♪ しまりなき曇天小春小鳥らのやけに飛び交う九時五十分
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
緑色の痰と洟が未だに続いていて、咳も少し出る。ちょうど一週間経ったところで、「風邪、治った!」と宣言したいところなのに、まーだ引きずっている。まあ、あとは鈍行列車がチンタラ各駅停車しながら、気付いたら終点に着いていたっていうような塩梅で治っていくのだろう。
頭が働かず、本を読む気にもならない。ブログだけはなんとか書きたいと、PCの前に座る。
もう11年以上毎日文章を書いて短歌も詠んでいるのでその数はかなりのものだが、結社にも属さず師事する先生も持たないので、その歌のレベルは言うまでもない。しかし、一割ぐらいはいい歌があるだろうと鷹揚に構えている。続けることの意味に拘っているだけなのかも知れないが、それとて充分なモチベーションになり得るわけだし・・。
惰性や慣れは勿論ある。その合間合間に、やってきたことのエッセンスが形になる時があって、ふと、良いのが出来ることがある。それで十分。自分のために詠んでるんだし、他人の評価を気にしていては狭くなっていくばかりなのでねえ。
世の中、物事を深く考えなくなっていく度合いがどんどん進んでいて、近い将来、AIにすべてを奪われることになるやも知れぬ。便利の影でどんどん奪われていく人間性。もの作りをし、活字に親しむ。文を書き、短歌を詠む。そういうAIの苦手なことを進んでする。せめて自分だけはAIのしもべにはならないと思っているわけで・・・。
制作作業に入った蛇腹ノートの表紙の試作。表の表紙に表題を入れる凹みを作ってみた。
あとは全紙を縦目方向に5等分して蛇腹状に折り目を付け、つなぎ合わせるだけ。しかし、手作業で40ページ分を折るのは、つなぎ目との兼ね合いもあるし、結構大変だ。
|