♪ 新しき世界の前に破壊あり空に吸われて消えゆくごとし
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とうとう丸裸になった。ぽっかりと穴が開いたような空間が広がっていて、こうなってしまうともう今までどんな様子だったのかが急速に薄れていく。人の記憶の新陳代謝の早さというか、無くなって行くものへの関心が意外と薄いのだということを思わせられる。
すべてがかたずくまでにはまだ10日ほど掛かりそうだ。風呂場の跡や井戸の周り、コンクリートで固めた石積みやブロックなどまだまだ重機の活躍する場が残っている。
2台の重機が活躍しているが、その内の1台のオペレーターがなかなかの腕前で、家の解体の時のグラップル(フォーク)の使い方など何気ない中に小技を上手く使っていて感心する。この重機のオペレーターっていう仕事はなかなか面白そうだ。免許も講習を受ければ簡単に取れると言うから、無くならない職業として結構いいんじゃないかと思う。ビルの解体現場などは問題ないとして、案外危険な現場もあるのかも知れないが、それだけやりがいもあるというものだ。
こういう仕事は男向きと思うかも知れないが、今はこういう現場にも女性がいて男に劣らない仕事をしている。肉体的なハンディはまったくないと言っていい。
車両系建設機械であるユンボ(油圧ショベル、パワーショベル)を扱うには、「車両系建設機械運転技能講習」と「小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育」のどちらかの資格が要るらしい。
「車両系建設機械運転技能講習」は、3t以上の重量がある車体を運転する際に必要(修了試験の合格で取得)で、「小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育」は、3t未満の車体を運転可能(講習の受講で取得)とか。
因みに、「ユンボ」とは油圧ショベルやパワーショベル、バックホーと呼ばれる車両系建設機械と同じ種類で、レンタルのニッケンという会社による登録商標なんだって、知らなかったなぁ。
今日は日曜日で作業は休みなので、静かでいい。
昨夜は、猫が二階から出入りできなくなったのでその方策でおおわらわ。2階に上がるためのものは一度も使わず、今は設置し直すために外してある。それで、1階の掃き出し窓に小窓を開けてアクリル板をはめ込んだものを、仮の状態で取りあえず取り付けてやった。
アクリル中が見えるのが良いと思うんだが・・ 初めてなので違和感があるからか、そこから出入りしてくれない。アクリル板を手で押し開いてやると何とか通るものの、そのままだと嫌らしい。
アランは頭がいいし好奇心があるので覚えるのは早いだろうが、ピピは頑固で融通が利かないし臆病なので、当分の間は苦労しそうだ。
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