♪ 気位の高きに気づく時おそし今も前線通過してゆく
けったいな天気図を見ていると、そこに現れる前線のことが気になります。以前にも書きましたがおさらいのつもりで書いておきます。
発源地の異なる寒気団と暖気団が出会うと、2つの気団はすぐには混ざらず境界ができる。寒気団の空気は暖気団の空気に比べて密度が大きいので、寒気は暖気の下に潜り込むように入り込む。
この2つの気団の間で気温が移り変わる層を前線面(frontal surface)といい、前線面が地表と交わる線を前線(front)という。 「お天気.COM」より
☆温暖前線 寒気より暖気の方が勢力が強く、暖気が寒気を押すようにして進む時にできる前線。
温暖前線が近づくと、気温と湿度は次第に高くなり、気圧は急速に下がる。温暖前線が通過すると気圧はほぼ一定となり、気温と湿度は不連続に上昇する。温暖前線の前線面の傾斜は比較的緩やかで、降水の範囲は前線から300km程度で前線に伴う雨は、通常、絶え間なく降り、降水の強さもあまり変化しない事が多い。
☆寒冷前線 暖気より寒気の方が勢力が強く、寒気が暖気を押しのけて進む時にできる前線。 寒冷前線が近づくと気圧は下がり始め、前線の通過後には急上昇する。気温と湿度は前線の通過前は高めだが、前線の通過後には急激に下がる。風は前線の通過前は南東~南西の南よりの風が、前線の通過後には西~北西に風向が急変する事が特徴。
寒冷前線の前線面の傾斜は温暖前線より急で、降水の範囲は数10~100km程度と範囲は狭くなるが、前線にう伴う雨は強弱の大きい驟雨となり、激しい雷や雹、突風などを伴う事もある。
☆閉塞前線 温帯低気圧の域内で、寒冷前線が温暖前線に追いついた時にできる前線。 追いついた寒冷前線の後ろの寒気が温暖前線の前にある寒気より温度が低い時には、寒冷型閉塞前線(寒冷型)という。逆に温暖前線の前にある寒気が追いついた寒冷前線の後ろの寒気より温度が低い時には、温暖型閉塞前線(温暖型)という。
寒冷型は日本付近など大陸の東側で起こりやすく、温暖型はヨーロッパなど大陸の西側で起こりやすい。
以前にも書いていておさらいのつもりだったが、2019年6月16日のこっちの方がよほど分かりやすい。てへ・・。
北海道の東で急発達した、いわゆる“爆弾低気圧”の影響で、日本付近は等圧線の間隔が狭く、冬型の気圧配置は強まっている。
22日(火)の未明にかけて、強い冬型の気圧配置が続くため、北日本を中心に猛吹雪や暴風が続くおそれがあり、交通障害に警戒が必要。また、北陸や東海地方でも局地的に警報級の大雪になる所があるらしいです。
一方、太平洋側は晴れる所が多く、空気は乾燥する。非常に強い寒気が流れ込んでいて、全国的に気温はかなり低く、厳しい寒さが続きそうです。
季節の変わり目だからか、大雪を降らした前線はようやく東へ去っていくようですが、まだまだ春には程遠い。
23日(水)には大荒れの峠を越えるものの冬型の気圧配置が続くため、日本海側は広く雪が続くらしい。積雪が一段と増える地域があり、十分ご注意下さいとのこと。
厳しい寒さは週の半ばまでで、週末は寒さが緩みそうだということです。26日(土)以降は春の訪れを感じる暖かさで、関東から九州では最高気温が15度から19度となるらしい。
今日は、いかにも字面のいい、22年2月22日のぞろ目の日。この日は「世界友情の日」だそうです。22時22分に、世界に向けて一斉に「世界平和のための念」を送りましょう。
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