♪ 堰を切るごときに蝉の声響き夏だ夏だと空を満ちゆく
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越境している庇をどうすべきか、市長あてに無条件で受け入れてくれるように嘆願書でも提出しようかと思って下書きを書いてみたり・・。
この際、第三者の意見を聞くべきと思い、公共工事を得意としている大手建設会社一筋に勤務(土木)してきた弟なら民・官の関係性に詳しいだろうと相談してみた。要点をまとめた、こんな返事が返って来た。
1.現 状
1)開発業者は正常な開発を行い、購入した土地に5mの道路を設置して土地に付加価をつけたい
開発業者の要求
設置する道路に4cm越境する構造物(庇)の撤去
2)4cmの越境について
今の状況に問題は無い:過去の覚え書きあり、法(民法162条)での権利あり
3)市の指導
兄貴の主張を理解、開発側に越境物の解消方法を再度検討するよう指導した
2.今後の流れ
開発行為が始まった以上、この問題はスルーする事は難しいと思われ、何らかの対応が必要となる
兄貴側としての動き
1)断固相手の要求を受け入れない→越境部分を除いた5m幅の道路の整備を要求する
その場合、4cm分の土地の持ち主は誰になるか・・
市に寄付すれば市の持ちもの・・今後市との覚え書き等が必要
兄貴側に寄付・・土地所有権等の契約
2)越境部分の構造物の撤去・修復を了承
撤去・修復した場合の構造物に問題が無いか・・専門家の見知が必要
家の機能、耐久性、見栄え、その他
撤去・修復する場合の費用は誰が負担するか・・基本的には開発業者
3)別の動き
今の土地を開発業者に購入させ、引っ越す
※開発業者が話しに乗ってくるかは疑問 |
実際に家に来てもらって現場を確認した上で、話を詰めた。このような「民と官」の場合、越境しているものを市が譲り受けるということは絶対ないと言う。法律的に出来ないと。
それ以外は概ね、私の考えている事と相違はなく、二者択一で判断するしかないということになった。
1、越境部分の所有権を主張し、4㎝分移動させて幅員を4.96mとして市に寄贈するように変更させる。
2、庇をカットするのを了承し、こちらの納得する形になるようにしてもらう。(瓦1列分も短くするのではなく、4㎝程度に抑えるように要求する等々)
寄せ棟部分をよく見ると庇の長さが違っている。南側だけが異常に短いのは、建てられた時点で意識して境界がある側を短くせざるを得なかったのだろう。
屋根をいじるとけっこう面倒なことになりそうで、台風対策として雨の吹き込みや雨漏りを防ぎ、見栄えや強度を考慮しなければいけない。それならいっそ「1」の方を選択した方が良いと、業者は判断するかも知れないが、可能性は低い。
傷みかけている屋根の補強が出来ると思えば、すんなり「2」の方を受け入れた方が得策とも思う。口で言っているだけでは、“そんなつもりじゃなかった” なんてことになりかねず、きちんとした設計図を出してもらう必要がある。
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