♪ 草も木も生えない家に住む人の花も蝶々も風も見えない
新年度から値上げのラッシュで家計も企業も、何かと出費が多くなって大変だ。経費削減して防衛するしかない。
そんな4月ですが、1日が朔(さく)でいわゆる新月になる。朔の瞬間を含む日を「朔日」といい、 陰暦( 太陰太陽暦 を含む 太陰暦 )では朔日を月の始まる日「1日」とするので、陰暦でも1日になるわけだ。
朔の定義は、月と太陽との視位置の黄経が等しくなること、またその時刻。月全体が太陽光線を背後から受けることになるので、地球からは月が見えない。
字源は、「逆方向」や「もとへ戻る」という意味を表す「屰」に「月」を組み合わせて「月が満ち欠けしてもとの状態に戻ること」を表す。朔日は「ついたち」と訓読みし、「朔」だけでも「ついたち」と読む。
朔望表
太陽と同じ方向にある場合を新月(朔)、反対方向にある場合を満月(望)、その間に上弦・下弦(半月)がある。左の表中の月齢はその地の標準時正午(12時)の値。
新月から新月までの長さ(朔望周期)はまちまちで、次の満月が15日にならず17日になり、次の朔月はそのまま5月1日になる。
不穏な世界情勢の中で、オミクロンがリバウンドしてきているし景気は下降気味。思えば思うほど憂鬱になる。暇も気分もないかもしれないが、変わることない月の運行を眺めて気持ちを休め、一息つくのも良いんじゃないでしょうか。
年間の朔望表
月の朔望の定義は、黄道座標で経度方向の角度の差が、
新月(朔):0度のとき、上弦の月:90度のとき、満月(望):180度のとき、下弦の月:270度のとき
2月も1日が朔だった。5月も1日になっている。しかし、朔間隔が違うので次の満月の日にちが、5月は16日になっている。
新月から満月までの長さと、満月から新月までの長さも同じではないのは、月の軌道(月の軌道計算は、他の惑星の計算よりずっと大変らしい)、地球の軌道がそれぞれ円形でないこと、月と地球の軌道面が一致しないことが主な原因とか。
何気なく眺めている月と太陽の運行もなかなか複雑なようで、簡単なものなどどこにも存在しないのがこの宇宙というワンダーランドなのだろう。そんなことを考えていたら、新築の家に引っ越し業者のトラックがやって来た。いよいよ引っ越しか。
暦を確認したら大安は明日で、今日は仏滅だ。今の若い人はこういう根拠のない伝統はあまり意に介さないらしい。それでも両親や祖父母が反対する場合も多いだろうから、仏滅は空いている可能性は高い。わざわざ仏滅に結婚式を挙げる人もいるくらいだし・・。私なんかも全く気にしない方なので、却って親近感がわくというもの。
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* ウクライナ応援の思いを込めて、背景を国旗の色にしています。