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2022.01.07
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カテゴリ:話題・情報

♪ 居所をホッピングしてなりわいもシェアして生きて百歳となる


 居住地をホッピングしながら生活する人がいるらしい。その名を「アドレスホッパー」というらしい。2018年夏に市橋正太郎氏をはじめ4人のメンバーが、コミュニティをつくる中で出来上がった言葉らしい。「アイランドホッピング」と呼ばれる、島を転々と移動することを意味する言葉から付けられたもので、「自由に住むところを移動する」というイメージらしい。

ノマドランド」という映画があった。彼らは、時々(ある期間)アルバイトで生活費を稼ぎ、野宿しながら一定のエリア内で自由に暮らしている人たちだった。それに近い「ノマドワーカー」というのがあって、会社に通う代わりに違う場所でリモートで仕事をするもの。WEBデザイナー、エンジニア、ライター、マーケッター、アフィリエイターなどがあり、株のトレーダーや翻訳家などの仕事もノマドワーカーには多いらしい。
日本各地を巡ったり、 海外を旅したり、 世界中のゲストハウスを巡ったり、近場で小さな旅を繰り返すなど色んなタイプがあるらしいが、かなり過酷な状況に追い込まれることもあり、それほお優雅なものでもないらしい。

「アドレスホッパー」はノマドワーカーと同じような仕事をしている人も多く、一定期間1つの企業に昼食を提供する料理人や、地方を渡り歩く医師などもいるらしい。ホテルやゲストハウス、サウナや銭湯、マンスリーマンションなどを移動しながら、その都度、都合のいい場所を選んで複合的に宿泊施設を使用しているらしい。 
 それで、月にかかる宿泊費用は、ゲストハウス中心の生活をしている人は10万円程度、ホテル暮らしが多い人は15万円程度で暮らしているようで、決して割安とは言い難いもののようだ。全国に200カ所以上の拠点に住める定額制サービスもあるらしい。

 住居を持たないメリットを享受することを目指すものではなく移動することで見つかる発見や出会い、またその中で培われる対応力を仕事や生き方に活かされていくことが本当の意義だとされている。多少高くついたとしても前向きな人にとっては、確かに得るものは多そうだ。

 私も1年間の放浪生活(体験旅行)の経験があるので、確かにいろんな出会いがあって刺激的だし面白いことは想像できる。予想もしない事の連続だったが、一つの仕事をもってそれをするのとは違い気楽なものだった。そこにライフワークとか人生観などが絡まってくればその密度は高まるだろうし、一つの会社しがみついて毎日同じ生活をしているのに比べたら、はるかに視野も広くなり交友も広がるだろう。仕事にも大きくプラスになって行くに違いない。

 コロナ禍のお陰で、会社に行かずに仕事ができるようになったのは大きい。都心のオフィスを廃止したり、地方に移転する会社も増えていて、今後ますます「ノマドワーカー」も多様性を見せての職種が増え、新たな企業形態も出てくるでしょう。



「アドレスホッパー」の生みの親である市橋正太郎氏は、2019年4月にその名もAddress Hopper Inc. という会社を立ち上げている。


大館市のみなさんとアドレスホッパーでの夕食
Forbesの取材を受けて
 Bision「アドレスホッパー」という生き方がある。
それは、一拠点での定住にこだわらず、移動することを中心に生活するスタイル。
家を持たずに毎日転々とする者もいれば、各地に家を持ち、多拠点居住を楽しむ者もいる。
そこに共通しているのは、その土地の人や文化と交わり、自らの世界の拡張を楽しむ精神。
暮らしと旅の間に境界線を引かず、様々なコミュニティを移り渡っていくことで、価値観をかき混ぜ、社会にポジティブな変化をつくっていく。
今はまだ生まれたばかりの存在だが、未来には必ず、バックパッカーやフリーランスのように、人生の一つの選択肢になる。
だからこそわたしたちは、先駆けた実践者として、思考や経験、可能性を伝えていくことで、アドレスホッピングという新たなカルチャーインフラを、世界中に広げていきたい。

 
 急速に広がっていくことはないかもしtれないが、民主主義は閉塞感に喘いでいるし、資本主義自由主義社会も歪みに歪んでいる今、価値観の変化と世代交代とがパラダイムシフトとい形となって転換していく中で、じわじわと広がっていくのは間違いないでしょう。

 とかく弱い人間である我らは、集団に所属することで安心する習性があり、「友達を作りましょう、仲間を持ちましょう」と盛んに喧伝される。しかし、ITの時代になってそんなことに固執して身を小さくして生きることは「ダサイ」という風潮が加速していくでしょう。100歳時代を迎えて、「孤独を愛せないようでは生きられない」というような言説も多くなっている。
 家族制度はとうの昔に崩壊しているし、婚姻そのものも劇的に変化している。お寺もお墓もいらないし、先祖が云々という意識もどんどん薄れている。

 つまり、常識そのものが大転換しているわけで、常識という言葉はいずれ死語になるかもしれないとまで思われる。世間体とか慣習とかの意味を理解する人も減っていくだろう。思想信条などという言葉の外側で、個人個人の考え方が重要視され尊重されるようになると、当然、自己責任は重くなっていく。個々人のあり方が却って厳しく感じるようになった時、果たしてそれらの人がまっとうに生きられる社会であるかどうかが問題になる。





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最終更新日  2022.01.07 11:03:40
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
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