ありがとうございます　! 　宇宙（そら）・人・ペット調和塾 ～作家 阿部 佐智子です。
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拙著の中でも「更年期」について少しお話していますが、
まだまだ「更年期」についての誤解情報を目にします。

犬猫ママさんのカウンセリングをさせてもらって4年。
中には30代前半で専門家と言われる先生に「更年期だから仕方ないね」と言われている方も
いて、なんだかな、という感じです。

その年齢だから違う、という意味ではなく、
どうしてその症状を更年期の症状と関連づけるのかな、が正直な気持ちです。

女性自身も誤解しているところがあって「更年期」＝「良くないもの」「有り難くないもの」
の認識が定着しきっていることを感じます。

更年期は男性にもありますよね。
まずそのことを理解できていないのでは、という男性の専門家の先生がたくさんいる事実。
さらに40以上の女性をみれば、
更年期と言っておけばたいていのことは片付くだろうと考えている専門家の方もたくさんいらっしゃいます。

ママさんたちもすっかりそこにはまっていることも。

本質的に「更年期」＝ありがたくないものという刷り込みを信じ切っている女性がほとんどです。

ここで「更年期」に光を感じていただくための希望情報をお知らせしますね。
更年期というのはその人の男性性と女性性のバランスがちょうど良い感じに向かう頃合いなんです。

私たちは肉体的にはどんな性別であっても、その本質には男性性も女性性も備わっています。

40代くらいまではフェロモンという言葉に象徴されるように
その肉体の「性別」が優位に働いています。

一般には、男性は男性らしく、女性は女性らしく。

けれどあまりにも男性らしさ、女性らしさばかりを追い求めていれば
例えば誰かに強いライバル意識を感じ始めたりします。
するとジャラシーだったり、敵対心だったり、
そういう感情がフツフツとわいて来ることだってあるんです。

美人コンテストの現場は本当に愛にあふれているでしょうか。
同性の多い職場は本当に平和で穏やかなことしか起きないでしょうか。
女子会はいつもいつも和やかですべての参加者が心から満足できるものでしょうか。

そんな風にご自分の中の女性性が勝っている年代は、確かに肌がプルプルしていたり、
確かに黒髪が波打っていたり。

見た目の美しさは若ければ若いほど
ご自分の基準に近い状態を保てるかもしれません。

更年期に入り、その女性同士のライバル心が減って
女性は子宮でモノを考える、と言われる、いわゆる衝動的なところがなんとなくおさまりつつなってきて
良い意味で少し理性的にものを考えられるようになったり
友達も女性だけに限らず、自然に男性の友達が恋愛感情などではなく
心の通い合う仲間としてあらわれはじめ
なんとなく自分の幅が広がったような気持ちになれる。

更年期というのは、その入り口だったり、
早い方の場合はすでに男性性・女性性のバランスがとれつつあったりする頃のことを言うのだと感じています、個人的解釈ですが。

今まで肉体優位だった自分の身体の精神性にも目がいきはじめたり、
少しずつ視野が拡がったり。そのお蔭で気持ちの余裕も生まれたり。

ただしその時期に今までとは違う身体のアンバランスを感じることもあり、
当然ホルモンバランスも以前とは異なってくるので
その調整のために、
目に視える、医師からは「更年期の症状」「更年期障害」と言われる症状があらわれはじめる。

お医者さんというのはお薬を処方してその症状の緩和につとめようとしてくれる立場の方たちです。

でも本来は睡眠薬だったり、抗鬱剤だったりは無用の場合もあるのではないでしょうか。
もしお薬頼みの生活を卒業したいという意欲がある場合には
女性自身が「更年期」に対して愛を感じることが求められるようになります。

「更年期」＝「イヤ」という抗いの構図ではなく
「更年期」＝「期間限定の宝物」というご自身の意識転換が
結果的に更年期を楽に過ごさせてくれる、副作用のないお薬となるわけです。

更年期外来に女性の先生が増え始めているのはそういうところも関係しているかもしれませんね。
また更年期対策として漢方薬が浸透しはじめているのもそんなところがあるのではないかと。

更年期の症状があらわれはじめても決して自分を否定しないでください。
「ああ、更年期になっちゃった」とか「もう私は女性として輝けないのね」とか。

これらは実際に犬猫ママさんが口にされた言葉です。
いくつになったって女性としての輝きは保てます。
もちろん見た目的に、みんながみんな美魔女モードでいられることは少ないでしょう。

でも心の美しさは外からは取り繕えないもの。
そして心の美しさはきちんと外に滲み出ます。

その心の美しさを手に入れる一つの方法として、男性性と女性性の統合、バランスだったりがあるわけです。

この素晴らしき自然の叡智を見落としている専門家の先生とおつきあいをする場合は
「先生にもやってきますよね、更年期」と言えるくらいの気持ちで向き合ってみるのもよいかもしれません。

更年期、更年期症状、更年期障害。
すべて「病気的」意味合いで考えられていますが
その概念を覆すことに何の問題もありません。

誰でも一度は通る道。

だったら楽しく通り過ぎたいもの。

だって別に病気ではないし、仮に病気だとしても「一過性」のものなんですから。

ちなみに人生を悟った「覚者」と呼ばれる人たちがいます。
彼らは解脱の道にたどり着いたとも。

その彼らも男性性・女性性のバランスが取れた状態に入っているそうです。

ということは更年期に近づいた方はある意味「覚醒」の道に近づいた、
ということも言えるのかもしれませんよね。

更年期だからなのか、身体がだるかったらのんびり過ごすことを自分自身に許してあげましょう。
「罪悪感」なんて感じる必要はありません。
さらにご家族にきちんと話しましょう。
ただの怠けモードではないこと。
繰り返しになるけれど期間限定の調整だということ。
その期間だけ少し力を貸してほしいと。

その後のパワーアップしたご自分を楽しみにしていて、と。

ご主人が更年期に対して理解を示してくれない時は
「あなたにもくるのよ、いずれ」と
ちょっと脅かしモードもこんな時くらいはいいのでは　?

ご自分の人生です、楽しい道を選んでも誰にも文句は言われません。

まじめママさん、完璧主義ママさん。
辛くなったら思い切りどこかで吐き出して。

自分一人で更年期の辛さを抱え込む必要なんてありませんから安心してください。
愚痴モードになってしまうのもご愛嬌。

「あらあら、また出てきちゃったわ、私のネガちゃん」

いいんです、我慢しないで。
出て来てくれたネガちゃんにも愛　!

そうやって少しずつ新しいご自分との対面を心待ちにしていましょう。
将来への不安を膨らませるばかりでなく。

お蔭さまで私たち夫婦はお互いにそれらしき兆候はあらわれていません。
私の場合、特に二十代、三十代の時に「絶不調」の体調経験があるからなのか、
もしかしたらあの時に一生分の「体調不良」を経験してしまったのかも、
あれがある意味私の更年期だったのかも、と感じるほど。

定義なんてどうでもいいんです。
すべてはケースバイケース、人それぞれですから。

私はあの時の「絶不調期」を体験したお蔭で
西洋医学はもちろん、その他のさまざまなケア方法を体験することができました。
さらに最近は、自分自身の「自然治癒力」に信頼を寄せることもできるようになりました。

体調不良というGiftがその後の私の人生の幅を広げてくれました。

さて、言うまでもなく、更年期の症状とストレスは大いに関係あり、です。

でもストレスもいけないものではないので
ストレスの多いご自分を大切に労わってあげましょうね。

思いっきりご自分を抱きしめて。

極端なポジティブ思考はご自分の心身を苦しめる場合もあります。
適当な、楽天思考くらいがちょうど良い感じかも、ですよ。







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