♪ 方丈に夢幻のごとくあるべしをこれより十度の春を迎えむ
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
1月30日の折々のことば。自然界の生きものは可愛いものですから、こういう話を読んだり聞いたりすると嬉しくなる。
ここには何の蜂なのかは書いてありませんが、身近に観察できるのならアシナガバチでしょうか。絵本作家ならじっくり観察したくなるのも良く分かります。危害を加えたり脅かしたりしなければ、襲ってくることは無いし、短い(1年弱)の一生を見守ってあげたい気持ちに共感します。
スズメバチが庇の下に巣を作ったのでどうなって行くのか知りたくて、観察したことがあります。アシナガバチとは違って外側に膜を作ってその中にハニカム構造を作る。どうやって巣を大きくしていくのか想像がつかず不思議でならなかった。じっくり観察することは出来なかったけれど、日に日に大きくなっていくのを見るのは面白かった。
◆ スズメバチが営巣 (2015年8月20日)
◆ 台風と蜂の巣からカーボンナノチューブへ (2015年9月9日)
◆ 小穴の奥のスペクタクル (2015年11月5日)
この日の「折々のことば」は、身体を尺度に使うことについて書かれています。
人間の指は「第二の目」だそうで、器を作る時は指や掌を物差しとして寸法が決められる。ふだん使いの汁椀は径4寸(120㎜)までで、左右十本の指先をお互いに軽く触れ合わせて丸くすると、男で径4寸、女で3寸8分ほどの球型になることからきているらしい。
1寸は、親指の幅が基準になっている。
1束(そく/つか)=10把は、両手の親指と中指による1掴み分を1把(1/10束)とする慣習からくるもの。矢などの長さを表す単位にも使われ、指1本分の幅を1伏(ふせ)と呼び、4伏を1束とした。これは親指を除いた指4本分が一握りに相当するからとされている。「拳」「握」「掬」などととも表記されていた。
腕をひろげた長さが「ひと尋(ひろ)」で、6尺(1間、1.8m)に当たるんですね。1尋を5尺(約1.5m)とするところもあるようですが、海釣りでの尺度として今でも使われている。
西洋でも同じ様な使い方をするようです。
教育出版より
『ウィトルウィウス的人体図』ダビンチ
普通に身近なもののおおよその寸法を測るのに、手の指をひろげて測ったりするし、ゴルファーが歩幅で距離を測ったりもします。両手を広げた長さが、身長とほぼ同じということを知っているだけでも随分と役に立つものです。
|