♪ 早熟は良いことなのかバオバブの星したがえて生くミレニアム
5日に開催された、小学生プログラマーの日本一を決めるコンテスト「Tech Kids Grand Prix 2021(テックキッズグランプリ)」。次世代のイノベーターの発掘を目指して2018年から開催され、4回目の開催となった今大会には全国から3122人の応募があった。
「21世紀を創るのは、君たちだ」をスローガンに、未来を担う子どもたちの挑戦を支えてきた。優勝したのは、大分県出身の小学4年生・後藤優奈さん。プレゼンでは、点字が簡単に作れるアプリや、指文字をAIに機械学習させたコミュニケーションアプリを紹介した。
審査員は、『世の中を良くしていくために、自分たちにもできる行動の変化ってなんだろう』――そういうことを考え抜いたうえで作品を作ってくれたことが本当に素晴らしいと思います。「まさに次の世代を担う主役のみなさんが社会、環境のことに関心を持ってくれているのは非常に頼もしいことだなと思いました。
朝日新聞「ひと」
『楽しく学ぼう!!コミュニケーションアプリ』点字や指文字をゲーム感覚で学べるアプリで、「まなぶ」「ためす」「つかう」「しらべる」の4つの機能がある。
◆「まなぶ」:文字・数字にカーソルを合わせると、それに対応した点字・指文字が表示される。
◆「ためす」:表示された点字などの意味をクイズ形式で回答できる。
◆「しらべる」:点字を入力することで意味する文字を調べることができたり、カメラで指文字を作ると対応する文字を示してくれたりする。
◆「つかう」:文字などを入力すると点字が表示されるほか、点字機で点字を作成することもできる。
パワーポイントを使ってのプレゼンは堂々たるものだし、その作品の質の高さにも驚かされる。子どもだなんて、一段低く見るようなレベルじゃない。
【No.1小学生プログラマー決定!】TKGP2021決勝プレゼンライブ配信
Tech Kids Grand Prix 2021 テックキッズグランプリ
3:04:51の内、1:07:46に彼女が登場します。(クリックでYouTubeへ)
「周りの友だちはみんなゲームで遊んでいたけど、私はゲーム機を持っていなかったし、自分のPCもありませんでした。プログラミングなんてやったこともなかった」そんな後藤さんがプログラミングに出会ったのは小学3年生の夏。田舎に住んでいたことが却ってよかったという。
大分県が主催する小中学生向けプログラミングコンテスト「Hello, World! 2020」の情報を、父親の優治さんが見つけてきたのがきっかけだった。自分でゲームをつくることができるなんて面白そうだなと、軽い気持ちで参加することに・・・・「Withnews」・・・プログラミングに打ち込むようになった経緯が詳しく書かれています。。
ファイナリストの大半は東京など大都市圏の子どもたち。(クリックで拡大)
4人が眼鏡を掛けていて、如何にもっていう顔つきをしている。
各地の予選を勝ち抜きグランプリに駒を進めたのは、小学3年生から6年生までの10人の若きプログラマーたち。プレゼンでは小学生ならではの柔軟な発想が次々と披露された。「プラスチック消費量」をQRコードで簡単に調べられるアプリや離れて暮らす祖母と一緒に買い物ができるアプリなど、社会課題の解決に取り組む作品が数多く発表された。
「バオバブの木」
数千年生きるといわれるが、年輪がないので正確な樹齢は分からない。
何もかもが低年齢化しているのを見るにつけ、人間の底知れない可能性に驚かされる。そのうち、歩く前に言葉を話すようになるかもしれない。早熟してゆくことは逆に寿命が短くなっていく証なんじゃないかなんてことを思ったりもするが、医学が進歩していて、老化のメカニズムも分かってきているのでそんなことにはならない、かもしれないがどうだろう。
突然変異が起こるのは生物の進化の重要なカギであり、人類がかつて経験したことのない事柄の連続の中で、その時代に合ったものだけが生き延びていく。地球のキャパからいって、長命を得る人間は限定的でなければならないが、さてこの先、どんな未来が待ち構えているのだろうか。
先祖返りが起こって、“忍耐強いシンプルな人間だけが生き延びていく” なんてことになるかも知れない。
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* ウクライナ応援の思いを込めて、背景を国旗の色にしています。