歌 と こころ と 心 の さんぽ
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
全30件 (30件中 1-30件目)
1
四つ文字が一つになりてキリクとふ梵字に込めし阿弥陀の願い 阿弥陀如来を表すキリクという梵字は、カ・ラ・イ・アクの四文字が組み合わされてできている。 梵字を染色のライフワークとして制作している。 母音に当る「摩多」と字母となる「体文」に「重字」というもので、五十一文字ある。 それらが悉曇切継(合成 ゴウジョウ)という法則で組み合わされて展開していきます。
2006.11.30
コメント(0)
腎臓の左右に五個の石があり 追い出さんとてなわとび始む 上下運動が効果あるとかで、とりあえず100均で買ってきて縄跳びを始めた。 一日400回を目標に・・・
2006.11.29
新聞に悪事の記事を赤文字で載せりゃ紙面はまっかっかかな 新聞とは悪い事件と事故を載せる専門の媒体か。 そう思うぐらいろくでもない悪いニュースばかりが載っている。 試しにそんな記事を赤いインクで載せてみたらどうでしょう。 まっかっかになるでしょうね。
2006.11.28
コメント(2)
恐いものに親父の姿なくなりて地震雷火事に竜巻
2006.11.27
紅葉の木ごとに色の個性あり 杜の欅もはや散りはじむ 近くの市役所にある5本のケヤキの木が、今年も美しい紅葉を見せてくれた。 それぞれが微妙に色が違うことでいっそう華やか。 その紅葉ももう散り始めている。 落葉しても美しい樹形を見せてくれ、どの季節も楽しませてくれる大好きな木の一つだ。
2006.11.26
金色で地上に描く散し紋 絵師はいちょうの老いたマジシャン 小雨が上がって湿った地面に、銀杏の葉が散っていて美しい。 黒い地面に黄色の落ち葉は、そのままで布に染め上げてたいほど。
2006.11.25
深々と根を伸ばしたる長いもの捩れ捻れた苦闘の痕跡 ”長いも”の蔓が生垣と柵に絡まって見苦しいので、思い切って掘り出すことに。 地面の中は粘土質だったり石があったりでの過酷な状況。 何年も掛かって行き場所を征服していったという感じ。 長いもは古い芋を養分として、新しい芋が伸びていくため、大きく育った芋の脇に、 ぬけがらの様なしょぼくれた芋がついているのが面白かった。
2006.11.24
数羽づつ向きを違えてトビの群れ 数多の雲の不穏な空に もの凄い数のトンビが入り乱れて上空を舞っていた。 どんよりとした灰色の空。何かが起こりそうで不気味。
2006.11.23
古希ならむ矍鑠(かくしゃく)とした母ありて津山の生家の化粧品店 妻孝行に大のファンであるB'z稲葉さんの実家を訪れた。 1年に2度も3度も来るという女性ファン。 お母さんの邦子さんは元気でとても古希とはみえず、海外旅行から帰ったばかりだとか。
2006.11.22
枝先のくれないに染むもみじ葉の染め師の仕事まだ途中なり いろはもみじの緑の葉の正反対の赤い色が、枝先から染まり始める。 ”みどり”から突然に”あか”に変える自然界の染めの魔術師。 この不思議の、コントラストが美しい。
2006.11.21
洛北のカフェに流るるファドの調べオカメインコのフ~ちゃんと聴く 三千院の少し下に「アピエ」というカフェがある。古い旅館を改造した洒落た雰囲気のお店。 10歳ぐらいのオカメインコが飼われていて、籠の中での佇まいがいい雰囲気で・・
2006.11.20
仕掛けらる”さば街道”のネズミ捕り 無粋なることここに極めり さば街道から途中峠のトンネルを抜けて大原の三千院へ。 突然、警官が3台の車を止め「スピード違反だ」と。 全く狐につまままれた気分。まさかこんなところでねずみ捕りをしているとは!! 自然にスピ-ドが出る下り坂。他県からわざわざ紅葉を楽しみにやって来たのに。 無粋としか言いようがない・・・・。おまわりの”センス”を疑う。
2006.11.19
1年に4歳年をとる猫の新年気分季節のごとに 成猫は、大人に換算して1年に4歳ほど年を取るとか。 子供のときはもっと早い。 我が家のチャミーは15歳で、大人に換算すると76歳になる。
2006.11.18
暁の三日月照らすホリゾント舞台は回り満天の青 今朝、あけぼのの東の空に三日月が出ているのを見た。 日は東から月は西へ、とずっと思っていた。そうではない日があるんだ。 水平線に僅かに光がさし、少しずつ明るさが増すにつれて三日月がいっそう輝いた。 一時間足らずですっかり夜が明け、真っ青な空が広がった。
2006.11.17
人生の先は長いと子に言いしも残り3割色づいてきし
2006.11.16
北風や悟空が乗りし白雲の水平飛行行き先はどこ
2006.11.15
海馬なる記憶の神のいたずらに卒寿の母は乙女となりて
2006.11.14
マンションに阻まれ風の抗いてビュルービュルルと唸りて往かむ 高層のマンションは強い風が吹くと、物凄い音で鳴り響く。 まさしく音の公害。景観重視の設計のせいなのかどうか?
2006.11.13
♪暁のしじまに目覚め鳴りつづくシの♭(フラット)の無音のひびき しーん というオノマトペ。日本人ってほんとに表現力豊だと思う。
2006.11.12
壮大な銀河の旅を描きたる脳細胞の科学反応
2006.11.11
モニターに写りし吾の内臓は美(うま)し肌色健康そうじゃん 先日、内視鏡での膀胱の検査を受けた。 内蔵は淡いサモンピンクに輝き、美しいと思った。 幸い大したものは見つからず一安心。また一ついい経験をした。
2006.11.10
息切らしだらだら坂を登るなり朝日の中に白きコスモス
2006.11.09
秋冷の空につき立つチムニーに妖しく白く竜立ち上る
2006.11.08
色彩の色の環となる不思議なりオクターブ差の波長のありて 赤の波長は紫のものよりほぼ二倍の長さの波長を持つ。 プリズムでも赤から橙黄緑青藍紫と、縦一列に並んでいる。 それが「12色環」となって繋がるのは不思議。
2006.11.07
それぞれの色を見せたり秋日和 VIPルームの柔・剛・哀・楽 日曜の昼間に紳士と淑女がカラオケを歌う。VIPルームの優雅な一日。
2006.11.06
経るほどに深まりゆかむ秋色の一閑張りなるいにしえの華 一閑張りは和紙を竹篭に何枚も重ねて張り、柿渋を塗って作る。ぞっこんで造る知人がいる。 桃山時代に一閑斎なる人が、茶道具を造るのに金がなくて考え出した技法とか。
2006.11.05
われ一人ヒラリフラリと蝙蝠のいきまどいたり十三夜月
2006.11.04
吾が問いに見上げしネコの泉なるひとみの奥にすみし憧憬
2006.11.03
スイと来てピンピンピンと鶺鴒の白き尾をふる霜月初日
2006.11.02
コメント(1)
なりわいの成すべきことのおろそかに秋の夕日の秒速で落つ
2006.11.01