すべての旅立ちは大往生　!

2017.08.21

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きょうのテーマはずっと書きたかったもの。
きのう、「死を司る大天使の意識エネルギー」の活性化が行われたお蔭みたいです。
きょうやっと自分自身からGO !　が出ました。

旅立ちに良い、悪いはありません。

「彼は大往生だ、素晴らしい人生だった」
「あの人はこんなに早く旅立たなくてはいけなくてなんと不遇な一生なんだろう」

たいていの場合、私たちは良い旅立ち、美しい旅立ち、
そしてなんとも不遇な、不運な旅立ち、というような選別をします。

もちろん私もそうでした、
私の両親は突然死だったため、両親が旅立った直後は

「神様なんていないんだわ。だってあんなにまじめに誠実に生きて来た母と父が
　※母の旅立ちが先だったため「母と父」としています
　なんで突然死なんてしなくてはいけないの」

かなり強くそう感じました。
私の両親は二人とも、医療ミスに近い形での旅立ちでした。
しかし母は亡くなる直前まで元気に普通の生活をしていたのです、
それも自宅で。
自宅で呼吸が苦しくなり、母は自分で救急車を呼びました。
その救急車の搬送ミスもあっての旅立ちでした。

人生に「たられば」はないけれど
あの搬送が適切に行われていればもしかしたら助かったのではないかと。

実は母が亡くなった直後、最終的搬送先となった病院の医師に
その言葉を言われたのです。

「なんでお母さんがそんな目に遭わなければいけないの　?」

正直その思いは何年も私の中に残っていました。

父は晩年、お薬の飲みすぎが一因とされるパーキンソン症候群という病気で
入院していました。

症候群とされていたのは
「お薬との因果関係は認められない」との医療機関の意思表示でした。
現実にはたくさんのお薬の服用のせいなのか手足が震え、まず歩行が困難になり、
その次に手もなかなか思うようにならない状態でした。
そのため病院に入院させてもらっていましたがありがたいことに内臓はとても元気で。

今思ったんですが、あんなにお薬を飲んでいたのに肝臓悪くなかったのかな。
ちょっと不思議です。

そんな父の突然死。
死因はジュースをノドに詰まらせたこと。

そもそも日常的な介護が必要な状況だということでの入院ですから、
食事時のサポートがついているはずなのに。
その時は無人だったと。結果論ですね。

でもきちんとヘルパーさんがついてくれていれば
もし仮にジュースをノドに詰まらせたとしてもすぐに適切な処置がなされたはず。

父の場合も「たられば」の状況の中での旅立ちでした。

けれどおそらく決定的な事実は、父の最期の処置をしたその病院の医師が
父が亡くなってすぐ、突然その病院から姿を消したこと。
普通に考えれば、医療裁判にでも発展したような処置だったのかもしれません。
すべては私の憶測でしかありませんけど。

そんな旅立ちが重なれば、「神様なんていない、神様なんて信じない」と
家族が思うのも自然のことではないでしょうか。

しばらく私は「神様なんている訳がない」とずっと神様を恨んでいました。

そんな私が「すべての旅立ちは大往生」と思えるまでに変わることができたのです。
その間、数十年です。
いろいろありました、今思うと本当に感慨深いものがあります。

さて本題。かなり長い前置きでしたが（笑）

旅立ち。
それはその人、その命のお役目が無事終了したよ、という天からのメッセージのようですよ。

天、この世界を創り出している、大いなる源、といった感じの存在。
一般的な「神さま」と呼ばれている存在なのか、
私の中では宗教的な神様、人格神的な神様ではなく
もっと本当の大元の存在というイメージです。宇宙の根源というか。

私たちの一生はその「源」との契約によって決まっていて、
しかもその契約は私たちが生まれてくる前に「天」にて交わされた内容とする考え方が
あるんです。

なかなか馴染みの少ない考え方なので、
ピンと来ない方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

私自身も100％その考え方が腑に落ちているわけではなく、
けれどなんとなく、ではあるけれど
ちょっとだけわかる、ちょっとだけピンと来る、というレベルです、現時点で。

でも頭ではもう少し理解が進んでいて、
その頭での理解をベースにこの記事を書かせてもらっています。

源との約束事が終了すると私たちは「旅立ち」という、
また新たな契約の旅に出る、という解釈です。

で、その契約上の人生の出来事はすべて同等、並列。
その視点は「源」の視点です。

人間の視点だと「不幸だ」「幸福だ」「恵まれている」「アンラッキーだ」
さまざまな判定、ジャッジの対象となります。

つまり、「旅立ち」の状態、その仕方、そのプロセスは
「天」から見るとすべて「ベスト」、すべて「成功」という判断。

けれど人間からは「良い旅立ち」「不遇な旅立ち、不運な旅立ち」と
みる人によって、受け取る人によってその内容が異なってしまうということです。

例えば長命だから幸せとか、
例えばたくさんの家族に看取られたから幸せとか
私たちはたいていそんな視方をします。

おそらくそれは自分が旅立つ時の理想形を重ね合わせて
そんな思考になるのではないでしょうか。

けれど「天」からみると、すべて「良い旅立ち」「素晴らしき旅立ち」
その人にとっても、残された人にとっても、また地球全体から見ても、
という判断になります。

ですから一般に言われる「孤独死」も「天」からすれば、「素晴らしき旅立ち」に他なりません。

多分、これはこういうことなんだろうと感じているのは。

旅立ちの形に「上下」「優劣」はないということ。
そもそも命そのものに「上下」「優劣」はないのだから
人生のプロセスにも「上下」「優劣」はなく、
その一つの区切りである「旅立ち」にも「上下」「優劣」はないということ。

「上下」「優劣」の価値判断は人間特有のものだからです。

私たちはいつも他者との比較の中で自分が上だとか下だとか判断しています。

けれど本当は「天との契約」通り生きているだけ。
すべてシナリオ通り。

そのことに良いも悪いも、ラッキーもアンラッキーもない、というのが
「天」の視点による人生の捉え方です。

でも私たちは「天」ではないからどうしても人間の視点でしか判断できません。

その「差」をいかに埋めるか。
私の場合は、両親の旅立ちによって「神への強い怒り、憤り、恨み」を感じたことで
その意識の反転チャンスをもらい、

今は「天への信頼」という気持ちに心をシフトさせてもらえたのかな、というのが
自己分析です。

ネガティブのエネルギーが強いと、
それを反転するのに要するエネルギーも強くなります。
また反転後のエネルギーも強くなります。

作用・反作用の法則的なもの。

そしてネガティブとポジティブの「差」を埋めるスイッチを押してくれたのが
私の最愛の愛猫・海・かいです。

海・かいもまた両親と同じように形は「突然死」でした。
けれどその直後、海・かいは私を家のベランダに呼び出し、
この宇宙の仕組み、天と私たち人間との関係性についてとうとうと語り続けました。

それは私の怪しい体験のスタートでもありました。
私の知らない世界のことを、
よりによって天に還った海・かいがしゃべっているんですから。
その時の海・かいには有無を言わせない、威厳のようなものが感じられました。

海・かいのこの時の言葉によって
私は今「すべての旅立ちは大往生」と言えるだけの心の変化をさせてもらえたというわけです。

逆に言うと、海・かいは私の意識転換・変容のスイッチを入れるために
あの日、あの時、光をまき散らしながら天に還っていったのですね、きっと。

あの時の海・かいのメッセージを一言でいうと「ワンネス」。
すべてのものは一つである、みんな繋がっている、というような意味の言葉です。

この「ワンネス」をハートで感じるのはとても大変なこと、とても難しいことです。

頭で「ワンネス」を理解させてもらった私は、
その感覚をハートで感じるのに5年かかりました。

それでもいまだに100％ではないけれど。

私の人生においての課題をクリアしていくためには
両親の突然死という体験と
海・かいの突然死という体験をどうしてもしなければならなかったみたいです。

すべての方が私と同じように感じることはないでしょう。
何をメチャクチャなことを言っているんだ、と感じる方の方が多いかもしれませんね。

あくまで個人的に、です、

「すべての旅立ちは大往生」との捉え方にたどり着きました。

世間一般からはアンラッキーと思える両親の旅立ちも大往生だと。
他の猫さんと比べると寿命の短かった愛猫・ぴぴ麿と海・かいの旅立ちも大往生だと。
やはり突然死で、たった一人で旅立った兄の旅立ちも大往生だと。

これから愛犬・華実にも愛猫・海・うみにも旅立ちの時はやってきます。
もちろん私にも、主人にも。

私の最小限のコミュニティーはこの家族。

少なくともこの家族の旅立ちにおいては、
「素晴らしい一生だった、大往生だった」
という風に感じられるといいな。

私が先に旅立った時には主人にそう思ってもらえるといいな、というのが
今の正直な気持ちです。

それでも「旅立ち」自体に淋しさや哀しさ、辛さの感情が伴わないわけはありません。
その時はいっぱい泣いて、いっぱい嘆いて、いっぱい哀しんで。

そうやって旅立っていく魂にねぎらいをすればいいんじゃないでしょうか。

「ありがとう、お疲れさま」って。
「大好きだよ、あなたに逢えて本当に幸せだったよ」って。
「また逢おうね、それまでしばしのお別れだね」って。

その気持ちがたとえその時は頭から出たものであったとしても
きっと天はそのことを受け容れてくれるはず。

旅立った魂も、きっと。

そうすることによって、多分ですけど
旅立ち後の痛みから立ち直るのに
そんなに時間はかからないでいられるのかもしれません。

もちろん長い間痛みを感じるのも天との契約なので
それにも良い、悪いはなくて。

旅立ち、人生。
そのすべてが「天」とのパートナーシップによって成り立っている。

これが現時点での私の「ワンネス」の解釈のような気がします。

この、壮大すぎるテーマのスイッチを旅立ちと同時に押してくれた海・かいに
心を寄せて魂を寄せて、
これからも「天」とのパートナーシップの旅を楽しませてもらおうと思います。

そうそう、突然死って、その最期の瞬間まで普通の生活ができていることを言うんです。
それを大往生と呼ばないでなんと言うんでしょう。

生命の価値は「どれだけ長くこの世にとどまったか」ではないですよね。
長い方が短いより勝っている、というのも人間特有の解釈ですから。

と言っても私も人間 ! なので人間としての楽しみも思う存分堪能したいです。

こんな私の考え方はあくまでも「一例」、しかもかなり個人的な感覚です。
共感できる場合も、できない場合も「ヨシ」。

「ジャッジ」は本来は不要です。

そう、この辺、本当はすごく大切なことなんですけど
なぜかジャッジしてしまいがちなのが人間というもの。

でもそろそろジャッジ癖、卒業しても平気そうですよ。
握りしめていなくても大丈夫みたい。
それくらい「天」のサポートは強力だということなのかもしれませんね。

そのこと自体を信頼したいです、深く。
自分自身の真ん中で。

さて、私が旅立ちについて、いろいろと考え方を拡げられたのは
私の意識のフォーカスポイントを変えることができたから。

そして何より両親、愛猫・海・かい、兄の突然死という体験をさせてもらえたお蔭です。

「旅立ちにも愛と感謝と慈しみ……」

私たちは一人で生きているわけではないということ。
もしかしたらそれが当記事に託された「真実」なのかもしれません。

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　監修　ホリスティック獣医師　　渡辺由香先生　阿部知弘先生

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