♪ ふかぶかと雲のふとんに包まれて地球がきょうもおねしょを漏らす
昨日、京都府福知山市内では、18時40分までの1時間に約90ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、「記録的短時間大雨情報」が発表された。福井県越前市内でも、9日15時20分までの1時間に100ミリを超える猛烈な雨が降ったとみられ、「記録的短時間大雨情報」が発表されている。尾張地方にも大雨警報が出ていた。
知多地方ではそれほどでもなかったが、深夜になってかなり強い雨が降った。
10日3時 東海地方の雨雲
時間雨量20~30mmは、予報用語では「強い雨」「激しい雨」と表現される「どしゃ降り」状態で、小川や側溝があふれたり崖崩れの危険が出るため、警報が出るレベルとされる。
ウェザーニュースで昨夜の雨を調べると、最も激しかったのが3時の時間雨量は15㎜だったらしい。15㎜であの雨音だ。
知多市内 10日1時から6時のデータ
1時間の雨量が30mm〜50mm は「激しい雨」で、バケツをひっくり返したような雨と表現されるが、こんな雨に遭遇したことが無い。15㎜であの音だ、1時間に約90ミリの雨がどれほどのものか想像すると恐ろしい。最近、頻繁に起こる豪雨被害時などは100㎜以上が観測されたりする。それはもう言葉ではとても表せない、とんでもないものだろう。
低気圧に囲まれ、地表と上空の温度差が大きく大気は不安定。突然どこかで積乱雲が出現・発達し、ゲリラ豪雨を降らせる。前もって予測するのが難しいとなればどうしようもない。
7月上旬は毎年のように大雨被害が出ているが、今年はいまのところ出ていない。しかし、油断は禁物。梅雨明けしたはずの今年は、いまだ大気は不安定なままだ。いつもなら梅雨の末期に大雨が降るので、時期を違えて降る可能性もある。
12日(火)頃は上空に強い寒気が流れ込み、大気の状態が不安定となる見込みらしいし、15日(金)から16日(土)にかけて朝鮮半島付近の前線が、日本海を東へ進んでくる。特に、前線が接近する日本海側では、強雨や雷雨などのおそれがあるため注意が必要とか。
この低気圧に覆われて不安定な気圧の中で、ちょっと不思議なことがある。記憶がまったく飛んでしまう初期の痴呆状態の(今年90歳になる)義母は、こういう天気の方が具合がいい感じがするのだ。まったく覚えていないはずなのに、断片的に覚えていたりする。また、普通なら食欲が低下したりするというのに、いつもよりよく食べる。
気圧が低いと空気が薄くなるし、下降気流で気温も下がり湿気も多くなる。低気圧だと頭が痛くなるとか体調が悪くなる人がいるというのはよく聞くが、その逆は聞いたことがない。娘であるカミさんもこの不思議を面白がっている。
まったく特異体質のサンプルみたいな人で、なんだかこっちの調子が狂ってしまう。
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* ウクライナ応援の思いを込めて、背景を国旗の色にしています。