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歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2019.10.21
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カテゴリ:話題・情報

♪ 楕円球の不測を遨(あそ)ぶ五分後のその展開を誰も知らない


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 ラグビーの面白さを改めて堪能させてくれた日本チーム。予選リーグで4戦全勝しベスト8で決勝トーナメントまで勝ち進んだのには驚いた。ちっとも点が入らないサッカーに飽き足らない部分を、目まぐるしく変わる戦況がカバーして、にわかラグビーファンを大量に生みだしている。

 野球からサッカーに、サッカーからラグビーへと人気のスポーツが移っていく。より多くの刺激と面白さを求めていくのは、人間が「生存競争をしながら生きている動物」である証しかも知れない。
 昔、プロレスがブームだった70~90年代、フレッド・ブッラッシーやアブドーラ・ザ・ブッチャー、タイガー・ジェットシーンの乱闘シーンで流血が当たり前の時期があった。その生々しい試合を、爺さん婆さんたち年寄りがこぞってテレビにくぎ付けになり、興奮して死んだ人もあってニュースにもなった。

 私は、子供のころから自分が野球をやっていた(草野球)ので野球の面白さは肌で感じているが、サッカーの経験がないこともあって、あの広いグランドを走り回ってちっとも点が入らない、足だけしか使えないやたらストイックなスポーツのどこが面白いのか、ずっと思っていた。

 その点、バスケットは攻守の変化が目まぐるしく、得点もどんどん入ってのシーソーゲームが多くて観ていても面白い。スーパースターが日本にも生まれればその人気は急上昇するだろうと思ってた。そこへ八村塁が登場して、いよいよ来たかと思っているところだが、全体のレベルがまだまだ低く海外のチームには歯が立たないところがネックになっている。まだ時間がかかりそうだ。

 そこに比べてバレーボールは強くなった。男子は先のワールドカップで驚異の6連勝を成し、結果は4位でメダルを逃したが世界の強豪と肩を並べて堂々と渡りっているのは凄いことだ。
男女ともよくぞここまで盛り返してきたものだと目を見張る。
 どのスポーツも劣っていた体力の強化と人材の育成が功を奏して、体力敗けしなくなってきているところが目を引く。2m前後の選手が当たり前のように動き回る姿なんて、一昔前までは想像すら出来なかった。

 4年前の日本ラグビー選手のフィジカルト・レーニングは、話題になるほど過酷で凄かったが、今回はそれ以上に徹底した体つくりをしてきたことが随所に現れていた。物凄い努力の結果、世界が目を見張るところまで持ち上げてきた選手やコーチ・監督の努力に頭が下がる。
 昨日の相手国、南アフリカは優勝候補ということも勿論あるが、4年前の雪辱なんてレベルではなく、世界最強を目指してのモチベーションと、体力強化と戦術の研究が見事に実践に活かされていて、そのすべてに差が出た格好だ。
 日本が強化したはずのスクラムは歯が立たず、モールから瞬時の切り替えで空いたスペースに走り込んで、トライまで持って行く切れ味は、さすがと言うほかなかった。

 

 それにしてもいい試合だった。互角に渡り合って大量点を与えず惜しくも敗れたという見ごたえのある試合を見せてくれた。満身創痍の状態に近いような、あれじゃ「怪我するはずだ」というシーンの連続。こんな試合を(練習も含めて)やり続け全力を出し切って、負けたのは悔しいだろう。4年前は「まぐれだった」と言わせないためにも頑張って来たのだ。
 「お疲れさん」と言ってやりたい。「4年に一度じゃない。一生に一度だ。 -ONCE IN A LIFETIME-」のキャッチフレーズの通り、十二分に楽しませてくれた日本ラグビーに乾杯。ありがとう!


世界で称賛された日本のサポーターたち
 また、大会を主催するホスト国としての日本を評価する声も多かった。今大会は台風19号の影響で2試合が中止となるハプニングもあったが「日本は台風に直面したが、それでも守りの強さを世界にみせてくれた」と・・。






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最終更新日  2019.10.21 09:34:41
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
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