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歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2018.12.19
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カテゴリ:話題・情報

♪ 脳内にシャングリラあり欲を捨て歌に吹かれて風詠みて生く


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 本庶佑博士たちのお蔭で将来、癌は制圧される見通しが立ってきた。しかし、そうだとしても癌が有るのかないのかを調べる必要は付いて回る。ワクチンが出来ればその必要はないのだろうが、それまでは癌を発見しなければならない。



 早期発見が出来れば治る確率が格段に上がるとは言うものの、がん検診率が低く推移していて、なかなか上向いてこないがらないのが現状だ。
 そこで、簡単に癌を早期発見する方法が研究されていて、それが実際に使われるところまで来ているという。昨夜の「ガイアの夜明け」では、日本での二つの方法を紹介していた。

【唾液1滴で癌のリスクを判断!】
 唾液1滴で癌のリスクを判断する最新の検査法がすでに実用化しているという。癌細胞からは、代謝物と呼ばれるごく小さな特殊な成分が分泌されていて、唾液に含まれる代謝物を調べることで、癌細胞がある可能性を高い精度で判定できるといのだ。
 現在、1回の検査で、肺がん、乳がん、大腸がん、すい臓がんの4種類のがんのリスクを判定できるという。これはまさに目から鱗の大発見。

 この検査方法を生み出したのが、慶応大学発のベンチャー「サリバテック(山形県鶴岡市)」の杉本昌弘(43歳)さん。大手ソフトウェアメーカーのエンジニアをしていたが、15年前に出向した慶応大学で癌細胞に含まれる代謝物の存在を知り、唾液を使った癌検査の研究を始め、去年2月、唾液を使ったがん検査の実用化に成功したという。これは画期的なことで、何の苦痛も面倒な準備もいらない。

 解析結果は、「リスク値」という数値で示される。0・0から1・0の間で算出。1・0に近いほどリスクが高い。受診者は自身の数値を、非がん患者、がん患者の数値と比較したグラフで提示される。あくまでも現在、癌に罹患しているかのリスクを調べる検査なので、リスク値が最大の1・0だったとしても、癌と診断されたことにはならない。リスクが高いと判定された場合には、提携医療機関が紹介されるという。

 今の課題はもっと採用数を増やすこと。現在の検査費用は2万円以上と高いこともあり、26の医療機関にとどまっている。しかし、唾液を冷凍して運搬する今の方法では手間とコストがかかり検査数を一気に増やすことはできない。どんなにいい検査でも、広く一般に広がらなければ意味がない。杉本さんは、日本生命と提携し同社の社員1000人を対象に試料の収集を開始。日本保険はオプションに組み込みたいとの意向があるという。

 しかし、2万円以上は高すぎるのと大量に短時間で分析処理できないと無理だということで、新たな方法を模索。それで、冷凍せずにある薬品に混ぜて密閉容器に入れて輸送する方法を開発し、新たに大量の分析をこなす機械を導入。それによって2割のコストダウンに成功している。
 普及すればもっとコストは下げられるだろう。大企業、官公庁などからスタートして、違った意味のパンデミック的に、幾何級数的に広まっていくだろう。


もう一つが
【尿1滴で、虫が癌を知らせる!】
 癌患者の尿には独特の匂いがあるという。それを線虫という体長わずか1mmの虫に嗅がせると寄っていく。逆に健常者の尿からは逃げる。しかも、最新の研究結果によると、その的中率はおよそ9割というから驚く。
 今のところ、胃や大腸や肺などのメジャーながんはもちろん、希少なものも含めて18種類の癌に反応することがわかっているらしい。線虫は人間や犬を上回る嗅覚を持つが、一般にありふれた生物なので培養も簡単。ほとんど飼育コストもかからないため、安くて精度の高い検査が期待できるというから画期的だ。
 尿1滴なら、検査を受ける人の負担にもならない。2020年1月の実用化を目指して詰めの研究が進んでいる。



 この画期的な検査方法を生み出した広津崇亮(46歳)さん。もともと大学の研究者だったが、この線虫によるがん検査を世に出すため、2年前に自らベンチャー「HIROTSUバイオ」を起業。実用化を目指して東奔西走している。かつての教え子も集結し、その一人の魚住隆行さんは30歳という若さながら研究開発部門のトップを任されている。

 今取り組んでいるのは「がん種を特定」するという最も重要な研究。現在の線虫の検査では「がんがあるがないか」の可能性だけしか分からず、「どのがんの可能性があるか」まではわからない。癌ごとに独特の匂いがあるとされ、遺伝子を組み替えることで特定のがんの匂いに反応する“スーパー線虫”を生み出そうとしている。まず狙うのは、特に早期発見が難しいすい臓がん。
 そして、日本から生まれたこの最先端技術をオーストラリアの大学に持ち込み、共同研究する運びとなっている。


 すごいぞ日本。癌征圧の日もそう遠くなさそうだ。
 ますます高齢化が進むというジレンマを抱えながら、健康と寿命がパラレルに推移する社会を目指していく。
 AIと一緒になって分析と解析の技術が飛躍的に向上し、微に入り際に渡って解明が進み、どんどん哲学から離れて人間らしさから遠ざかっていくようにも感じる。






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最終更新日  2018.12.19 10:11:25
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◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
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