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歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2021.05.28
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カテゴリ:ことば

♪ 引っ越し魔に憧れたりはせぬ吾は部屋を移ればこころ安けし

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 あの「魔女の宅急便」の創作エピソードが面白いので取り上げてみました。「魔女って何なのかだろう?」という疑問から調べていって、「母親」に行きつく・・・

””

 魔法は何でもかなえてくれるものじゃない。自分の願いを「発見」し、その願いを育てる「努力」を続ける。そこには苦しさもあるけど、「喜び」があって、そういうものから魔法は生まれると思った。「だから魔法は誰にでもある」
 長年『魔女の宅急便』を書いてきて、あるとき「これがテーマだったんだな」と思った。


 作家はこういう事をよく言いますね。「自分って、こんなことを思っていたんだ!」と、思いもよらないものが内側から出て来て驚くことがあるって。これこそ作家冥利に尽きる事じゃないでしょうか。彫刻家は「素材の中に眠っているものを彫り出していく作業だ」と言うし、音楽家は「降ってきた音を音符に書く作業をしているだけ」とか言う。

 「無から有を生み出す」というのは、こういう事を意味しているのでしょう。天啓とか啓示とかにも似て、目に見えない何かがそうさせる。そういう境地とかゾーンに到達するには何が必要なのか、あるいは何が無い方が良いのか。スピリチュアルな世界に入ること事と関係があるのでしょうか。
 「創造する」ことは「想像する」こととつながっていて、すべては「想像する」ことが出来るか否かに掛っている。思慮深くして森羅万象にこころを向けることこそ、「創造する」ことなのでしょう。


 二日前にPC机を隣の部屋に移して以来、すごく落ち着いた気分でいる。外の景色も変わったけれど、部屋そのものが落ち着いた雰囲気なのです。すぐ右の壁には大きな鏡があって、時どき自分の姿をみては、「俺っていつもこんな顔をしてるんだ」と再認識したりしている。

””

 葛飾北斎やベートーベン、江戸川乱歩や志賀直哉、ゴッホもよく引っ越しをしたらしい。確かに気分は変るだろうけど、実際に引っ越しをするとなると結構めんどうだ。考えただけで気が萎えてしまう。「引っ越し貧乏」なんて言葉もある。

 部屋を変えるだけでこんなに効果があるなら、たまにはした方が良いのかな。そういえば吾がカミさんは、部屋の模様替えが好きでいつも「どうしようかなぁ」と考えているなぁ。TVの位置が今まで何度変わったか。その度に配線のやり直しをする羽目になる。確かに気分は変るし、より良い方へと変えるわけだからそれなりの効果はあるわけだ。





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最終更新日  2021.05.28 16:59:00
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
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