきました。
そのこと自体、ものすごくつらくてショックでしたけど
でもその現実をしっかり受け止め、しっかり感じて、しっかり苦しんで
その結果、両親の私に対する思いにも気づくことができました。

多分これはどこのご両親でも一緒です。どこの、は言い過ぎかも、ですね、
たいていの親御さんは、というのが適切かもしれません。

「ご両親のできる範囲内で精一杯愛してくれていた。けれどその愛が
　子供である私たちには正しく理解できなかった、感じ取ることができなかった。

　そしてまた両親も同じ思いの幼少期を過ごしてきた。
　両親の子供時代の昇華しきれなかった依存のエネルギーが
　私たち子供に投影されて、両親も子供も同じような愛の飢餓感を共有していた」

依存における、この「連鎖」も自分が気づくことで
ある程度は緩和できるレベルに到達するはずです。
こうやって、少しずつ少しずつ自分の心を軽くしていくこと。
それが自身の今後の幸せの種になるのかもしれませんよね。

家族のために。ペット君のために。大切なパートナーやお友達のために。
その第一歩は、「自分自身」。
自分に向き合うことで、
愛や幸せを自分のハートで感じることができるようになるのだと
今、そんなことを少しずつ感じさせてもらっている毎日です。

　新刊、お蔭さまでご好評をいただいています。ありがとうございます。
本誌はレシピではなく、食材の効能と効果的な調理法、
さらにより効果的な食べ合わせ例をご紹介しています。
人間さんのごはんの献立にもお役立ていただけるとお喜びの声をちょうだいしています。
少しのアレンジで猫さん用としてもご活用いただけます。

　監修　ホリスティック獣医師　　渡辺由香先生　阿部知弘先生

阿部佐智子オリジナル【有料カウンセリング＆ヒーリングサービス】

□　お電話カウンセリング
□　ヒーリング付きお電話カウンセリング
□　一週間連続ヒーリング
　　(飼い主さん＆同居しているペット君全員まで～ご希望にお合わせいたします)
□　スピリチュアル・アニマル・コミュニケーション付きカウンセリング

をご提供しています。対面ではありません。お電話での遠隔セッションです。
お電話料金のご負担はありません。詳細はこちらでご確認ください。