♪ 無音にて饒舌なりし世界あり電子飛び交うごとき教室
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以前Eテレで「静かで賑やかな場所」というのをやっていて、聾唖者たちが「ふさお(富佐男)」という居酒屋で楽しく交流する様子を紹介するものだった。そのことを2016年2月のブログに書いている。
その最後に「知り合いも知らない人も誰彼となく手話が飛び交い、音のない饒舌な会話が閉店まで続く。見ていて、何故か涙が出て来たきた。」と結んでいる。
このドキュメンタリーはNHKで放映されていたので、観て知っている。
この「静かで、にぎやか」というワードが如実に表しているその屈託のない、健常者(この言葉はあまり好きではないが)以上に明るい聾唖達の世界。番組の内容には触れないが、最後の場面で将来の希望を聞かれた生徒の答えが印象に残っている。
「知らないふりをしないで、少しでも手話に興味を持ってほしい。なんて言ったの?どうやればいいの?と、一つでも手話を覚えるようになってくれたら嬉しい」というものだった。隔絶して完全に別の世界(パラレルワールド)に生きている彼らの、心の底にデーンと居座っている思いなのだろう。
番組は昨年(2018年)の5月と11月に放映されていて、NHKのドキュメンタリー紹介サイトで、ETV特集「静かで、にぎやかな世界~手話で生きる子どもたち~」に、その番組に寄せられた感想がズラーっと紹介されています。
横断歩道で、停まってくれた運転手に手話でお礼を言うという案を書いてから、つい手を挙げて済ませてしまってまだ実行出来ていない。身についていなことは咄嗟に出来るものではないので、家を出る時から心づもりしていないと・・・。
手の甲に他方の手を直角に乗せた状態から、その手を上げる。感謝する気持ちをこめた表情も加えて。(勝力士が手刀を切る様子に由来しているとか。) | 一つずつ覚えていくといいんだけど、使わないとすぐ忘れるしねぇ。
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