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2022.11.12
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カテゴリ:音楽

♪ 十五列の十六番にジャズ聴かん身体髪膚疼いて止まず


 今日は東海市芸術劇場で大西順子のコンサート。久し振りのジャズライブで、朝からそわそわしている。


左から 
大儀見元(パーカッション)、吉良創太(ドラムス)、大西順子(ピアノ)、井上陽介(ベース)

 ジャズファンなら知らない人はいないジャズピアニストの彼女。2012年夏に突然引退宣言をしている。
「引退するのは、音楽ビジネスが衰退する中で、プロとしての演奏の水準を維持していくのが難しくなってきたからです」
「自分が思うような仕上がりになければ、プロとして人前で演奏するわけにはいかない。ならば引退もありではないかと思った」

 アスリートと同様、ジャズピアニストも肉体やスキルを維持するには、フィットネスなど自分を磨く必要があり、CD売り上げの激減など音楽ビジネス全体が急速に収縮している中で、自分磨きにかける経費と収入のバランスが取れなくなっていたらしい。



 1967年4月16日、京都府城陽市生まれ東京育ち。89年にバークリー音楽大学卒業後、ニューヨークを拠点に活動を開始し、ベティ・カーター、ジョー・ヘンダーソン、ジャッキー・マクリーンら伝説のミュージシャンと共演を果たす。93年にデビュー・アルバム「WOW」を発表。翌年にはセカンド・アルバム「クルージン」が米ブルーノートより発売されたほか、名門ジャズクラブ「ヴィレッジヴァンガード」に日本人として初めて自己のグループで出演するなど輝かしいキャリアを築き、ジャズ・シーンを牽引。



 2012年夏、突然の引退宣言。
 クラシックの祭典「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」へ出演した際には、小澤征爾率いるオーケストラとの共演が大きな話題となった。
 2015年9月、「東京JAZZ」へ出演。日野皓正&ラリー・カールトン SUPER BAND のサポー ト・メンバーとして出演し、その圧倒的な存在感でシーンに復帰を飾る。
 2016年6月、菊地成孔プロデュースによるニューアルバム「Tea Times」をリリースし、完全復帰する。

 2020年7月には、セクステットプラス名義で3枚組ライヴ盤「Unity All」をリリース。初年度より作家・村上春樹の音楽イベント「MURAKAMI JAM」で音楽監督を務める。
 2021年6月にはプロデュースに徹した大編成のTHE ORCHESTRA「out of the DAWN」をリリース。カルテットとしては初アルバムとなる「Grand Voyage」を12月29日リリース。ピアノはもちろん、プロデューサー、作編曲も手掛ける音楽家・大西順子を提示し、圧倒的な存在感でファンを魅了している。


「井上 陽介」(ベース)
 1964年大阪生まれ。91年よりニューヨークを拠点に活動。日野皓正、ハンク・ジョーンズ、穐吉敏子等と共演する。98年にはハンク・ジョーンズ、ベン・ライリーとともにグレートジャズトリオのレコーディングに参加。デューイ・レッドマン、リー・コニッツ、サイラス・チェスナットなどと共演。
 日本では2006年まで辛島文雄トリオで7年活動。2004年には活動の拠点を日本に移し、2009年には渡辺香津美、川嶋哲郎らとレコーディング。現在、自己のグループでのライブ・作品リリースのほか、塩谷哲、渡辺香津美、大西順子らの各グループのメンバーとして活動。
 その他、TOKU、小沼ようすけ、小曽根真などのジャズミュージシャンとのセッションの他、絢香、佐藤竹善、Superfly、May J、JUJUなどポップスの数々のセッションに参加し日本のみならず海外でも精力的に活動。



「大儀見 元」(パーカッション)
 1963年生まれ、幼少期よりビートルズに心酔。84年オルケスタ・デ・ラ・ルス結成、89年NY進出、後にグラミー賞カリビアン音楽新人賞ノミネート、90年脱退。
 91年ティト・ニエベス・オーケストラにコンガ奏者として参加、95年帰国。
 97年SALSA SWINGOZA結成。日本のサルサシーンを牽引すると共に、以後、DREAMS COME TRUE、角松敏生、矢沢永吉、菊地成孔、葉加瀬太郎、絢香、フラメンコ曽根崎心中 等のコンサートツアー、レコーディングに参加。世界中で体得したリズムのエッセンスを消化アレンジして繰り出すグルーヴは、唯一無二である。



「吉良 創太」(ドラムス)
 1989年生まれ、高知県出身。東京音楽大学打楽器科を経て同大学院修士課程修了。大学院在籍中に給費奨学生に選ばれる。大学院在籍中に日本ジャズ界の巨匠、鈴木勲バンドへの加入で本格的なプロ活動を開始。
その後、山口真文(ts)、西尾健一(tp)をはじめ様々なバンド、ミュージシャンのもとで多くの経験を積む。2019年よりマイルスデイビスとの共演で知られる世界的ピアニスト、ケイ赤城トリオに参加。2020年からは大西順子カルテットに加えて全ての構成で参加。
 STUTS band Setのメンバーとしてフジロック2021に出演。


 市の補助があってのことだとしても、これが2,000円で鑑賞できるなんてウソみたい。ジャズファンは少ないし、ましてや地方都市とあっては、これ以上高い設定はできないのだろう。しかし、ソールドアウトはしていないらしい。

 引退前のライブを見守った指揮者の小澤征爾さんは「絶対続けなきゃだめだよ」と大西に何度も声を掛けていたそうだ。小澤征爾の猛烈な誘いがあって、2013年9月にクラシックの祭典「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」に一夜限りのライブ出演。
 小澤征爾さんの強い要望で表舞台に出る機会を得、日野皓正の誘いで「東京JAZZ」へ参加することとなり、2016年6月に菊地成孔のプロデュースによるニューアルバム「Tea Times」をリリースで完全復活を果たした彼女。

 一度この世界から消えていたことが、彼女の知名度にも影響しているでしょう。また、ジャズライブが激減しコロナが追い打ちをかけている状況の中で、ライブ活動をしていくのは大変なことだと思う。満席は無理としても是非、たくさんのお客が入ってほしいと切に願っている。

 YouTube-タモリのジャズ・スタジオ「BBC放送~伝説の名演奏」-に27歳の大西順子が出ている。93年にデビュー・アルバム「WOW」を発表。翌年にはセカンド・アルバム「クルージン」が米ブルーノートより発売されたころ、まさに絶頂期だ。
 1995年の夜8時にこんな番組が放映されていたという驚き。


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最終更新日  2022.11.14 19:11:18
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
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