♪ 「つめたいなあおまえってやつは」身の奥でつぶやく声を聞いてしまえり
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地球はもう完全に病んでいる。発熱と悪寒、自律神経失調といろいろな機能障害、悪性新生物も棲み付いていて、自然治癒力も衰えている。
もう誰にも治せない気がしています。
地球の来歴と寿命から言えばほんの短い期間、人間という最悪の生物が寄生して自然を破壊し、ついには自滅していった、という事になるのでしょうか。
無責任なことを言っていると思われるかもしれませんが、これも大きく見れば天然宇宙の摂理のようにしか私には思えません。子や孫の将来を心配したりもするわけですが、人類という動物の宿命的な生存競争、AIとの闘いと共にどのような方向に向かうのか、想像を絶する。もし、そんな環境に適合できなければ、弱いものとして淘汰されるだけのことだと思ってしまう。それは悲観論でも楽観論でもありません。
人類が滅んでも地球はちゃんと存在を維持していくでしょうし、例え核戦争が起こったとしても膨大な種のうちの選ばれしものの何かは、必ず生き残って新しい生命世界を作り上げていくでしょう。
極端なことを書きましたが、生物の宿命的な歴史の一部に人間もいるという事実を見据えるのは、楽観でも悲観でもない。地球の身、人間の身に何が有ろうと、どんと受け止めて受け入れて行くしかないと思っているわけです。
われら生物は、マントルの上の薄皮一枚の地表に棲み付いている。その地殻はチチカカ湖に浮かぶ蘆の島のごとく不安定で、何とも野蛮な生活基盤の上に成り立っている。70%が海であるこの基盤は、水という変幻自在な物質に囲まれその変容する酸素と水素の化合物に弄ばれながら、依存していくしかないか弱き生物たち。
神の視点で見てみれば「蟻ん子」と何ら変わらない小さな存在の人間。脳を肥大化させ、進化していくはずのものを逆方向へ捻じ曲げていく。
構築して来たヒエラルキーなどぶっ飛んで、進むAI支配が大半を「無用社階級(ユースレス クラス)」とするかもしれないという(ユヴァル・ノア・ハラリ)。「真の支配者(ルーラー)」はアルゴリズムそのものとなって全宇宙を支配しようとする。しかし、あまりにも高度に複雑化したAIを理解できないままだという、憎悪の未来社会。
金で支配し、される社会が独裁者を生み、地球温暖化、核戦争、破壊的なAI技術が、地球全体を覆い尽くす。さて、人類は賢いのか馬鹿なのか。
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