♪ 対応の冷たきを知る寒露なりこころに風の吹き溜まりゆく
FUJITSUの一体型デスクトップ「FMVF60E3B」を昨年の12月に購入して使っている。
最近になって、無線キーボードの電源がおかしくなった。スイッチを入れると、数秒後に勝手に切れてしまう。何度やっても同じで、電池を交換しても変わらない。
キーボードの故障だ。保証期間内でもあるし、購入した「K'sデンキ」へ持って行って修理に出した。それが8月17日。
戻って来たという連絡が有ったのが一か月後の9月16日。
「修理の現場では症状が出ないと言っているんです」
そんな馬鹿な! 店頭でも症状は確認しているので、そんなことはあり得ない。
「PC本体も視てみないと分からないので、送ってほしい」と言ってるんですが・・。
PCの前だろうが別の場所だろうが、同じ症状が出るのは間違いないのだ。冗談じゃない!
2週間も3週間もPC無しではいられない。
「もう一度しっかり調べてもらってほしい。こういうことがなぜ起こるのか、徹底的に!」
在庫品で確認したくても無いし、すでに製造も終了しているという。まだ買って1年も経っていないのにだ。他店の在庫も調べてくれたが、どこにも無いらしい。代替品を交換というわけにもいかないようだ。
最近のパソコンは、機種の回転が速くてどこもそんなものらしい。
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FUJITSUは、どうもまともに修理などする気はなく、なんだかんだ言って引き延ばして最終的にこちらが諦めるのを待つ気でいるらしい。キーボードは下手をすると修理の現場などには行っておらず、担当者が機械的にこんな対応をしているのかも知れない。
頭に来たので、ゼッタイに引き下がらず再度調べてもらうことにした。それが9月18日だった。
それで昨日10月7日、「K'sデンキ」から電話があり、「本体を見ないと分からないとまた言って来てます」という。今度は、「キーボードは省電のために電源が切れるようになっているので、本体との通信がうまくいってないのかもしれないので本体が無いと調べられない」と言っているらしい。(今回は、症状が出ないなどとは言っていないらしい。)
「省電のために電源が切れるようになっている」ことを何故、最初に言わないのかと店の担当者も怒っている。修理する気など最初から無いのが見え見えで、不信感が高まるばかり。
こっちはなおさらのことで、怒り心頭でムカムカして来た。
小さい相手に対して取る、大手メーカーの卑劣で姑息なやり方。担当者はお客とメーカーの間に入ってオロオロするばかり。これ以上言っても「K'sデンキ」が困るだけだ。
これ以上言ってもただ時間がかかるだけだ。まったく政治家の手法そのものじゃないか。後になってから、「実は・・・」てなもの。根競べならまだいいが、バカを見るのはこっちだけだ。これでもう諦めることにした。腹が立つが、まんまとFUJITSUの思惑通りになっちまった。
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FUJITSUは、サポート・サービスのほとんどが有料になっている。毎日のように会員になれというメールが来る。そのしつこさはまるで華僑の商売を見るようだ。
NECは決してそんなことはなく、懇切丁寧に対応してくれる。それとは真逆の対応に、我々は情報を集めて自衛するしかない。
弱い者いじめの悪徳商法としか思えないやり方だ。こんなものに入る気はない。
富士通の事業内容
自治体、医療・教育機関、および民需分野のソリューション・SI、パッケージの開発から運用までの一貫したサービス提供。AIやクラウドサービス、ローカル5Gなどを活用したDXビジネスの推進。
これを見ても分かるように、PC部門は成り行き上やっているに過ぎない縮小部門なのだろう。
Wikipediaで調べてみるとやっぱり。
*2015年10月29日、2016年春、PC事業および携帯電話事業を、それぞれ100%子会社にすることを発表した。
*2015年12月、東芝、VAIOとの3社によるパソコン事業を統合する検討に入ったが、2016年4月に破談となった。
*2016年2月1日、PC事業を富士通クライアントコンピューティング株式会社に、携帯電話事業を富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社にそれぞれ分社化。富士通モバイルは、コネクテッドの子会社に変更された。
*2017年11月2日、富士通は富士通クライアントコンピューティングの株式の51%を中国のレノボが取得し、44%を富士通、5%を日本政策投資銀行が保有することで合意したと正式発表した。
工場は閉鎖せず、同じくレノボに買収されたNECと同様に富士通ブランド(FMV)を維持することになり、製品戦略でも人工知能の導入など独自性を維持するとした。
NECもレノボ傘下に入っているとは思わなかった。日本のPCはもう過去のもので、電子機器の普及品は下請けに成り下がっている。
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* ウクライナ応援の思いを込めて、背景を国旗の色にしています。