♪ 三日月と星のさやけし
薄明の空に
未知なる年のあけゆき
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穏やかなお正月となりました。
元旦は心配された雪も降ることなく、明星が点景を添える未明の空に三日月が輝き、新年に相応しい朝を迎える事が出来ました。
新年4日は旧暦の2010年12月1日で、新月を迎えて無月の夜となります。
この無月の日から新年が始まった昔の方が、自然と一体になって歳月の妙味を確実に実感できたことしょう。因みに、2月3日が旧暦の元旦となります。
今では何もかもが前倒しとなって早め早めにスタートするために、その実感が益々薄まってきています。幕開き前にチラチラと中を見せられたのでは、開幕の感激は半減するのは当然でしょう。
一年中季節感のない食材が並び、衣替えもせず、前倒しの花が店頭に並び、季節の変わり目のない生活が当たり前になっています。正月を迎えて、ただ永い間の数少ない慣習に従っているに過ぎない初詣でに行く。
神を信じてなんかいない癖に・・・。心の根底には有るのでしょうが、困った時の神頼み的な癖みたいなもんでしょうか。
「かます」に何杯とかいう神社の「おさい銭」をTVで見せられても、その有難味も何だか薄いものに感じてしまう。すべてが商売としての行事の印象が拭えない、金銭からみの事ばかりが残っている。
買って済ませるおせち料理、趣向を凝らした福袋、屋台に夜店に年末商戦。餅つきもしないし、正月らしい家庭の行事はほとんど無くなってしまった。年に一度の行事に一応は乗って見るものの、心ここに有らずな風情はなんだか寂しい。
高齢者の死亡が新生児の数を上回り、人口の減少が始まった。
千年何百年単位で続いてきたものが、ここ50年足らずの間に急速に変化してしまった。人の心を世の中の変化が追い越して、あたふたとその後を追いかけて行く。「便利という名のバイ菌」が人の体内に棲みついて、次つぎと新しく形を変えては耐性菌となって蝕んでいく。
未来は誰にも見えないとは言え、選択の余地は残されている。何をどう選択していくかが、全てにおいて最優先されなくてはいけないんじゃないか。
自分の意思で自分の未来の方向を決めて行きたい。そうするためには正しい判断能力を持たなくてはならない。
変えてはいけないものと、変わらなくてはいけないもの。「不易流行」は生き方にも通ずるんだね。
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「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。
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プロフィール
sunkyu
日本の四季と日本語の美しさ、面白さ、不可思議さ、多様性はとても奥が深い。日々感じたことを「風におよぎ 水にあそぶ」の心持ちで短歌と共に綴っています。 本業は染色作家
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サイド自由欄
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
「アーカイブ」
◎ Ⅰ 短歌
◎ Ⅱ 知っていて損はない話 健康と生活編
◎ Ⅲ 興味深いこと
◎ Ⅳ 興味深いこと パート2
◎ Ⅴ 自然界 地球 異常気象など
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