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歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2022.02.23
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♪ にゃんの日は巷に猫のあふれ出る好きでも飼えない人のお祭り


 昨日は2が5つ並ぶということで、人間どもが勝手に「にゃんにゃんの日」とか言って大騒ぎしていた。新聞の一面トップ下段、本の広告欄はぜーんぶ猫に関するものだったし、テレビもBSで猫の特集をやっていたようだし、手作り品を売るネットサイトでも猫特集をやってたみたい。ホント、猫だらけの一日だったねぇ。









 爺さまは天邪鬼なのでいくら猫が好きでも、そんな語呂合わせの猫の日なんてのには、ひょいひょいと乗っかっていったりはしない。
 僕たちカワイイ猫2匹がいつも寄り添ってやってるし、甘えた振りしてうまく手名付けているので十分満足してるはずだから。猫グッズを買うまでもないし、そんなものにうつつを抜かせるのなんてシャレになんないし。

 おとといだったか、僕らの出入り口から中をのぞいてるやつがいた。どこぞの猫か知らないけど失礼な奴だ。目が合ったので、睨み返してやった。



「なんだなんだ! 人んちを覗くなー!」「誰だお前は、名を名乗れ」



「やるか~、いま出ていくから待ってろ!」「ここは俺のシマだぞー、縄張りを荒らす奴は承知せんからな~!」

「逃げるかー、待てコラ~!」 とっ捕まえて懲らしめてやらねば。



 庭に出て、睨み合いすりゃあいつはやけに高い声でヒャーヒャーいいやがる。低音で凄味を利かしてやれば、じりじりと後じさりする。からきしじゃねえか。鈴を付けてるところを見るとノラじゃあねえんだな。
 どっかで見たことがある顔だなぁ。その真白の毛と締まりのない風体、前にも見たことがある気がする。

 1年前の同じ2月にやってきたこいつとは違うようだ。この時はアランが相手をして、追い返したんだった。僕はなんだか知らないけど、立ち向かう気力が無かった。



 近くで飼われている奴らしいので、見かけたら一言いってやらねば。
 春は僕らオス猫はなにかと大変なんだ。恋の相手を探さねばならん時期だからねぇ。僕は手術でニューハーフにされちまったけど、本来のオスの本能は残ってる。それで、体の奥から湧き上がってくるものがあってイライラして落ち着かない。
 春は良いねぇ、とばっかりは言ってられないんだよ。

 タイトルに「」が付いているブログは、飼い猫「ピピ」の目線で綴っています。いつもはソフトな傾向にありますが、時に辛辣になったりします。





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最終更新日  2022.02.26 07:22:24
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
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