ありがとうございます　! 　宇宙（そら）・人・ペット調和塾 ～作家 阿部 佐智子です。
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加点法と減点法。

加点法とは、物事の良い面、プラスの面を見ること。
減点法とは、物事の悪い面、マイナスの面を見ること。

ただし加点法にもデメリットはあって、
あまりにも極端な「ボジティブ思考」は強い欲求・期待や焦りから生じること、
あるいは強い欲求や焦り自体に繋がることもあるので
程ほどの「加点法」がベターということが言えるのかもしれませんけど。

例えば犬猫ちゃんや家族の誰かがお腹を壊したとします。
加点法のみかたとしては、
「ああ、デトックスだ。自分でお腹の掃除をしているんだ、頼もしいわね」
という感じ。

減点法のみかたとしては、
「あれ、どうしたんだろう? 何か悪いもの食べたのかしら?
   それとも何か腐ってた?
   それともどこか具合が悪いのかしら。

　早くお薬飲ませないと大変なことになっちゃうわね。
　早く病院に行かなくちゃ」
という感じ。

人の感じ方はそれぞれなので、必ずしも減点法が「いけない」という意味ではありません。

ただし、減点法の場合、そのお腹を壊した犬猫ちゃんやご本人にも不安が膨らんでしまいます。

「えっ、そんなに大変なの　?」

するともしかしたらさらに下痢が続いてしまうかもしれません。

犬猫ちゃんでも人間さんでもそうですが、
数回の下痢であれば「まず」問題はないことの方が多いのです。

気温の変動が大きい季節なら、体が気温に合わせるために「自己調整」をしようとして
結果下痢などになることは珍しいことではありません。

わが家の場合は、愛犬・華実なら粘膜便まで出して調整することもあります。
愛猫・海も三回ほど下痢を続けて調整をしたこともあります。

その場合、私はなんのケアもしません、「あ、お腹の掃除」と思っているので。
以前はそういう時には乳酸菌系のサプリメントなどを活用してケアをしていましたが
最近はそれもしなくなりました。

私にとって下痢は、「結構良いもの」の位置づけです。
便秘するより下痢の方がいいよね、という比較論も含めて。

そういう風に感じるようになってから本当に気持ちが楽になりました。

主人や私自身の下痢も含めて、「平気、平気。体がちゃんと働いてくれている証拠だから」
と。

つまり私は、「下痢」に関しては完璧「加点法」で捉える癖がついてしまっています。

するとそこからの関係というか、例えば吐き戻しにしても「平気、平気」と思えるようになってしまいました。

昨年だったか、愛犬・華実が一日に6回吐き戻しをしたことがありました。
さすがに6回となると焦りも出てきますが、
基本的に華実の「基礎体力」とか「免疫力」を信頼しているので
「大丈夫、華実なら」
と思い、結果なんでもなかった、ということがありました。

もちろんそれで華実がグッタリした様子を見せていたのなら
私の思考も行動も変わりましたが、
吐く以外はすごく元気で目のチカラもいつもと同じ、動きもまったく変わらなかったのです。

華実は今年で12歳になるコなんですが、
ありがたいことに今まで病気らしい病気になったことがなく、
一度急性の膵炎を疑われる状態になったことがあるのですが
その時も病院に連れて行ったあと自然に治ってしまって。

そう、自然治癒、です。

そんなこともあって、私は華実に対して「大丈夫かな」と心配の気持ちを抱く必要がなくなってしまったんです。
その辺は華実の愛のお蔭。本当にありがたいと思っています。

その関係で、愛猫・海・うみに対しても「大丈夫」と思えるようになって、
それが主人にも私においても「大丈夫」にしてもらえているというわけです。

誰が最初か、何が最初かわかりません。

けれどたいていの体調不良に対して少なくとも今は「大丈夫」と思える心の状態をキープさせてもらっています。

実はこれは、カウンセリングをさせてもらう時にもものすごく役立っていて、
私はたいていの犬猫ちゃん、あるいは飼い主さんの健康状態が
「ものすごく悪い」
とは感じられなくて、獣医さんやお医者さんの診立てより
かなり「軽く」感じてしまうことがほとんどです。

もちろんかなり重篤な場合での「例外」はありますけど。

ですので例えば「獣医さんにもう危ないと言われました」とママさんがパニックになっていても
「う～ん、そんな感じはしないんですけど」
と決して口から出まかせではなく、本当に
「違うよ、今必死に体調調整してるんだもん」
と私のハートではそう感じてしまうことが多くなりました。

たまたまなのかもしれませんが
実際そのような場合で本当にそのまま天国に還っていったケースは一度もありません。

獣医さんの診立てがおかしいという意味ではなく、
もし違いがあるとすればおそらく獣医さんは「減点法」で、
私は「加点法」で捉えているからなのかもしれません。

決して無責任に「加点法」をとっているわけではなく、
実生活の中からそれが自然に身についてしまったんだろうと。

すると、そのカウンセリングを受けてくださった飼い主さんはどうなると思いますか。

たいていの場合、気持ちが少し楽になって、
「そうなんですよね、私もそんな気がしていたんです。
　だって目にチカラがあるんですよ、このコ。

　この状態で天国にいくはずがないなって」
そんな風にお気持ちが変わります。

するとまだできること、あるいはその時にすべきことが明確になって

「ちょっと◎◎してみます」

とお気持ちがすぅっと前向きになるんです。
そうすればその犬猫ちゃんだって気持ちが楽になって
気持ちが楽になるということは自然治癒力だって引き出しやすくなって、
なんとか自力でその場を切り抜けられる状態にまで改善することは
今までのカウンセリングの中でも何回も体験させてもらいました。

いろいろな状態があるので一概には言えないんですが、
少なくとも犬猫ちゃんの健康状態に対して「加点法」をとることは
今のところ、良い結果にしか繋がっていません。

そのベースを作ってくれたのが、わが家の場合、愛犬・華実だということみたいですね。
実は先代猫・海・かいがその大元を作ってくれていたんですけど
当時私はまだ「減点法」に傾きやすいところがあって、
確実に「加点法」をとれるようになったのはやはり華実のお蔭、ここ数年のことかもしれません。

そっか。

今ふと思い出しました、私が減点法から加点法になったのはここ三年ほどのことです。

それまでお世話になっていた専門家の方との関係を卒業してから。
もしかしたら自分の中に「加点法」という変化があらわれたから
その方との関係が卒業に至ったのかもしれませんね。

最初にお話したように「無理やりポジティブ」だとどこかにヒズミが生まれます。
自然なタイミングで「加点法」に傾く時がきっとやってきます。

その間、いつもいつもではなく時々「加点法」の練習をしておくと
案外「その時」は早くくるかもしれません。
その練習の機会を与えてくれるのが多分「ペット君」

彼らを信頼し、ご自分を信頼することで「加点法」モードを楽しむことができるはず。

この、緑美しい今、動物君の免疫力もパワーアップさせやすい時です。
そんな自然の波を上手に味方につけてしまうのも良いかも、ですね。

無理せず「加点法」、よかったらお試しになってみてはいかがでしょう。













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