♪ 新しい帰化植物が根を張りて華僑のごとく実を弾かせる
歴史民俗博物館の企画展で見たいものがあって出かけた。ついでに、ウォーキングを兼ねて横須賀港まで夕日を見に行った。5時少し前だった。
歩き始めて間もなく。そういえばあそこにあった見慣れない花の植物は、もしかしてアレじゃないか? 途中にある工業団地の金網フェンスに咲いていたのを撮ったことを思い出した。あの得体のしれない花の正体・・。
8月21日 この花であの種子はちょっと予想出来ない。
その場所へ来ると、やっぱり! 先日持ち帰ったあの珍しい実が、たくさんぶら下がっている。先日のは葉が完全に落ちてしまっていたが、ここのものはまだ青々としている。
10月8日のブログに書いた、キョウチクトウ科の蔓性多年草で、 米国東部および中部およびカナダ(オンタリオ州)が原産のキナンクム・レーベ。耕作地などの荒れた場所に生息しているというあれだ。
8月21日のとはまったく違う場所だ。何度も通っているところだが、こんなの見るのは初めてだ。暖かい地方の植物ならわかるが、北東部・中部やカナダ原産のものがどうして?
1か月もすれば蔓が枯れて、実が乾いて羽毛のついた種が飛び出すのだろう。その様子を見られるかもしれない。あちこちに種が落ちて、すごい勢いで繁殖するようになるのだろう。
根が広がると長さ12メートルまで成長し、特に農耕地では根絶が非常に困難という代物だそうだ。手が付けなくなるんじゃないか。
あちこちでものすごい勢いで繁殖して、在来種を脅かしている帰化植物が問題になっている。日本野鳥の会ならぬ、「日本植物の会」みたいなところに報告した方が良いんじゃないだろうか?
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夕陽が沈みそうになって、あわてて農地改革で整備された畑の中道を走る。最近はウォーキングにランニングを混ぜることにしているので、これ幸いとばかりに・・。だが、せいぜい走れるのは1キロぐらいのもの。
着いてみるとすでに太陽は無く、臨海工業地帯の間に鈴鹿の山山がシルエットを浮かび上がらせ、暗いオレンジ色の空が広がっていた。
ここには釣り人が必ずと言っていいくらいに居る。季節によってターゲットは違うのだろう。クロダイのフカセ釣りの人はおらず、やって来た人はどうやら投げ釣りをしているらしい。狙いは何んだろう?
暗くなってきた。向こうの堤防の上にも釣り人がいて、じっと竿先を眺めている。近寄って何が釣れるのか、「スズキですか?」と声を掛ける。「ウナギです」との返事。
夏はよく釣れたとかで、今でもまだ水温は高いので釣れるだろうと。夏は暑いし蚊が凄いので大変で、この時期はそれもない。釣りをするには最高の時期で、すぐ後ろまで車が入れて何かと便利な釣り場のようだ。
たまに「クロダイ」なんかも釣れるらしい。「スズキ」はブッコミでは釣れず、ルアーで狙っている人がたまに大物をゲットしているとか。
エサは何かと聞くと、「ドバミミズ」で途中で採ってくるとのこと。釣れれば自分で捌くが、奥さんも息子も食べないので近所に上げたりするらしい。
まだ明るいうちはダメで、暗くなってからが勝負らしい。
気候のいいこの時期、太公望よろしく竿先に付けたケミホタルを見つめて憂さを忘れてて過ごすのもいいかも。この日は常連3人が距離を置いて、竿を3~4本並べてウナギを狙っているらしい。
帰りがけにやって来た車が釣り道具を下ろしている。「ウナギですか?」とカマをかけてみると「コチ、コチだわ」と意外な返事。向こうにウナギの人がいますが・・。「ああ、あっちはウナギ」と、皆さんお互いに知っている同好の仲間のようだ。
6時前、名古屋オーシャンズの拠点のフットサルの練習コート。現在ランキング1位とあって、人気抜群のチーム。子どもたちがコーチについて熱心に練習していた。
トップチームの選手が日替わりで毎日、個サルも開催していて、夜も賑わっているようだ。
往復5キロほどの距離だったが、気候もいいし気持ちのいい1時間だった。スクワットをやっているお陰で、体が軽いし歩いてもあまり疲れないですむ。
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