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歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2020.06.26
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カテゴリ:身辺のこと

♪ 水のごとき淡きつきあいぽっと咲くこころ頼みのうす紅の花


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 一昨日、ウォーク&ランに出ている間に留守電が2通あった。その2通とも同じ内容で。「○○さん、○○さん・・」で切れている。自分の名前も言わず、内容もなく途中で切れてしまっている。
 聞き覚えがあり、ははーん この声はTさんだと直ぐに分かった。お隣さんの、今年96歳になる独り暮らしのお爺さんだ。

 何が有ったのか気になるので直ぐに行ってみると、玄関の鍵が掛からなくなったので見てほしいとの事。以前、家の前で転んで起き上がれなくなっていたのを助けてあげたことがあり、その時、私が鍵をいじったらしくその時のことを覚えていたらしい。
 よそ者の私は、社交的でないこの土地の空気に馴染めず近所付き合いがあまりない。お互いによくは知らない同士だが、電話帳で番号を調べて掛けて来たらしい。
 足元は覚束なくなっているが、会話も記憶力もしっかりしていて歳の割にはボケることなくよくしゃべるので感心する。

 地元の総合病院で、大腸がんの手術をしたのは聞いていた。その経過観察でCTを撮り、その結果を聞きに行くのが翌日に迫った。出掛けるのに鍵が掛からないと分かり、困っているという電話だった。
 引き違い戸の鍵を借りてやってみると、なるほど、右にも左にも回らない。急に動かなくなったらしい。取りあえずkure556を吹きかけてみたが変化なし。ネジを外して覗いて見ても良く分からない。まあ、自宅の玄関のカギをいじったことがあるので何とかなるだろう。

 昼になったなので「いったん家に戻って、又来ます」と、帰ろうとするが次々と話したいことが湧いてくるらしく、放してくれない。強引に話の腰を折って帰宅。


隣の二階建ては空き家で、屋根が傷んできているし、一階の屋根の一部が
Tさん家へ崩れてきていて困っている。

 ジッとそばで見ているお爺さんに、「こういう事は好きで何でも直して来たので、必ず直しますよー」と言いながら、エエイっとばかりに本体を引き抜いた。
 完全にバラしてみて構造は分かったが、どこも悪くない。なのに動かない。原因が分からない。
 「おかしいなー、何でぇ?」。その間、おしゃべりが止まらない。隣の空き家の跡継ぎ兄弟が、骨とう品がたくさんあったがどちらかが持って行ってしまって揉めている、それでそのままほったらかしにしてあるなどなど、口から言葉が溢れ出て・・・。

 適当に相槌を打ちながらガチャガチャやっていたら、おお、動くようになった。直ったようだ。30年も使っている古いもので、何かの拍子にフリーズしたらしい。kure556がパーツに馴染んで滑りが良くなったのだろう。「直ったよー!」
 「毎日遅くまでパソコンやってて、えらいもんだねぇ。わしゃそういうことできないのでねぇ。」「直りましたか、えらいもんだねえ」と、有り難がっている。
 「お爺さんも毎日お勝手やって、自分で料理作ってるんでしょうぉ、はえらいですねー」
 「また何かあったら言ってくださいね、暇ですからいつでも来ますよ。じゃあねー。」

 
この空き家は、ピピが二階の割れ窓から侵入して昼寝に利用している。
成長の早いナンキンハゼの木がどんどん大きくなって、庭全体を覆い始めている。

 家に戻ってしばらくしたら、また電話があって鍵が抜けなくなったという。そんなはずはないがなぁと思いつつ行ってみると、鍵は抜かれているし動きにも問題ない。
 引き戸の両側に鍵が付いていて、柱側の鍵を直したのに反対側(中央)側の鍵をしきりに言う。何も問題ないそちら側を直したと思い込んでいる。ちゃんと動くし鍵も抜けるところをやって見せるも、何か勘違いしていて説明してもよく呑み込めない様子。

 しっかりしていると思っても、やっぱり歳には勝てないか。子どもに恵まれず、奥さんが先にボケてしまい76歳で先立たれ、それからずっと独り暮らし。もうずいぶんになる。90ぐらいまで車を運転していたが、さすがにそれも無理になった。
 「わしゃ、今年いっぱいぐらいなもんだでなぁ」と、衰えを自覚してかなり弱気になっている。ヘルパーが週3回ほど来てくれている。特養に勧められて入ったのは良いが、呆け老人ばっかりの上、男は1割ほどしかおらず、話が出来ないので厭になって3ヶ月で出てしまったらしい。そりゃぁそうだろう、この話し好きの人がぼけ老人の中で暮らせるわけがない。
  
 安否情報はどうしてるのだろう? 緊急用のボタンがあることは聞いていたが、倒れてしまってからではどうしようもない。すぐ隣の家とも交流がなさそうだし、時どき覗きに行った方が良いかもなぁ。






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最終更新日  2020.06.26 11:19:40
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

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