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2021.07.05
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カテゴリ:話題・情報

♪ 潮騒を知りたる家に海を見ず掘りて尽きざる砂を見ている

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 そろそろ梅雨の末期の症状が天気図にも表れ始め、不安定な気圧配置となって活発化した前線が日本列島上を移動してゆく。金・土曜日の雨で一度引いたものの再び水がま溜まり始め、こんな有様になっている。

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雨水管と集水桝を入れてあるので、家の前には溜まらずに済んでいる。

 当然工事は休みとなっているがその間に、熱海で山津波の様な土石流が民家を押し流すという惨事が起こってしまいました。前線が南岸に停滞し、南からの湿った空気が流れ込んで雨雲を発生させ、長時間降り続いたんですね。
 約130棟の建物が被害に遭ったとみられ、死者行方不明者など多くの被害が出た模様で、なんともお気の毒でなりません。

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ドローンでとらえた 熱海市「土石流の爪あと」(2021年7月4日) YouTubeへ

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 熱海で今回発生した土石流は、標高が最も高いところから低いところまでの距離で、およそ600メートルの範囲で、「土石流危険渓流」に重なるように起きたことが分かっている。

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ツイッターに投稿された複数の映像や画像の撮影場所を分析(NHK)

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熱海市のハザードマップ 街中が危険地帯になっている。
火山灰が降り積もっている土地で、とても崩れやすいという特徴があるらしい。


 広島では、過去に何度も大雨による土石流の被害が出ています。近年の住宅地開発が著しく、海岸線の埋め立て以上に山間傾斜地での開発が目立っていて、山地を切り開いて台地状にし、段々の宅地を造成。背後の谷地形や斜面との間隔に必ずしも十分な配慮がされず、谷出口である扇頂部まで宅地化されている場合が多いという。

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2014年              2018年  
 1999年6月にも広島市周辺の各地で豪雨によるがけ崩れや山腹崩壊、土石流が発生している。これを契機として「土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律」(土砂災害防止法)が公布され、2001年4月1日に施行されているという。
 
 毎年6月は土砂災害防止月間で、土砂災害の防止と被害の軽減を目的に、国土交通省は昭和58年より6月を「土砂災害防止月間」と定められた。それで、土砂災害防止のために全国統一防災訓練や全国の集いなどさまざまな取り組みを実施しているとか。

 本来は家を建てるべきではない場所を開発、造成して住宅地にしている。どう考えても許可を出している行政側に問題がある。「お上がやっている事だから安全・安心だ」と思って、住民は土地を買い家を建てたり、建売住宅を購入したりしている。それなのにこんな被害に遭うなんて、単なる自然災害と言ってかたずけられる問題ではないでしょう。

 土地や家を買う時は、「山を削って出来た宅地なのか、埋立てして出来た土地なのか、ちゃんと調べて買う」という鉄則がある。安いからと言って飛びつくのはとてもリスクが高い。
 安いのには安い理由があって、何もなくてお買い得な土地なんて「絶対にない」。

 山岳、火山国である日本は国土が狭く、人が住める場所は限られている。高台を切り開いて削った残土を、低い土地に持って行って埋め立てに使う。土台の安定した住宅地と、不安定な住宅地の両方が同時に誕生することになる。

 災害があまりに多い日本で特に多いのが水害だ。海に囲まれているため雨が多く、温暖で湿潤なため緑に覆われて瑞々しい。そのため川が多く、水には不自由しない。山紫水明をもたらすこれらの条件は、ひとたび度を超えると大きな水害をもたらすことになる。

 気象状況が今までとは違っているため、雨の降り方も極端になってきている。今までなんでも無かった場所で大きな被害が出たりする。ハザードマップが作られ、「過去は安全だったけど、今は危険な地域ですよ!」と告知するのが、今の行政に出来る精いっぱいの対処法だ。


 その土地の昔の状況を調べるには、●図書館で昔の地図を調べる ●法務局で閉鎖謄本を取る ●国土地理院の過去の航空写真(都市圏の場合) ●地元住民の方への聞き込み調査 などが考えられる。

 今回の熱海の現場周辺の過去の状況を、地理院の地図検索で調べてみた。
熱海伊豆山周辺の過去の地形図
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地理院(地図・空中写真閲覧サービス) 大正時代、地形図・地勢図を選んで検索

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昭和22年の航空写真


 未来のことは分かりませんが、過去のことはある程度分かります。一度、居を構えてしまうとおいそれとは引っ越し出来ない。一生の問題ですから、そこは慎重に熟慮を重ねて決める必要がありますね。





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最終更新日  2021.07.05 09:11:32
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
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