Noriko's Cafe♪

はじめからそこに完璧な形であるのではなく、
信仰は成長する、育つものです。



私がクリスチャンになる前、
クリスチャンの人たちを見ては
「私はクリスチャンにはなれないな。
　あんな風には私は信じられないし、生きられない。
　あんな信仰、私にはないし。無理、無理。」
と思っていました。



ところが、クリスチャンになってからも、
周りの神学生や、私のホストファミリーの信仰、
歴史上の人物（Cyprianなどの殉教者たち）
また、聖書の中に登場する人々の信仰を見ては
自分の信仰の小ささが自分の中で明らかになり、
どうして？と本当に悲しい時がありました。



最近主が優しく私に見せてくださっているのは、
「信仰の創始者は私であり、
　あなたの信仰を完成させるのも私である。」
ということです



イエスさまが
一人一人の信仰を育ててくださるのです



感謝なことは、イエスさまは
私達の肉の弱さをご存知で、
私達が塵にすぎない存在であることを承知の上で、
信仰を育ててくださいます



今日は、マタイの福音書１４章にある
ある奇跡のお話を読んでみたいと思います。



イエスはこれを聞くと、舟に乗ってそこを去り、ひとり人里離れた所に退かれた。しかし、群衆はそのことを聞き、方々の町から歩いて後を追った。


イエスは舟から上がり、大勢の群衆を見て深く憐れみ、その中の病人をいやされた。


夕暮れになったので、弟子たちがイエスのそばに来て言った。「ここは人里離れた所で、もう時間もたちました。群衆を解散させてください。そうすれば、自分で村へ食べ物を買いに行くでしょう。」


イエスは言われた。「行かせることはない。あなたがたが彼らに食べる物を与えなさい。」


弟子たちは言った。「ここにはパン五つと魚二匹しかありません。」


イエスは、「それをここに持って来なさい」と言い、


群衆には草の上に座るようにお命じになった。そして、五つのパンと二匹の魚を取り、天を仰いで賛美の祈りを唱え、パンを裂いて弟子たちにお渡しになった。弟子たちはそのパンを群衆に与えた。


すべての人が食べて満腹した。そして、残ったパンの屑を集めると、十二の籠いっぱいになった。


食べた人は、女と子供を別にして、男が五千人ほどであった。


新約聖書　マタイの福音書　１４：１３－２１



ここで、イエスさまは何をしておられるのでしょうか。
１万５千人ほどの人を驚かせるためでしょうか。
自分の力を見せつけるためでしょうか。



誰に見せるために、この奇跡を行ったのか。
この奇跡を通してのキリストの生徒は誰か。
それは、キリストの弟子たちです。



イエスさまは、自分が十字架に架かって死に、
３日後に死からよみがえって、４０日後に天にのぼり
弟子たちのもとを離れなければならないことを
ご存知でした。
そのことに弟子たちが耐えられるように、
イエスさまは彼らの信仰を育てていました。
ここでのキリストの生徒は、『弟子たち』でした。



この奇跡を通して一番驚き、
神をたたえ、キリストを主としてあがめたのは
弟子たちです。
キリストはこのことを通して
弟子の信仰をさらに強く建て上げようとしておられます。



イエスさまは
この群衆を満足させるよう、弟子たちに言いました。



弟子たちが持っている以上の物は必要ありませんでした。
弟子たちは５つのパンと二匹の魚を持っていました。
「自分の持っているもの、
　自分が人々に与えられる分だけ、与えなさい。」
よって、弟子たちは主が祝された持ち分を配りました。
すると、１万人以上の人が満腹になりました。



すべての人に配り終わった後、
１２がご分のパンがあまったとあります。



これによって、弟子たちは
キリストをさらに信じるようになりました。
そして、大切なレッスン。
それは、弟子たちは自分が持っている物を
与えただけだ、ということです。
自分が出来ることを行っただけということです。
すると、イエスさまが！！
それをmultiplyされ、増やされ、
イエスさまが、あまるほどに祝福された、ということです。



イエスさまの声に従って、主を体験した弟子たち。
自分そのままで主に従えば、主が後は成し遂げてくださる！
その後も、イエスさまは弟子たちの信仰が強くなるよう、
さまざまな奇跡を見せて行くのです。



弟子たちは、キリストの声に従っただけ、
あるものを与えただけでありました。



私が携わっている日本人ミニストリーで
このことを経験しました。
自分にはミニストリーをするお金も、
時間もありませんでした。
でも、イエスさまがなさろうとしているという
確信がありましたので、従いました。
自分に出来ることをやる。それだけでした。
すると、必要はすべて満たされ、
時間もちゃんと与えられ、毎週私が祝福されています。
周りの人は、「どうやって全部やってるんだ？」
と不思議がります。でも、私はまだもう少し
やろうと思えばなにか出来る余裕があります。
主は、あまったパンも私に与えてくださっているのです。



だから、主に仕えるとき、
自分の持っているもの、自分に出来ることだけを
捧げればいいのです。
そうすれば、イエスさまがそれを何倍にもし、
祝福をあまるほど与えてくださいます。
キーは、主に従うということです。
自分の方法ではなく、主の御声に従うということです。
そして、主に従うことによって、
主のために働く、主に仕えることを通して、
キリストの御手を人生で体験し、
「主は今も生きて働いておられる！みことばは真実！」
と、信仰も、その働きを通して成長させてもらえるのです。



今、信仰が小さくて。。。という方がおられれば、
同じイエスさまを信じていれば、主は
あなたの信仰をも強め、建て上げてくださいます。
それには、条件があります。
弟子たちは、キリストの声に従いました。
あのとき、「いや、足りないからって！」といって
パンを配らなければ、あの奇跡はありませんでした。
主に従うことによって、主がいろんなことを
見せてくださいます。主が生きて働いておられることも。
主に従うことは、難しいことではありません。
自分にできること、自分に与えるられる以上を
主は求めておられませんからね