♪ 生きものを食べるつもりで育ておるそを残酷と誰も言わない
知多市内で「トラウトサーモン」の陸上養殖がおこなわれていて、市場に出すようになっている。最近はふるさと納税の返礼品(燻製)にもなっている。
これは、東邦ガス(知多緑浜)の約マイナス160℃のLNG=液化天然ガスを海水で温めることで、液体を気体にする際に出る冷えた海水を利用して飼育しているもの。これまでは、その冷えた海水は海に捨てられていた。トラウトサーモンは一般的に20℃以上での飼育は難しく、13℃から15℃が適温とか。
2021年からニッスイと共同開発してきたもの。
現在は約9000匹を生産していて、年間の出荷量の目標を10トン以上としている。「知多クールサーモン」と命名されて市場に出るようになった。
約2キロ。丸々太って、脂はさっぱりしているとか。
今は、ユニー(APITA)が扱っていて、他には出回っていないようだ。
今年の5月から水揚げを開始し、6月中旬まで週2回出荷する予定としていた。
CBCニュース(クリックでYouTubeへ)
そして、知多市は北海道の業者に燻製加工を依頼し、新しい産物としてふるさ納税の返礼品にすることになった。
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「トラウトサーモン」とは、食べることを目的に養殖されたニジマスのこと。
*トラウト=一生を川で過ごすサケ科の魚
*サーモン=川で生まれて海で過ごすサケ科の魚
淡水に棲むニジマスではなく、海水を用いて養殖させているものを、トラウトサーモンと呼んでいるらしい。小売店などで販売するための商品名で、学術的にはトラウトサーモンという魚は存在しない。ややこしいねぇ。
☆ 南米のチリ、そして北欧のノルウェーで養殖されていて、カナダもトラウトサーモンの養殖が盛んとか。日本のスーパーなとで見かけるものは南米チリなどから輸入しているものが流通しているらしい。
チリ産のものが1キロ当たり1,000円前後、ノルウェー産のものなら、1キロ当たり2,000円程度で、ノルウェー産の方がやや高級な食材として扱われているとか。
国内では、青森県や広島県・福井県などを中心にの国内養殖が展開されているが、輸入品の値段の方が安いのが現状。しかし、輸入コストがかからずSDGSにとっても大いに貢献できるものだ。
知多のサーモンを是非、量産体制を整えて安く提供できるようにしてほしいものだ。
ウィスキーはできるわ、トラウトサーモンまで知多市で作られるようになったなんてねえ。知多市の知名度を上げ、活性化に向けて大いに盛り上げていってほしいものだ。
東邦ガスは、2016年に世界最大の巨大貯蔵タンクを完成させている。容量は22万キロリットルで、一般家庭の約33万世帯が1年間に使う都市ガスの量に当たる。知多緑浜工場では3基目のタンクとなり、工場全体の容量は計62万キロリットルに増えた。
容量の拡大によって、LNGの価格が安い時期にまとまった量を購入しやすくなった。
◆南浜ふ頭 知多LNG共同基地 7.5万キロリットル地上式(4基)
◆南浜ふ頭 知多エルエヌジー株式会社、8万キロリットル地上式(6基)、
16万キロリットル地下式(1基)
■南5区 東邦ガス株式会社 20万キロリットル地下式(2基)、
22万キロリットル地下式(1基)
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