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アメリカで救急車に遭遇した人は、
このシンボルを目にした方がいらっしゃるでしょう。 救急車の後ろのドアのところに、 このようなシンボルが描かれています。 これは、The Star Of Lifeと呼ばれる アメリカの救急車の有名なシンボルです。 ↓これは、アメリカで見られる医療のシンボルです。 救急車のシンボルと、医療のシンボル。 よく見ると、二つには共通点があります。 共通点、分かりますか? それは、旗ざおにヘビがからんでいるということ。 ヘビと医療が何の関係があるのでしょうか。 ヘビと癒しに何の関係があるのでしょうか。 それよりもなぜ、蛇なのでしょうか。 実は、これらのシンボルは、聖書から来ています。 海を分けてエジプトから逃げて来たイスラエルの民。 モーセの有名なお話のあとのことです。 エジプトで奴隷として苦しんでいた民は、 エジプトを脱出し、約束の地(現在のイスラエル) に向けて荒野をさまよっていました。 神は、そんな彼らに自由を与え、 日々の糧を与え、彼らが生きて、 乳と蜜の溢れる約束の地に着くようにと 大胆に神は民を荒野で導かれていたのですが、 民は神とモーセに逆らって言った。 「なぜ、あなたがたは私たちをエジプトから連れ上って、この荒野で死なせようとするのか。パンもなく、水もない。私たちはこのみじめな食物(マナ)に飽き飽きした。」 旧約聖書 民数記 21:5 神は約束されたら必ず守る神。 あなたがたを奴隷から解放し、 エジプトから約束の地へ導くと約束されたのに その神の約束を信じず、忍耐もなく、 神に文句を言い続けたイスラエルの民。 そこで主は民の中に燃える蛇を送られたので、蛇は民にかみつき、イスラエルの多くの人々が死んだ。 民は、モーセのところに来て言った。 「私たちは主とあなたを非難して罪を犯しました。(罪の告白)どうか、蛇を私たちから取り去ってくださるよう、主に祈ってください。」 モーセは民のために祈った。 すると、主はモーセに仰せられた。 「あなたは燃える蛇を作り、それを旗ざおの上につけよ。すべてかまれた者は、それを仰ぎ見れば、生きる。」 モーセは一つの青銅の蛇を作り、それを旗ざおの上につけた。もし蛇が人をかんでも、その者が青銅の蛇を仰ぎ見ると、生きた。 旧約聖書 民数記 21:6-9 誰でも旗ざおにつけられた蛇を仰ぎ見ると、生きた。 ここからこれらのシンボルが誕生したのです。 しかし、これは、体の癒し以上に もっと深いメッセージが含まれています。 実は、ここでは後に現れる救世主、 イエス・キリストの十字架の死を イエスの誕生前に事前に示したものなのです。 イエスさまは言いました。 モーセが荒野で蛇を上げたように、 人の子(キリスト)もまた上げられなければなりません。 新約聖書 ヨハネの福音書 3:14 キリストは自分の十字架での死をここで預言しています。 荒野で蛇を仰ぎ見た者は生きました。 それと同じように、 キリストの十字架を仰ぎ見るすべての者は、生きるのです。 モーセが荒野で蛇を上げたように、 人の子もまた上げられなければなりません。 それは、(キリストを)信じる者がみな、 人の子(キリスト)にあって永遠のいのちを持つためです。 神は、実に、そのひとり子(キリスト)をお与えになったほどに、世を愛された。 それは御子(キリスト)を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。 新約聖書 ヨハネの福音書 3:14-16 追記です。 こちらのシンボルはギリシャ神話から来ているという説もありますが、聖書の説も平行して書かれています。アメリカではクリスチャンの医療関係が多いですし、もともとクリスチャンが始めた国なので、ギリシャ神話の薄さが根付くとは、私自身アメリカの歴史から見ると考えにくいです。ただしキリスト教離れの進むアメリカですから、現代においてあれはギリシャ神話からだ!と言いたいのも納得はできます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.04.07 23:52:20
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