♪ 売り上げは使う仕組みのメルカリはフリマを模した物々交換
メルカリに出品してみて分かったこと。こんな仕組みになっているとは、驚きとともにその巧妙なやり方に、いささか閉口もしている。売上金を口座に入金するのにとてもメンドクサく、簡単にはさせないようになっている。入金をさせず、外にお金が出ていかないようにしているとしか思えない。
購入者が出品者であることがほとんどなので、何故なのか最初は奇異に思っていたが、その理由が分かった。あの手この手を使ってメルカリ内部で物品を購入させようとしていて、時々ポイント付与があったりして、買うように仕掛けて来る。
創業者の山田進太郎が、世界一周の旅で抱いた「限りある資源を循環させ、より豊かな社会をつくりたい」そんな問題意識によって生まれたのが、フリマアプリ「メルカリ」なんだとか。
「メルコイン」なる会社も立ち上げていて、暗号資産やブロックチェーンに関するサービスの企画・開発を行っている。あのWFC(ワールドフレンドシップコイン)がやると言ってホラを吹いている、ブロックチェーンの技術を使ったNFT(Non-fungible token)を推し進め、あらゆる価値を誰もが簡単に交換できる新しい取引の形を創出していくという。
先端技術のものを入れておかないと立ち遅れてしまうという気持ちもわかるが、時期尚早だしピンとくる人は少ないでしょう。
メルカリは、HPで「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」ことをミッションに掲げている。「安全で、信頼できて、人道的であること」の3つを柱にして誰もが安心して参加できる、多様で自由なマーケットプレイスを構築していくって、当たり前の事しか書いてないので、ちょと拍子抜けした。
オフィシャルサイトを見る限り、それほど大きな風呂敷も広げていないし、ごくごく普通の会社という印象。資源保護の社会情勢にあって、市民が抵抗なく参加できる仕組みとしてのメルカリは、確かに「物々交換としての役割」は十分に果たしていると思う。
中古品を堂々と値段を付けて売りに出し、その売り上げで他の余剰品などを安く買うことが出来るのだから、このコロナ禍を経た今後の社会にも大いに役立つことでしょう。景気浮揚には役立たないかもしれないが、資源保護の方が重要という言い方もできる。
メルカリを装ったフィッシングが横行しているらしい。
「500ポイントが明日失効します」という連絡がスマホにあり、失効させるのももったいないし、メルカリに協力するつもりで「エアープラント」を注文した。こういうことでもなければ買うことはないものが、こうして手に入るのもまあ、悪い事じゃない。
「ゆうゆうメルカリ便」と「らくらくメルカリ便」はQRコードの読み取りでOK、売れたものを送るのにはとても楽。コンビニに梱包した品物とスマホを持っていくだけで、数分で済む。
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* ウクライナ応援の思いを込めて、背景を国旗の色にしています。