♪ あの杭の気持ちが分かる指図されることが嫌いで不貞腐れちまってる
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造成の位置と高さを示す木の杭が立てられて、肝心の道路の設置される全体像が分かってきた。家の前を通る5mの道が、行った先でやや外側に曲がっている。北側に50坪ほどの土地が縦に3筆並び、道路を隔てた側に縦に2筆、横に2筆の区画整理が始まるのだ。
とに角、道路がどうなるかが知りたかった。家の前がどんな感じになるか想像はしていたけれど映像として浮かんでこないので、イメージが掴めなかった。これで大体分かるようになった。
瓦礫が埋めてあった場所を解体業者が深く掘り下げたので全く締っておらず、ローラーで均しててもフカフカのままなので困っているらしい。
目の前の道路の高さは現状のものと同じで、家の前もその延長線上になるわけで、駐車場にする部分もほぼフラットになるというのでホッとしている。
この取り残された土もいずれ取り除かれて、この角にゴミ収集場所が出来ることになっている。ブロックで囲われて、こちら側からは中が見えないようになるらしい。
土を掘り起こすと野鳥がやって来る
1羽だけ離れた場所にいる。 今朝は近くの寺山にねぐらを持っているカラスが4羽やって来た。餌になるものを探しながら、何かの気配を感じて向うの方へ歩いていった。
本能を刺激されたアランがネットの下から様子を窺っていて、そのアランの様子を見物しているピピがいる。そして、それをカメラで狙っている私がいる。
雀も来ていたのでそれに照準を合わせたのか、アランが身を隠せそうな場所に移動して機会をうかがっている。
何の変哲もない更地でも、自然界のことだけに変化が有れば何かが起こって、いろいろ楽しませてくれる。
8時過ぎて造成の作業員がやって来た。すぐにでも工事が始まりそうで、あの喧しい重機の音が一日中響き渡ることになる。
耳の良い猫にとっては耐えがたい騒音だろうけ。じっと我慢して、今日も一日、寝たふりをして過ごすのだろう。
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