Noriko's Cafe♪

時はローマ帝国の時代．
砂利道を馬が走る．
みなが道をあける．


馬　は　力　の象徴でした．


馬で颯爽と過ぎ去るローマ軍を見ては
人々は彼らの力，すごさを思い知らされたことでしょう．


そんな時代に，イエスキリストは誕生した.


そして，弟子達は彼を救い主としてあがめ，
キリストをリーダーとして崇め，彼に従っていた．


キリストがエルサレムに入ったとき，
彼は何に乗って現れたのか．


力，強さを現す馬か．


彼ら（キリストの弟子）がろばの子をほどいていると，その持ち主が，「なぜ，このろばの子をほどくのか．」と彼らに言った．

弟子達は「主がお入用なのです」と言った．

そしてふたりは，それをイエスのもとに連れて来た．

そして，そのろばの子の上に自分たちの上着を敷いて，イエスをお乗せした．

新約聖書　ルカの福音書　１９：３３－３６



自分がキリストの弟子だとしたら，どうだろうか．
もうちょっとかっこ良い登場の仕方をしてほしくないだろうか．


なぜに，ろばの子に乗って登場したのか．


ろばとは，平和を象徴する動物でした．


ここでイエスがロバに乗って現れたのは
力，戦いをこの世にもたらすためではなく
平和をもたらすために来たことを現すためでした．
キリストはその通り，平和PEACEをもたらすために
この世に来られたのです．


またろばとは，仕える動物でありました．
荷物を運んだり，人に仕える動物でした．


キリストはご自身のことをこう語っています．


人の子（キリスト）が来たのも，仕えられるためではなく，かえって仕えるためであり，また，多くの人のための，あがないの代価として，自分のいのちを与えるためなのです．

新約聖書　マルコの福音書　１０：４５


神であるキリストは，仕えるためにこの世に来られた．その姿をも，ろばに乗ることによって象徴されています．


また，ろばではなく，ろばの子に乗ることによって，どれだけへりくだった，心の優しい主であるかが分かります．


自分が私たちの罪をすべて十字架の上で背負い，私たちの身代わりとなって死んでくださった主．神と私たち罪びととの間に立ち，神との和解の道を用意してくださったキリスト．自分のいのちを与えることによって，私たちに永遠のいのちを与えてくださろうとしてくださった主．


このことは，キリストが誕生する何百年も前に，預言されていました．


シオンの娘よ．大いに喜べ．
エルサレムの娘よ．喜び叫べ．
見よ．あなたの王があなたのところに来られる．
この方は正しい方で，救いを賜わり，
柔和で，ろばに乗られる．
それも，雌ろばの子の子ろばに．

旧約聖書　ゼカリヤ書　９：９


ここで，キリストの預言が一つ成就されました．


聖書は，さらにこれから先の預言が書かれています．


私たちの時代からこの先，
イエス・キリストは再びこの世に戻ってこられるのです．


これを再臨，英語ではSecond Comingと言います．


聖書は過去のことではなく，
これか起こることも書かれているのです．


それはなぜか．
なぜこれから何が起こるかを主は聖書に書かれているのか．


それは，私たちが準備できるためです．


まことに，神である主は，
そのはかりごとを，ご自分のしもべ，
預言者たちに示さないでは，
何事もなさらない．

旧約聖書　アモス書　３：７



キリストが再び戻ってくるときの表現が
ヨハネの黙示録の中に書かれています．


キリストは地上に平和をもたらすために
約2000年前，この世で子ろばに乗られた．


再び戻るとき，キリストは何に乗っていると思いますか？


見てみましょう．


また，私は開かれた天を見た．見よ．白い馬がいる．それに乗った方は，「忠実また真実」と呼ばれる方であり，義をもってさばきをし，戦いをされる．

新約聖書　ヨハネの黙示録　１９：１１



次にキリストがこの世に戻ってくるときは
白い馬に乗っています．


白い馬は，ローマ軍でもトップのトップが乗る馬でした．
最高の力を現すシンボルです．


その最高の力を現す象徴である白い馬に乗って
キリストは再臨されます．


このときは，平和をもたらすのでありません．
この世に彼の本当に持つ力でもって最後の裁きをもたらします．



キリストが再び戻ってくる前に準備しましょう．
この世の終わり，最後の審判がなされる前に
準備しましょう．
３００以上ある旧約聖書に書かれたキリストの預言は
すでに成就されています．
主が聖書にこれから起こることをも預言しています．
だれも，自分の代わりに準備をしてくれません．
一人ひとりに責任があります．
準備しましょう．