■ 今を盛りと梅の花・・
♪ 梅の枝(え)をたおりて孫に持たせゆく春あさき日の花の盗人(ぬすびと)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 各地で梅が満開となっている。地元の佐布里池の梅林も多くの人で賑わっていた。家の近くの緑地帯にも白梅が15本ほど植えられていて、今を盛りと白い花を咲かせている。風情という意味では色のある花の方が華やか表情も豊かだ。何故白梅なのかが分からないが、数本でも紅梅が混植してあればなあと、梅が咲く時期になるといつも思う。 手折って来た梅を花瓶に差して玄関に置いてみた。翌日、玄関に梅の香りが漂っていて「ああ、梅はこんなにもいい香りがするんだ」と、今更ながら感じ入った。 話では知っているし歌にも詠まれている梅の香だけど、それを実感したことがなかった。佐布里の梅林では少しでも風があれば流されてしまうし、風の当たらない坪庭の様な所にでもない限りなかなか香りを実感できない。 里の辺にはこんな立派な梅の木があって、剪定もされずに四方へのびのびと枝を延ばしている。ようやく花がほころび始めたところ。整枝して管理が行き届いた梅ばかり見ている目にはとても新鮮な樹形で、ついつい見とれてしまった。満開ともなればさぞ美しいことだろう。 こちらは中部中学校の北側の公園に移植された篠保呂の大梅。白加賀という白梅で樹齢80年とある。樹高6.2m、枝張り12mとかで、五分咲きというところだった。 花も大きく枝ぶりもなかなか見事な梅の木だ。畑の隅に植えられ、自由にのびのびと育ったことがその姿からも窺える。佐布里の梅林(25種、約4,600本) 佐布里(そうり)の梅林には様々な種類の梅が植えられていて、名物の佐布里梅の花はピンク掛った色をしている。枝垂れ紅梅などはパークロードに何本も植えられていてよく目にする。 しかし、それ以外の私の行く先々ににはどういう訳か白梅ばかりが目に入って来る。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」