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歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2023.05.17
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カテゴリ:懐かしいもの

♪ 日本の未来を担う万能のイネ一族の長を愛でらん


 今日、北日本から西日本の上空1500メートル付近に17℃から20℃と、平年より8℃から10℃くらい高い空気が流れ込み、5月とは思えない暑さとなりそう。
 全国的に夏日で、場所によっては30度を超える予想。また、山越えの気流によるフェーン現象の影響も加わり、関東の内陸部、前橋市では35度などというベラボーな気温に。もしそうなれば、1993年(5月13日)以来30年ぶりとか。



 高山では、最高32℃、最低9℃でその差23度。朝は真冬の服装、日中は真夏の服装。タケノコのように1枚ずつ脱いでいくことになる。

 熱中症にご用心。戸外での作業が多くなるこの時期、必ずと言っていいほど病院に運ばれる人が出る。普通通りと思って作業していたら・・。



 竹の子は何時から竹になるのかって? 筍の皮の全部を落とした時が、子どもから大人になるいわゆる「元服」だ。奈良時代以降、男子が成人になったことを示す儀式で、11~16歳の間に行われ、髪を結い、服を改める。現代は、成人が20歳から18歳になったが、昔はもっと早くに大人になった。


tenki.jpより

 1日に1mも伸びることがある筍。節それぞれに生長点があるのでこんな芸当が出来るわけだ。
 昔は筍の皮をいろんなものに有効利用していた。節と節の間が長い真竹が一番いいらしいがこだわることもない。通気性があって丈夫。しなやかで、折れたり切れたりすることがない。竹皮の裏はつるつるして、お肉など包んでもくっつかない。

 孟宗竹の皮は、表面に産毛状の毛が沢山あり、食品の包装には向いおらず、桂竹 真竹 班竹 石膏竹などがよく使われるらしい。

 

 蒸し器の下敷きにしたり、煮物料理の鍋底に敷いて魚や野菜の煮崩れを防いだり。セイロの代わりにして蒸したり。筍の皮の殺菌力を利用して、おにぎりを包んだり、肉屋では肉包んだりいろんなものを包んでいた。子どもは、梅干しを包んでチュウチュウ吸ったりもした。

 防腐作用や抗菌作用、保水、通気性が高い、消臭効果があるなど良いことずくめのエコ材料。使い終わったら、洗って干して繰り返し使うことができる。

 版画に使う「ばれん」も竹の皮で出来ている。絞り染めの「小帽子絞り」は元々この皮を使っていて「皮巻き絞り」と呼んでいた。

 ☆先人の知恵!エコな包装材「竹の皮」を作る(小泉武夫食マガジン)




onuma ucoさん

 コロナ禍以降、価値観も変わりつつある。「本来の良さを取り戻そう」という意識が高まっている。本物の良さを知り、その価値を見直す時代が来ていると思う。

 竹の価値は幅広く、材は無尽蔵と言ってもいい。日本中至る所に放置されていて、その価値が活かされずに眠っている。以前、竹のその奥深さ、如何に竹が万能な生物かを書いたことがあるので、そちらを覗いてみてください。
 竹はいいよう。使えるよう。最高の植物だよう。

 *農林水産省 始めよう竹のある暮らし
                「身近で不思議な竹の生態に迫る






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最終更新日  2023.05.18 06:10:54
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

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