♪ 三猿に生きる浮世の悩ましき人のこころとコロナウイルス
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いつもタイムリーで興味深い、とてもためにな記事を読めるこの福岡伸一氏の動的平衡が好きです。
自分だけが楽しんでいるのはモッタイナイ。それでこうして皆さんにも読んでほしいと思って、転載させていただくわけです。
猖獗=(好ましくないものが)はびこって勢いが盛んであること。
知らないという事の恐ろしさを突き付けられる。すべからく、都合が良い事の裏側にある事にまで考えを及ぼす余裕がない。何かが起こってから慌てて対応するしか手がない以上、これからも様々な問題が人類を貶めようと待ち構えていると覚悟を持って生きていくしかない。
今回の「新型コロナウイルス」がコウモリ由来で、ジャコウネコやイタチアナグマといった哺乳類を介して広がり、野生動物が売られていた武漢で人に感染したもの。しかし、どういう素性のものかまだ良く分かっていない。SARS(重症急性呼吸器症候群)によく似たものだと分かったとの研究発表があり、その薬が有効らしいとまでは分かってきた。ワクチンを開発するには6カ月から12カ月かかるので、まだまだ警戒していく必要がありそうだ。
とに角、ウイルスは宿主を探すと共に、自らの姿を変異させ、生き延びるために恐ろしく高度な戦略を持っている。神出鬼没の人間の想像を超えた存在であることは確かなようだ。
新型コロナウイルスの感染が確認された国と地域を示した図。
中央のグラフは、紫の線グラフが感染者数の推移、灰色の棒グラフが
1日当たりの死者数の推移。(c)AFP / John SAEKI AND Laurence CHU 2月7日現在、中国では2万8000人以上の感染を確認。中国本土以外の感染者数は計250人を超え、フィリピンと香港で計2人が死亡している。
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