Noriko's Cafe♪

世界で最も広く信じられているイエス・キリスト。
イスラム教の第二位に比べても
倍以上のクリスチャンが世界中にいる。


でもキリスト教のはじまりって
数えるほどの少人数からはじまりました。
それも、下町から。


キリストの１２弟子が筆頭となって、
福音（よい知らせ）をローマ帝国から伝えはじめた。


キリスト教がドン！と世界に広がりはじめた理由。
その一つは、なんと、「迫害」です。


ローマ帝国の時代、クリスチャンを拷問で殺す
大迫害が各地で行われました。


クリスチャンが何か悪いことをしてではなく、
ただ、キリストを信じるというだけで、
殺されたのです。


聖書はこう言っています。


愛する人たち。自分で復讐してはいけません。神の怒りに任せなさい。それは、こう書いてあるからです。「復讐はわたしのすることである。わたしが報いをする、と主は言われる。

新約聖書　ローマ人への手紙　１２：１９


だから、クリスチャンは神に復讐を委ねました。


人々の前で裸で逆さまに吊られたり、
逆さに十字架に架けられたり、
ライオンに食べられるようにしたり、
鞭で打ったり、傷口にお酢をかけたりして、
ゆっくりと殺されることが多かったといいます。


「今キリストを信じていないと言えば、
　解放してやる。」


そう言われても、「我、キリストを信ず」と断言し、
神を賛美して、感謝して息を引き取っていった
私の兄弟姉妹。


「あいつらは、バカだ！死に損だ！！」


そうローマ市民は思っていたかもしれません。
はじめのうちはです。


街の見せ物であったクリスチャンの迫害。
エンターテイメントの会場で人々は集まり、
クリスチャンの殺される姿を
ローマ市民は娯楽として見に来ていたのです。


しかし、クリスチャンの勇敢な死が、
ローマ人の心を大きく動かしはじめます。


「彼らはなぜ、あそこまで強いんだ。
　死を目の前にしても、
　どうしてあれだけ勇敢なんだ。」


そう、ローマ帝国の見せ物だったクリスチャンは
ローマ市民にはないものを持っていました。
確信、勇気、力、希望。
自分の命をおしまないほどの信仰、
彼らをそうさせるキリストとは一体誰なのか！！


人の頭では、クリスチャンを殺せば
キリスト教は廃るであろうと考えたのでしょう。
しかし、それはまったくもって、
「逆効果」となりました。


人々は勇敢なクリスチャンを見て
自分は何か欠けていると気付きはじめます。
そして、彼らをあそこまでにする
イエスを知りたい！
そう変えられていきます。


大迫害の頃、
ローマ帝国にGaleriusという皇帝がいました。
彼はもちろん、クリスチャンの迫害をしていました。
しかし、あるとき、
Galeriusは病に倒れました。
彼は、自分の「死」を目前に何を感じたのでしょうか。
死が現実となり、病の床で
何を思ったのでしょうか。


彼は、悪いことをしていないクリスチャンを
お遊びのように殺し続けていたことを
深く後悔するようになります。
そして、迫害禁止令を出すのですが、
その最後に、Galeriusは
このようなことを書いたのだそうです。


私の病が癒されるように、
クリスチャンの神様に、お祈りいただきたい。


ローマの国には「神」と呼ばれる存在が万とあった。
まるで、日本のようだ。
クリスチャンを敵対し、迫害していたのに、
「死」が自分に迫って来た時、
自分の今まで慣れ親しんで来た「神」ではなく、
皇帝は、死を直前にして、
「クリスチャンの神」に祈るようお願いした。


この頃から、ローマの歴史が大きく動き始めます。
そして、ここからまた、
キリスト教がドン！と世界に広がっていったのです。


という感じで、
キリスト教の歴史を神学校で学んでます♪
とっても楽しいです
授業中でも感動のあまり
涙してしまうくらい。。。
先生心配そうに見ています。(^^;)
迫害を受けた兄弟姉妹は、
翌日にはまるで迫害を受けてないかのように、
目がキラキラし、強く、
喜びに満たされて拷問の場に向かったそうです。
もうそんな彼らの心を思うと、、、


焼いて全滅させようとした聖書も、
今だに毎年世界のベストセラー。
主に栄光あれ！！


体は殺しても、魂を殺すことのできない者どもを恐れるな。
むしろ、
魂も体も地獄で滅ぼすことのできる方（主）を恐れなさい。

新約聖書　マタイの福音書　１０：２８



"Christianity is not about religion.
It's about relationship with God."