♪ 忘れもの抱えた人を詰め込んで西へ東へ電車は走る
黄金週間に突入して、旅行が出来ずにフラストレーションを抱えていた人々が、 “振りに振られてキャップを開けられるのを、今か今かと待っていたシャンペンのように” 新幹線へ、高速道路へ、そして空港へと、その内部から突き上げる圧力を受けて、一斉に飛び出したようです。
行きたいところ、やりたいこと、食べたいもの、会いたい人、見たいものに向かって心躍らせていることでしょう。
4月29日
ウクライナとロシアのことは一先ず忘れ、知床観光船のあまりに悲惨な人災をこころの隅に押し込めて、長い人は7日から10日間ほどを、日常を離れた束の間の愉悦に浸り、五月の薫風の中にこころを思いっきり開放するのでしょう。
私は、絶対にこんな混雑する時期にどこかへ出かけるようなことはしません。人を見に行くようなもので、どこもかも混雑して待ち時間や渋滞に体力と貴重な時間を奪われるのは溜まりませんから。家でのんびり(いつもと変わらず)過ごすつもりです。非日常なんかではなく、平々凡々の好き勝手な日々を過ごすだけです。
姫空木が咲き、菖蒲(アヤメ)も咲き、薔薇のバレリーナにもたくさんの蕾が付いている。
その薔薇に、チュウレンバチが産卵にやって来るので目が離せない。犯行現場を押さえて5~6匹はやっつけたが、幼虫になって葉を食い漁っているのもあった。よく見ると、すでに6~7か所の産卵跡がある。こりゃあ一大事だ。
卵が膨らんできところを爪楊枝でこそげるようにしてやっつける方法もあるが、それまで待っていてうっかり時期が遅れて孵化させてしまったりすると大変だ。今回は試しに、産卵して溝が出来ている部分に木工ボンドを塗布してやった。効果があるかないか、しばらく注視している必要がある。
もし仮に連休で家を開けるようなことがあれば、その間にそれら全部が孵化して大変なことになりかねない。小さな薄緑色の芋虫が葉という葉にビッシリ付いて、一心不乱に食べ漁っている様は、虫嫌いが見たら卒倒するほどのもの。
コクテールの方はすでにバラゾウムシにやられていて、悲惨な状態になっている。小さな莟は萎れてしまうし大きくなっても産卵されたやつは、半分欠けたような歪な花にしかならない。当然花の数は少ないし見られたもんじゃない。あまり消毒をしないのが悪いんだが、黒星病(黒点病)も出るので、最近はまともな花を見たことがない。
「ダンカンドラ」
ヒルガオ科アオイゴケ属の地被植物で、関東以西、特に西南暖地で良く育つ。
2日ほど前に「ダンカンドラ」とやらの種を入手し、通路と歌壇の境目に、どんなもんかと試しに蒔いてみた。雨が降ると水が流れるので土が流れることもあり、この写真のようにはいかないまでも、緑が覆ってくれればいいかなと。10日前後に芽が出るようで、踏みつけても大丈夫というから駐車場の端にも蒔いておいた。地を這っていくらでも増えるらしいので、数年たてばそれらしい感じにはなって行くのだろう。
葉はクローバに似て丸く、刈取りを行うことも可能。暑さにも寒さにも強いというし、管理の手間はほどんどかからず雑草対策にもなるというから、これはもう一石三鳥のすぐれものだ。
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* ウクライナ応援の思いを込めて、背景を国旗の色にしています。