♪ 四十年何処へもゆかず仮住まいのごとくに過ぎて墓も設けず
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
要らないというタンスと棚を12日から解体される隣家から2竿選んで、息子の家に運び込んだ。選んだのは3点セットの家具の内の真ん中の洋服ダンスと台所にあった食器棚。それと前日に運んだ、背の低いちょっと凝った造りの収納棚の三つ。おまけに回転式の座椅子。
運動器具のロデオのやつは大工さんが持っ行き、自転車漕ぎの器具は他の誰かが持って行ったらしく、もう無かった。
面白いもんだなぁと思ったのは、もうすぐ解体するというのに土足厳禁でスリッパに履き替えさせられたこと。愛着があると言うか、けじめがなかなか付けられないでいるのだろうか。門と裏口の鍵もちゃんと掛けてある。
この3点セットはほとんど新品の上質なものなので、捨てるのはいかにも勿体ない。それで、FBの「あげますほしいです知多半島」で希望者に持って行ってもらうことも考えたが、モノがものだけに欲しいからと言って簡単に運べるものでもない。何がしらのものはすでに設置してあるだろうし、急に告知しても欲しい人が見つからないかも知れない。無駄骨になるかもしれないので止めにした。
昨日、工事が12日から始まるという告知とあいさつに体業者が来たので、わが家の庭にある敷石(石垣と同じもの)もついでに運び出してもらうように頼んでおいた。
先ずはユンボが侵入するところの塀を壊して通れるようにし、最初に家の解体をするとのこと。外人が多い業界だけれど、この会社は日本人が主に働いているというのでちょっと安心した。
庭のエサ台には毎日、アランが下で狙っているのも承知の上でいつもの野鳥がやって来る。ヤマガラは下を覗いて一応確認したりしているが、他の鳥はそれほど警戒している風には見えない。
台所からガラス越しに見ていると、本当に面白い。
あっちも気になるし
こっちに的を絞って・・
一度だけジャンプして餌台に手が掛ったけど、とても捕まえられるもんじゃないと分かって、すごすごと引き上げて来た。
この楽しみも3月中頃までだ。もうこんな情景を楽しむことは出来なくなる。
|