♪ 二十年経って語らんコロナ禍の冷たき風を知っている家
遅まきながらモデルハウスの建築が始まった。昨日の雨の降る寒い中、布基礎の上に土台設置の作業が行われていた。
我が家の目の前の家で一番目に付く、日常の風景として嫌でも目に入る建物なので最も興味深いのだが、布基礎の幅も他の2軒(注文住宅)に比べるとかなり細い。注文住宅が15㎝(5分)なのに対して13.5㎝(4.5分)しかない。建売りの家なんてみんなこんなものなのだろうが、一緒に並んでいると見劣りしてしまいそうだ。
建材も運ばれてきた。2日後の14日が大安なのでその日辺りが棟上げ式になるのか。他の2軒よりも小柄なのであっという間に終わってしまうのだろう。
今朝は床の造作に入り、土台に木枠の間に保温材を入れるためのZ型の金具を並べ、そこへの発砲ポリスチレンのスタイロエースを入れ込んでいた。注文住宅の半分の厚さしかない。全体がこんな具合に矮小サイズになっているのだろう。この上にコンパネを張って基礎は完成だ。
雪がちらついてきて風もある、とても寒いだ。今日一日でどこまでやるのだろうか。遅れて始まった工事だけど、注文住宅よりも早く完成してしまうような気がする。明日は仏滅なので注文住宅なら絶対に棟上げはしないだろうが、モデルハウスなのでそんな配慮はいらないか。
建築の場合は十二直という暦注を元に選定した建築吉日(建、満、平、定、成、開)から日取りを決めるらしく、大安であっても、十二直の三隣亡に当たる日などは避けた方がいいなど、独特の慣例があるらしい。
仕上げに一面にビニールを敷き詰めたあと、ブルーシートで覆って帰っていった。
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