♪ 知らぬ間に黒雲わきてAIの雨が地球に降りそそぐべし
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
こういう文章を読んでスーッと流してしまうか、それとも心に留めて反芻し自分なりに考えてみるかどうか。行く先は、そこで大きく別れることになる。
この文は、具体的なことが書かれていない上に簡単にまとめてしまってあるので、その言いたいことを理解するには洞察が要る。何だかピンと来ないものを理解するには、心の余裕とそれなりの努力も要る。
腿の筋力が衰えると足元が覚束なくなる。声も声帯の筋力が要るし、耳にしても空気の振動を受け留める性能が弱れば困ったことになる。脳だって同じようなもの。言葉に対する受容性を磨いておかないと、理解する能力がどんどん落ちていってしまう。
放っておけばどんなものでも劣化するのは必定のこと。
表面的なことだけで満足していると、それ以上のものを心が受け付けなくなる。嗜好が偏れば思考する志向も限定されていく。そしてますます単純化していく。
分からなくても「何か有りそうだ」と心のすみに留め置く事が大切で、その積み重ねが理解力につながっていく。
スマホを使って弟子のAIを育てる。それは大喜利をさせるためのもので、4人の参加者がそれぞれ自分の関係者(ファン、友人知人、仲間など)に協力を求めて育て上げる。
スタジオでそのAIにお題を出して大喜利をやって見せる。その回答がなかなか面白く、「10文字で答えよ」なんていう難しいものにも結構奥深い回答をしていて、感心してしまった。
これはほんの手始めに始めた第一段階のもの。これをビッグデータを使ってディープラーニングさせてもっと進化せれば、そこらのつまらんお笑い芸能人の代わりは充分に勤まる。それどころか完全にその職場を奪うことになるかも知れない。
こういうことが目の前で行われる時代だ。
AIには感情がないというが、じゃぁ人にあると言われる感情が正しく表現されているかと言うと、本人にさえよく分からない部分がある。小説で表現できるものがあるとすれば、AIに出来ないということはできない。模倣することは朝飯前なわけで、その模倣を模倣だと見破れるかと言えば、ノーでしょう。人の心なんて誰も本当の事は分からないし、自分でも分かっていないのだから。
機械に人間が使われるなんてことは既に起こっているし、今後はAIに使われていくことになるのは目に見えている。様々な仕事をAIにさせるようになれば、その部分での競争は激化するし、その結果トンデモナイ裏技を使って来るのも出て来る。
トランプ大統領や大企業の不正を見ても分かるように、規制とか法律なんてものは有ってない様なもの。人間が考える事の数億倍の能力を発揮するコンピュータの頭脳を、邪な考えを持った人間が使えば、そりゃあ大変なことが可能になる。
洞察力をもって諸々の事象に立ち向かわないと、
エライことになりますよ!!
|